Archive | 2014年11月
オフィスの福岡県人女子らとランチにラーメンを食べにいった。
鳥に人と書いて、とっとと読ませるラーメンやがあるのだけど、
かなりの人気。
いまやNYで
一風堂を知らずしてラーメンを語るなかれの
一風堂と肩をならべるほどの勢い。
ミッドタウンのイーストサイドにも店ができたのだけど、
すでに行列。
サンクスギビングの次の日で街は人が少ないはずなのに、それでも行列が
できていた。
そしてここで流れる音楽がロックでまた渋い!
ロフトみたいなつくりの内装もお洒落。ポップな絵や、チョークで黒板に書かれたグラフィティーみたいな
鳥の絵もセンスある。
ラーメンは鳥のスープで、豚骨じゃないからか、臭みがまったくない。
それなのにこってりしていて、美味しい。
ネギだけでなく、
玉ねぎが刻んで入ってるのも魅力。
思わずスープを飲み干してしまった。
音楽に内装に肝心の料理までうまいのだから、そりゃー若者に人気になるはずだ。
しかしランチでチップも入れて15ドル。それがNYラーメンの値段っていうのには、
いまだに納得がいかないけどさぁ~。
http://tottoramen.com/
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鳥に人と書いて、とっとと読ませるラーメンやがあるのだけど、
かなりの人気。
いまやNYで
一風堂を知らずしてラーメンを語るなかれの
一風堂と肩をならべるほどの勢い。
ミッドタウンのイーストサイドにも店ができたのだけど、
すでに行列。
サンクスギビングの次の日で街は人が少ないはずなのに、それでも行列が
できていた。
そしてここで流れる音楽がロックでまた渋い!
ロフトみたいなつくりの内装もお洒落。ポップな絵や、チョークで黒板に書かれたグラフィティーみたいな
鳥の絵もセンスある。
ラーメンは鳥のスープで、豚骨じゃないからか、臭みがまったくない。
それなのにこってりしていて、美味しい。
ネギだけでなく、
玉ねぎが刻んで入ってるのも魅力。
思わずスープを飲み干してしまった。
音楽に内装に肝心の料理までうまいのだから、そりゃー若者に人気になるはずだ。
しかしランチでチップも入れて15ドル。それがNYラーメンの値段っていうのには、
いまだに納得がいかないけどさぁ~。
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サンクスギビングでレイの実家へ。
もはや実家へ行くのが当たり前なサンクスギビング。
3時からダッドが「アーリーバードでバーをオープンする」って言ってたけど、
さすがに私だけ3時から酒を飲みに行けなかった。
いろいろと子供たちがいると忙しいものだ。
4時から集まってダッドとパーティー。あれ?あんなに「3時から」って
言ってたはずのダッドが。。。氷だけ用意していなくなった。
別の部屋へ行ってみると、ウィンデックスをつけて
ガラスを磨いていた。
ダッドがバーで
「氷を取ってくれ」って言ったので、裏庭のバルコニーに出しておいた氷をとるときに
私が「ちょっと寒いね」って言ったのが悪かった。
バルコニーとの仕切りのドアが網戸だったのをガラス戸へ戻そうとしているらしい。
あの一言で???って思ったけど。思い込んだら初めてしまうのが
ジャマイカンスピリッツらしい。
大きな扉に取り付けるようガラスを2枚磨いていた。
レイと弟のデービッド家族が到着してからも、頑固なガラス職人のように
一人、ガラスを磨き続けていた。
レイとデービッドが磨かれたガラスを取り付けて完成。
ほとんど5時が近づいていた。
食事の準備も整ったところで、レイのダッドとマムのお友達アウント・イーダが
神への誓いを唱えはじめた。
「ダメダメ」とダッドが制する。
たしかにいつもは、これってダッドの実姉アウント・ドロシーがやるのが恒例なのである。
私もドロシーがやらずして誰がやる?って思っているのだけど、
さすがダッドもそこは外さないらしい。
これってちょっとたとえが真逆だけど、日本では喪主を誰がやるのか?とかってのと同じくらい
重要なポジションなのだ。
日本だとそういう宗教の儀式で誰かがアナウンスするって儀式は、
結婚式と葬式くらいのもの。
アウント・ドロシーのいつもの神様に感謝する言葉が流暢に唱えられた。
サンクスギビングとクリスマスの食事の前にドロシーの言葉は欠かせない。
紅白に北島三郎がなきあと、誰がとりをやるのか心配なくらいに
これがないと不安である。
今年の紅白のとりは誰だっけか?
