抱腹絶倒!NY育児日記
ご存知!ハーレム日記ライター弘恵ベイリー、ハーレムからNY郊外へブラックとミックスの息子と双子の娘の育児奮闘中!
子供の成長に涙する親もいるアメリカの卒園式
そういえば、デニスの卒園式はもう終わった。

プリK(義務教育キンダーガーテン前)の卒園ってのに、
家族総動員で来ている人もいた。

アメリカ人ってのは、両親でドレスアップしても、していなくても
夫婦そろってくるのが当たりまえ。

ブルーミングデールズで美容部員やってるラーラのママは、
女優のジェニファー・コネリーみたいな美人。そして
いつもキレイなんだけど、さらに胸の開いたドレスで登場。

セレブですか?ってノリ。

隣の席には、夫婦はもちろん、
兄弟や祖父母や親戚までそろっている。

ここはもしかして結婚式会場ですか?

さて本題に入ろう。

マイクの前で号泣してしまった親の代表ニックのママ。
いつもお迎えには、お婆ちゃんが来ていたのだが。

なんでニックママは泣いているのだ?と私はその場で
目が点だった。

後から、友人葉ちゃんと話していると、

「娘のプリKの卒業式でも泣いてる人がたくさんいたのよ。
私は、あの自分の子の成長に泣いてしまうってのが
わからないんだけど」

えぇ〜〜〜っ!と驚いた私。

葉ちゃんの言葉を聞くまで、ニックママが泣いていた理由が
わからなかったのである。

なんて親だ私って。

「そうだったのだ。ニックママは、ニックの成長を喜んでいたのだ。
今の今までわからなかったよ」

たしかにニックといえば、スピーチセラピーなどへ通ったりして
ママがいつも本気で言葉の発達を心配していたことがあった。

私の場合、デニスの言葉の発達をドクターに言われた
スピーチセラピーを勧められた時にも、

「バイリンガルだから遅れて当然だし、
そのうちどっちも喋れるようになるから」なんてのんきだった。

子供の成長を喜ぶってったって、
子供は自から育って当たり前って思っている。

はやく一人前な大人にならないかな、
なんて先走りしているし。

うまくいけば、彼らが大人になった後も、
たいした母親業もやっていない
私の事を大事に思ってくれたりなんかして・・・。

デニスが万が一金持ちになってくれればポルシェ買ってもらおうって、
ほのかに期待していたり。
どこまでも、がめつい親なのだ。

ただし、卒業式にいただいた
「将来何になりたい?」って問いが書かれた厚紙。

デニスは、

Mailman(郵便配達人)

と答えていた。

こりゃポルシェどころか、
中古のカローラも買ってもらえそうにないや。

sotsuen
写真は他の子たちのプライバシー保護のためボカシてます。

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パパが一人でも子供のバースデーに参加するのは当たり前なアメリカ
すでにイライラが絶頂へ。
まだ夏休みが始まったばかりだというのに、どうなるのだ。

なにがイライラするかって、
レイが子供たちと一緒にどこへも行かないことだ。

週末も人ごみぎらいなレイは家にいてばかり。
イベントごとへ行くのなら、
私一人で子供3人をつれて行かなきゃならない。

アメリカ人のパパって、パパの方がやる気満々で
どこにでも行ったりするのに。

・・・かなり愚痴ってます。

ママがいなけりゃー、一人で子供をつれて
誕生日パーティーとかにも参加したりするパパさえいるのだ。

この間は、デニスの友人スティービーのパパが
やはりクラスメートのバースデーに来ていて、
プールに一緒に入って子供たちと遊んであげていた。

「クリスティーン(妻)は、学生時代の友人らとシカゴに行ってるんだ」と
言っていた。

レイだったら、
「弘恵がいないんだったら、バースデーをキャンセルしろ!」の
一言で終わりだな。

日本のパパも近頃は、よく子育てを手伝うって
聞くけど、さすがにママのいない時に、
誕生日会に参加するパパはいないと思う。

アメリカでは、これってごく普通にやっているパパが多い。

でも振り返ってみても、家の父(昭和10年代生まれ)が
子供の頃に誕生日会に参加している図って
ちょっと酷いっす。

レイは日本の昭和の父タイプということで、
アメリカ的ファミリーパパと比較するのは、
やめようっと。

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子供たちだけで遊ばせられないアメリカは憂鬱
お隣の子デービッド4歳が、子供たちが庭で遊んでいると、
一人で庭へやってきて遊んだ。