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もはや実家へ行くのが当たり前なサンクスギビング。
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さすがに私だけ3時から酒を飲みに行けなかった。
いろいろと子供たちがいると忙しいものだ。
4時から集まってダッドとパーティー。あれ?あんなに「3時から」って
言ってたはずのダッドが。。。氷だけ用意していなくなった。
別の部屋へ行ってみると、ウィンデックスをつけて
ガラスを磨いていた。
ダッドがバーで
「氷を取ってくれ」って言ったので、裏庭のバルコニーに出しておいた氷をとるときに
私が「ちょっと寒いね」って言ったのが悪かった。
バルコニーとの仕切りのドアが網戸だったのをガラス戸へ戻そうとしているらしい。
あの一言で???って思ったけど。思い込んだら初めてしまうのが
ジャマイカンスピリッツらしい。
大きな扉に取り付けるようガラスを2枚磨いていた。
レイと弟のデービッド家族が到着してからも、頑固なガラス職人のように
一人、ガラスを磨き続けていた。
レイとデービッドが磨かれたガラスを取り付けて完成。
ほとんど5時が近づいていた。
食事の準備も整ったところで、レイのダッドとマムのお友達アウント・イーダが
神への誓いを唱えはじめた。
「ダメダメ」とダッドが制する。
たしかにいつもは、これってダッドの実姉アウント・ドロシーがやるのが恒例なのである。
私もドロシーがやらずして誰がやる?って思っているのだけど、
さすがダッドもそこは外さないらしい。
これってちょっとたとえが真逆だけど、日本では喪主を誰がやるのか?とかってのと同じくらい
重要なポジションなのだ。
日本だとそういう宗教の儀式で誰かがアナウンスするって儀式は、
結婚式と葬式くらいのもの。
アウント・ドロシーのいつもの神様に感謝する言葉が流暢に唱えられた。
サンクスギビングとクリスマスの食事の前にドロシーの言葉は欠かせない。
紅白に北島三郎がなきあと、誰がとりをやるのか心配なくらいに
これがないと不安である。
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デニスがある時、一緒に何かを読んでいたらStatusを「スターテス」と言った。
「え?何。ステータスでしょ」と私。
「スターテスだよ」とデニス。
発音を調べてもステータスって言うし。アメリカの学校に通ってるデニスが間違えてる
わけないし。レイは時差でまだ寝てばかりで質問できなかった。
今日、会社でアメリカ人のマネージャー、マッキー(仮名)に聞いてみた。
「ステータスでもスターテスでも正解だよ。スターテスはニューヨークのアクセントなんだ」
そういえば、会議のときにも誰かがスターテスって言っていた。
これまで意識して聞いてなかったからか、わからなかった。
ニューヨークのアクセントは地域によっても違う。
Fred Armisenが特徴をとらえている。ブロンクスの人たちってたしかに力強いしゃべり方をする。
ラッパーもブロンクス出身が多い。
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「スターテスだよ」とデニス。
発音を調べてもステータスって言うし。アメリカの学校に通ってるデニスが間違えてる
わけないし。レイは時差でまだ寝てばかりで質問できなかった。
今日、会社でアメリカ人のマネージャー、マッキー(仮名)に聞いてみた。
「ステータスでもスターテスでも正解だよ。スターテスはニューヨークのアクセントなんだ」
そういえば、会議のときにも誰かがスターテスって言っていた。
これまで意識して聞いてなかったからか、わからなかった。
ニューヨークのアクセントは地域によっても違う。
Fred Armisenが特徴をとらえている。ブロンクスの人たちってたしかに力強いしゃべり方をする。
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早めだがクリスマスツリーを出した。
子供たちが早く飾りたいというからだ。
「面倒くさいんだけど」と私が言うと、
「飾りつけは僕らがやるから大丈夫だよ」とデニス。
二階から重たいツリーをデニスが抱えてきた。
去年は私と二人で抱えたけど、もう一人で十分に抱えられるようになっている。
男の子の成長ってスゴイ。
その間も、レイは出張の時差ボケで寝ていた。
もうこの偽物ツリーも4年目になるからか
ライトがほとんど点灯しない。
仕方ないので、すべてのライトを取り替えることにした。
ライトはめちゃくちゃ枝に細かく絡めてあってなかなかケーブルがとれない。
ケーブルをカットしながらやるけど、それでも大変だった。
レイにも応援を頼んだが、何本かやっただけでまたねぐらへ。
「みんなで頑張ろう」とデニスがリーダーになって続けた。
私も途中でくじけそうになった。
なんといっても枝がカサカサと手に刺さって、うっすらとひっかき傷みたいになるのだ。
「これだけはずせば、終わるから」と、デニスがエリカやアヤを励ます。
デニスは休まずにケーブルをはずし続けた。
私も「えぇ~まだそっちにも枝に巻き付いているの」とグチグチ言いながら続ける。