まぁ〜、日本の子供とかってこんな感じだけど、

ここはアメリカ。

子供に何かあった時は大人の責任になるので、
大事なのだ。

最初は、ウラの庭がつながってるから
子供が行き来できていいなんて母親同士で言ってたのだけど。
やっぱ塀がないとダメだなーと痛感。

だって、デービッドのマミーなかなか来ないし〜。

いつ来るか、いつ来るかと待てども
いつまでも来ない。

すでに1時間以上経過。

私の母が庭の手入れを終え、
「さぁ〜皆、中へ入って」と子供たちを移動させていた。

ら、

デービッドも中へ入ってきてるじゃないか。

「マミーはOKしたの?」と聞いたら、
「行ってきていいってマミーが言ったの」と答える。

それにしても、図々しすぎるのではないか?
4歳の子供を放置。

まだ一度きりしか会ったことのない家族だよ。

うぅ〜〜〜む。

「マミーが一緒の時に遊びにきてね」と言って、
靴をはかせてバイバイさせた。

やっぱ〜これじゃー私の身が持たない。

3人の育児だけでも大変だっつ〜のに、
知らない子の世話までできません。

昔の日本の母親は、ごっそり子供たちが遊びに来て、
子供たちを遊ばせていたものだけど。

現代の母って、私ももちろん
キャパがないのだな〜って気がした。

それに昔の日本は、安全だったし。

あと、弁解なんだが。

いくらなんでも、4歳って小さすぎだよね。
放置するのには。

特に腹立たしかったのは、うちの子供たちにも触らないでって
言ってた庭の水とかをデービッドが勝手にまいたことだ。

私の母が注意したのに、聞かなかったらしい。

この子は、まったく人の言うことを聞かず、
実の母親も手を焼いている子だ。

そんな子を
母親なしで預かるなんて、不可能だぜまったく。

早く塀でふさがなければ・・・。

アポなしのプレイデートなんて、アメリカでは
あり得ません。

<弘恵ベイリーからのお知らせ>

私がインタビューさせていただいた
演劇プロデューサー仙石紀子さんの記事「35歳だった」が
今週号のNYジャピオンに掲載されます。

是非、日系スーパーやレストランなどで入手されてください。

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新居の大掃除なんてアメリカならでは
工事が終わって新居の大掃除。

拭いても拭いても、汚れちまって白い床。

なんど拭いても白い粉がふく。

「ある程度で妥協しないと完璧にキレイにするのは無理よ。
カーペット入れるんだからいいじゃない?」と、掃除を手伝ってくれていた
レイのマム。

マムは、手際よく掃除機をかけてくれて、
キッチンを完璧に掃除。

窓拭きまで終わらせた。

私はモタモタと、床を手で拭いたり、
トイレも真っ黒だったのでキレイにピカピカに磨いた。

いやはや水洗便所というものが一般化されてからというもの、
こんなに真っ黒なトイレを見たのは、初めてだ。

それくらい汚れていた。

睡眠時、トイレに行きたくても目が覚めないとき、
汚物で汚れていたり、ドロドロに汚くて使用不可能なトイレが
夢に出てくるが、まさにそんなノリ。

日本だったら家を買ったといえば、
たいてい新築の家に住むから、きっとこんな
大掃除はあり得ないんだろうなぁ〜。

掃除も終わって、明日はいよいよカーペットがくる。
ようやく、住居らしくなるぞ。

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アメリカの病院は早期退院させられるから大変だ
コネチカットに住む叔母ジャネットの家へ行ってきた。
手術をうけた後の、お見舞いである。

ジャネットは顔が前から痩せていたが、
さらに大きな目がギョロギョロするくらい細くなっていた。

抜糸はしているものの、歩くのもままならない。
まだまだ日本だったら、入院生活させられている状態なのに、
アメリカって退院が早いのだ。

そういえば、妊婦でも2泊3日だものなぁ〜。

ちなみに私は双子を出産した際に、夜中に産んで
次の日一日いただけで退院させてもらった。

NYU(NY大学)の産科病棟は、ガタガタと看護婦さんが行ったりきたり、
いつも騒々しくて、
病院にいるとゆっくりできないのだ。

ベイビーをあっちにこっちに移動させるから
当たり前なんだけど。

だからアメリカだと、介護してくれる人がいるのなら、
早期退院して自宅で静養するほうがよいと思う。

ジャネットは一人暮らしな上、自分では
ほとんど家事ができないらしい。

食事もオートミールをちょっとだけ食べる程度だというから、
まだまだ病人である。

近所の人や介護の人たちが、
代わる代わるやってきてヘルプしてくれている。

買い物やゴミだしなど。

掃除もできないので、
私が掃除機でバキューム。

キッチンはマムが片付けていた。

病気をしたら、一人暮らしって本当に
大変だなーと痛感した。

日本にいる肉親が不自由したときには、私はこうやって
手伝ってあげることができるのだろうか?
とも思った。

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アメリカンのママが育児に余裕あるのは部屋が広いせい?
スティービーの家にてプレイデート。

午後から学校なので、午前中に集まった。

クリスティーンがブルーベリーのマフィンまで
焼いてくれていた。
うまい!

ストロベリーにブドウもテーブルにのっている。
なんて豪華なプレイデートだ。

その上、お友達のマックはソイミルクもダメってくらい
極度なアレルギーなので、ママの
バーバラはライスクラッカーみたいなのを手作りで持参。

ポンポン菓子を水飴で固めたみたいなやつ。
手作りできるって知らなかった。

「最近、ある種類のマーガリンだけはマックが食べても
OKだってわかったの。

だからマック、このお菓子食べれるのよ。
バターと卵は使ってないの」

なるほど。
アレルギーの子をもつママって大変だな。
でも、そんなの苦にもしてない雰囲気でバーバラは明るい。

男の子二人いるのに、愚痴一つこぼさない。

「ほらほら、靴をはいて。
偉いわね〜、ちゃんとお座りできるのね」
なんて、誉めてあげてる、余裕あるな。

私なんて、
「こりゃーっ、デニス
靴下はきなさい」と靴下を放り投げ。

靴の奪い合いをしているエリカとアヤに、

「アヤちゃん、その黒い靴は
エリカが履いて来たのだから
あなたは、こっちのピンクの靴でしょ。

喧嘩しないのぉ。そらそらどいたどいた」

とピンクの靴を取ろうとしたらマックの弟に、
ぶつかってるし。

嵐のように、立ち去った私たち。

アメリカのママたちって、どうしてこんなに
余裕があるんだろ。

余裕ある理由の一つには、
きっとお家が広いこと。

スティービーの家なんて、
リビングとダイニングはもちろん、キッチンも広くて
バックヤードには白いベンチとテーブル。

子供部屋は、それぞれ二人の子供用があって、
夫婦のベッドルーム。

バスルームは、二つ半。

地下にはランドリーと、プレイエリア。

これなら安らげるのも当然。

早く新しい家に
引っ越したいな。

って一軒家たって狭いから、
子供たちのそれぞれの部屋なんてないけどさ。

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歯医者でも子供のアメリカンな態度って?
デニスの奥歯が虫歯になったので、
歯医者へ連れて行った。

歯科医はなぜかコリアンかジューイッシュが多い。

私たちの歯科医もコリアンだ。
ヨンさまみたいな男前じゃないので、
4(ヨンさま)までいかない3(サンちゃん)ってことにしておこう。

体格のよいデニスも、大人用のイスに横たわると
さすがに小さく見える。

「大丈夫だよ。これでちょっと歯をクリーンにするだけだから」
とても丁寧にドリルや唾液を吸いだす機械の説明をはじめる
サンちゃん。

デニスは、しばらく泣かずにがんばった。

思った以上に虫歯が深かったようで、グイグイと掘っていく。

歯医者って土建屋みたいなものだと
友人ニャンコ先生が前に言ったことあるけど、
たしかにドリルは小さいけどやってることは同じ。

がまんしていたデニスが途中で、何か言いたげだった。

「どうしたの?」とドリルをとめてサンちゃんが聞くと、

「気持ちが悪いから、やめてくれないか?」と、ストレートなお願い。

さすがアメリカンな子供。

私が小さい頃には、歯医者で痛いけど涙をためて
とにかくがまんしていたと思う。
それでも、あまりに痛かったら「泣く」という表現しかできなかった。

恐れ多くも歯医者のサンちゃんに文句言うなんて、
めっそうもない。

お奉行さま「遠山の金さん」に
「面をあげ!」って言われる前から
面をあげてしまってるようなものよ。

もっと痛い目にあわされるぜ。

デニスはさらに、
「はやく帰りたい」と告げた。

たしかに、ワシも早く帰りたい。
サンちゃんもそう思ってると思うよ。

「あと20数えたら終わるから」とサンちゃん。

ゆっくり数えながらドリルを進める。

本当に20数えて終わらせた。

って時間がかかりそうになったら、ゆっくり数えてたけど・・・。

デニスは結局、最後まで泣かなかった。
「よくがんばったね」とサンちゃんがほめると、
デニスはちょっと誇らしげだった。

「虫歯になるからキャンディーは与えるな」とレイに
念をおされていたが。

歯医者でがんばった
ご褒美にグミキャンディーを買ってあげた。

「ダディーには秘密だからね」とデニスに約束させた。

レイが昼寝している間に、子供たち3人でグミを食べた。

詰物が取れなきゃいいけど。

歯の治療って私たちの時代とちがってアッという間に終わる。
デニスの奥歯には銀色の詰物じゃなく
白い詰物。

これなら見た目も美しくていいね。

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不動産の弁護士もインスペクターも口コミ優先のアメリカ
買う予定にしている家に
インスペクターが入った。インスペクターっていうのは、いろいろと家の欠陥
などをチェックする人である。

インスペクションすることは、

アメリカでは中古住宅を購入することが多いから、
その品質や欠陥をプロに見てもらうというもの。

アメリカの不動産会社の7割が利用しているという。
ただし、これは自然発生的に起きたものなので
特にライセンスなどはないそうだ。

インスペクター協会ASHIというものもある。

日本は家を持つといえば、
新しく建てることが多いから、こうした分野がおくれているようだ。

そろそろ日本も新築で無駄に建材を使うより、中古住宅に
住むよう努力をしていくべきかもしれない。

さて、そのインスペクターのレポートによると、
Termites(シロアリ)がいた痕跡があるという。

誰かが「シロアリがいたら致命的だ」なんて、言ってたけど。

そんなにダメージがないから大丈夫らしい。

デニスのクラスマザーたちと話していたら、
「家もシロアリがいたことがあったみたいなの。
でも今は、業者にたのんで定期的に薬品をまいてもらっているわ」

と言っていた。

♪シロアリ退治の三洋消毒♪(現サニックス)みたいなものか。

アメリカだとどこが大手なんだろ?

日本には日本しろあり対策協会も存在するようだ。

アメリカだと親戚や友人の口コミで業者を紹介してもらうことが多い。

弁護士でも大工でも何でも、口コミを一番大切にする。

「この辺のジャマイカンは、この弁護士に皆お願いしてるの」と、レイの
マムが言っていた。

「ってことは、彼はジャマイカンなの?」
「ジャマイカンがジャマイカンを信用するわけないでしょ」
「へっ?そうなの?」
「ジューイッシュよジューイッシュ」
「なるほど・・・」

日本人だったら、日本人を信用するけどな。真面目だし。

「私たちが私たちの国民性を一番知っているのよ」
とマム。

たしかに、日本人の国民性を一番知っているのは日本人。
だから私は日本人を信用する。

管理者がいなくても、しっかり仕事を真面目にこなす国民性。
妥協を許さない。

チームワークもばっちり。
納期にもおくれない。おくれそうなら残業してでも間にあわせる。

ではジャマイカンは?

ってマムの言うとおりに、ジャマイカンについて書いてしまうと、
人種否定することになるので
ここには書けませんぜ。

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アメリカ人ママも食の安全性に関して敏感になってきている
プレイデートでいつものように道を間違えた。
ドリューのママ、エリーが小さな池が近くにあるって言ってたのに、
大きな池のほとりに豪邸がつらなる。

Purchaseってところまで行ってたようだ。

40分ほどおくれて到着。間違わなければ、
マップクエストどおり、家から3分ほどだった。

スティービーのママクリスティーンと、
マックのママ、バーバラもそれぞれ兄弟をつれてきていた。

デニスたちが参加すると、もはやプレイデートも
盛り上がりが頂点へ達し、仲良くあそんだり、喧嘩したり、ジャンプしたり。

階段を駆け上がり、駆け下り。

小さな池を見下ろすエリー宅は、ステキだ。
夏になると、ゆっくり池をながめながら
くつろぐのだろうって雰囲気。

横になれるデッキチェアが眺めのいい位置に置いてある。
夏には池がビーチのような雰囲気でにぎわうのだとか。

キッチンも、HGTV(ホームガーデンTV)に出てくるような
緑の大理石のカウンター。

側面にガスレンジがあるんじゃなく、中央のテーブルについてる
ところなんかがお洒落!

ダイニングとの間にも、その大理石のカウンターがあって
壁がないので、とても広い空間。

キャビネットもダークブラウン。
センスがよいのだ!

「この食器棚ステキねぇ〜」とバーバラが玄関近くに
絵皿を飾っているものを指差す。

「それね、近所の人が捨てたものを拾ってきたの。
主人は嫌がったのだけど、私がどうしてもってお願いして」
「ほんとに〜〜〜?」

一同唖然。

こんな高価な家具を捨てる近所の人がワシも
欲しい。

どこから見ても高級品で、傷一つない新品同様。

郊外の家は子供のプレイルームが地下に必ずあるけど、
ここも同様。ドリューとその兄が電車好きらしく、
リモコンの電車から、トーマスのレールまでそろっている。

天井には、丸い電灯の周りを囲むように、
同心円が描かれており
水星や金星や地球などが線上に乗っていた。

「中心の電灯が太陽なのね。クールだわ」とバーバラ。

どんなことをママたちが話していたのかといえば、
もっぱらマックのアレルギーの話。

マックは、卵、ミルク、ナッツに大豆さえ無理な極度のアレルギーなのだとか。

少しでも肌に触れるとかぶれたり、
食べてしまうとアナフィラキーショックを起こすという。

見た感じは、普通なのに
アレルギーって大変だ。

「私の友人の娘さんもアレルギーで
バースデーケーキに、ホールフーズで卵と乳製品ぬきの
ものを作ってもらって。ピンクのお花とかクリームで作ってあって。

見た目はかわいいし、味も悪くなかったわよ」と言ったら、
「知らなかった。今度ためしてみるわ」とバーバラ。

エリーは、かなりオーガニックにこだわっているようで、

日本では、私が小学生の頃から
安全な食品を求め、母たちが
ご近所の人たちで集まって生協の食品を買ったりしていたが、

近頃はアメリカでもそれがブームになってきているらしい。

「私たちもグループで安全な食品を買おうって相談しているの」と
話していた。

アメリカも、レンジでチン商品ばかり食べている時代は終わっていて
かなり食に気を使うママが増えている。

ちなみにクリスティーンは、いつも
プチトマトやフルーツをプレイデートに持参する。
ヘルシーだ。

でも、そのわりに、いつも彼女の片手には
缶ダイエットペプシ。

アメとムチか?

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誰にも想像できなかったブラックの女性ジャッジ
昨日のブログに書いたように、
信号無視のチケットのためコートへ。

せっかくコートへ行くんだから、記念撮影でもしてこようと
デジカメ持ってった(日本人っぽいなぁ〜)ら、すぐに没収された。
当たり前か・・・。

同じようなチケットを切られた人たちが並ぶ
コートの入口で待つこと20分。

ようやく受付みたいな場所で警察と話す。

「それで、どうしました?」と警察が聞くので、
「私は青で交差点に入ったのに、前の車がトロくて
途中で赤になってしまったんです」

「今ここでペナルティーを支払えば、それで済むのですが。
信号無視は駐車違反と同じでライセンスの点数には、影響しませんが、
ご存知ですか?」

こいつ、どこかで見た警官だ?と思っていたら、
チケットを切った本人だった。

「いえ、コートへ行きます」

ジャッジに会う前から罪を認めて、チケットを清算して帰る人も
いるようだ。

レイのマムから、
「ジャッジは警察の味方なんだから
訴えても無駄な時間をつぶすだけよ」

と聞いてはいたのだが。

ジャッジの判定をどうしても聞きたかった。

セキュリティーゲートを抜けて、コートルームへ。
さっき列に並んでいた人の8割がここで待たされていた。

20分ほどまた待たされた。

隣の女性はイライラして、出たり入ったり
管理している警官に「まだかしら?このあと約束があるんだけど」と
聞いていた。

「もうしばらくお待ちください」とニコヤカに笑った。

この警官は偉そうじゃなく、人あたりがよい。

みんなのイライラを沈めてくれる。

前のラテン系の男性も、野良犬のように、ノソノソと
歩き回りはじめた。

ジャッジが入室。

ブラックの女性だったせいか、白人たちの反応が
「おぉ〜〜〜っ」って感じだった。

ブラックのオヤジと若い兄ちゃんは、
「ラッキー」って感じ。

私は女性のジャッジってことはわかってたのだけど、
ジャッジジュディーみたいな人を想像してたので
ジャマイカの亡き伯母ノーマみたいな風貌の彼女に驚いた。

そして彼女が席につくなり
いきなり、一同が立ち上がった。

さっきの人のよさそうな警官が、ジャッジに敬礼!
みたいなことを言ったのだ。

「なんで皆を立ち上がらせてるの?
余計なことをするんじゃないわよ」

きっぱり言い放ったジャッジ。

すぐさま一同を座らせ、てきぱきと処理を始めた。
一人ずつ名前を呼んで、彼女の前に立たせる。

早口だけど、彼女の言葉は、一言一句聞き取りやすい。
ものすごく明瞭だ。

「あなたは、見た顔ね」とブラックのお兄ちゃんに言っていた。

「何歳?」
「18歳です」
「また何かやらかしたの?」
「はい。信号無視で」
「どこの学校へ行ってるの?今日はお休みとってきたの?」

「xxxxハイスクールです。休みをとってきました」

結局、彼は有罪だった。

次に、
この人がジャッジか?って雰囲気のスーツを着た
白髪の白人男性が二人。立ち上がった。

一人は弁護士らしかった。
交通違反に弁護士まで連れてくるとは、さすが金持ち・・・。

彼は有罪。

後から出てきた白人女性も二人連れ。
一人は妹で、弁護士だという。

「弁護士っていっても不動産関係なんです」と言っていた。

貫禄あるジャッジは、彼女にどこで働いてるの?などと
世間話まで始めた。

それでも有罪。

ブラックのおじいちゃんが出てきた。

「あら、あなたも見た顔ね」

「私はホンダの車を二台持ってるんだけど、間違った通知が
送られてきたんだ」

「わかったわ。これは警察の手違いね。チケットは取り消されます。
窓口で取り消しの証明をもらって帰ってね。

あなたきっとホンダに貢献してるし
アプライすれば、きっと働かせてもらえるわよ」

と(日本語だと伝わらないけど)軽くジョークを交えていた。
会場(いやコート)が、わっはっはと笑い声でなごむ。

イライラしていたさっきの女性が呼ばれた。

「私でなく、チケットを切られたのは娘なんですけど」
「近頃の子供は、なんでもマミーマミーって、マミーに任せるのね。
そんなことでいいのかしら?ちょっと甘やかしすぎじゃないの」

「どうしても彼女がいなければならない仕事があったもので」と弁解する女性。

「私はもうすぐ誕生日なんだけど、私が休みだからって
私がジャッジやる代わりに私の娘がここに座ることができるかしら?
あなたがやっているのは、そういうことよ」

なんだか人生まで諭すジャッジ。

セーターに番号が書いている男性が出てきた。

「あなたのセーターに番号が書いてるけど、
40,50?まるで私の誕生日みたいね。
15も書いてある。合計すれば、あなたが支払う額と同じじゃない」

またまた冗談キツイよジャッジ。

私の番がやってきた。

「あなたは日本人ね」
「はい」
「こんにちは、わかりますか?ありがとう」

日本語をいきなり使おうとするジャッジ。

まったく、いつも公の施設に行けばこうなのだ。

日本語をちょっと知ってると、使おうとする
アメリカ人。

日本人もハローとかサンキューってすぐに言うから同じか。

でも圧倒的に日本語知ってるアメリカ人の方が少ないわけで、
ジャッジはすごいのかも。

同じように状況を説明した。

「どうして後ろに警察がいなかったのに、私が
信号無視して赤で進んだなんて証明できるの?」

「警察は、あなたの後ろからも信号が見える位置に
控えていたのよ。
そういう風に追跡するから。では、有罪を認めますか?」

「はい」

これ以上、コートへ来るのも面倒だし、どうせ有罪なわけで
しおらしく退散。

125ドルも取られた。

大統領選挙も女性か黒人かで盛り上がっているけど、きっと
黒人女性が大統領になる日も近いのだろうな。

アジア系は、まだまだ先か・・・。

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