デニスが「お母さん、文句言わないで続けようよ」と言うけど、
「文句言うのもストレス解消だからさぁ~。でもあともう少しだからがんばろう。きっとこれが
終れば、みんなで達成感を一緒に味わえるから」と私。
「そうだね」と子供たち。
「お父さんも一緒に達成感を味わえたのにね。もっと手伝っていれば。でも
出張からもどったばかりで疲れているから仕方ないね」とデニス。
4人と半がかりで2時間近くかかった。
ようやくすべてのケーブルが外れたとき、子供たちとハイタッチして喜んだ。
「お父さんもハイタッチ」と、ねぐらへ行ってみると、冬眠中のクマのように熟睡していた。
達成感とかはどうでもよいらしい。。。
カラフルに光る新しいライトをつけて
キレイなツリーが完成した。
オーナメントは子供たちが全てつけた。
こうして毎年やる行事によって、
子供たちが自分でやれるようになっていくことの進歩がわかる。
来年は子供たちだけでクリスマスツリーの装飾もやれるようになり、
クマのようなレイの横で私も寝ていることができるかもしれない。
だといいなぁ~・・・。
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子供たちが早く飾りたいというからだ。
「面倒くさいんだけど」と私が言うと、
「飾りつけは僕らがやるから大丈夫だよ」とデニス。
二階から重たいツリーをデニスが抱えてきた。
去年は私と二人で抱えたけど、もう一人で十分に抱えられるようになっている。
男の子の成長ってスゴイ。
その間も、レイは出張の時差ボケで寝ていた。
もうこの偽物ツリーも4年目になるからか
ライトがほとんど点灯しない。
仕方ないので、すべてのライトを取り替えることにした。
ライトはめちゃくちゃ枝に細かく絡めてあってなかなかケーブルがとれない。
ケーブルをカットしながらやるけど、それでも大変だった。
レイにも応援を頼んだが、何本かやっただけでまたねぐらへ。
「みんなで頑張ろう」とデニスがリーダーになって続けた。
私も途中でくじけそうになった。
なんといっても枝がカサカサと手に刺さって、うっすらとひっかき傷みたいになるのだ。
「これだけはずせば、終わるから」と、デニスがエリカやアヤを励ます。
デニスは休まずにケーブルをはずし続けた。
私も「えぇ~まだそっちにも枝に巻き付いているの」とグチグチ言いながら続ける。
デニスが「お母さん、文句言わないで続けようよ」と言うけど、
「文句言うのもストレス解消だからさぁ~。でもあともう少しだからがんばろう。きっとこれが
終れば、みんなで達成感を一緒に味わえるから」と私。
「そうだね」と子供たち。
「お父さんも一緒に達成感を味わえたのにね。もっと手伝っていれば。でも
出張からもどったばかりで疲れているから仕方ないね」とデニス。
4人と半がかりで2時間近くかかった。
ようやくすべてのケーブルが外れたとき、子供たちとハイタッチして喜んだ。
「お父さんもハイタッチ」と、ねぐらへ行ってみると、冬眠中のクマのように熟睡していた。
達成感とかはどうでもよいらしい。。。
カラフルに光る新しいライトをつけて
キレイなツリーが完成した。
オーナメントは子供たちが全てつけた。
こうして毎年やる行事によって、
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来年は子供たちだけでクリスマスツリーの装飾もやれるようになり、
クマのようなレイの横で私も寝ていることができるかもしれない。
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電車が2両目までホームからはみ出るため、3両目まで移動して降りなければ
ならないときがある。
帰りにたままたその電車だったので、駅に近づいたとき3両目まで移動していた。
前にはラテン系の兄さんがすでにドアの前に立って待っていた。
ぼんやりとホームを眺めていると、ラテン系の兄さんが、
「いったいどうなってんだい」と言った。
外を見ると、私たちが立っている3両目もホームからはみ出している。
3両目どころか5両目あたりまではみ出しているじゃないか。
「戻っていいか確認します」みたいなアナウンスが流れた。
その間、私たちはすでに5両目まで移動をはじめた。
5両目につくころには、電車が引き返す方向へと動き出した。
日本のようにピシャリと枠内にとまるどころか、こんな感じでアバウトに
とまるから、アメリカの電車っていつも遅れたりするのだなぁ~と痛感。
これが大雨や雪の日だともっと最悪なのである。
ちなみにアメリカってオフィス来るのにも、日本人以外はみんな時間通りに来ない。
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「いったいどうなってんだい」と言った。
外を見ると、私たちが立っている3両目もホームからはみ出している。
3両目どころか5両目あたりまではみ出しているじゃないか。
「戻っていいか確認します」みたいなアナウンスが流れた。
その間、私たちはすでに5両目まで移動をはじめた。
5両目につくころには、電車が引き返す方向へと動き出した。
日本のようにピシャリと枠内にとまるどころか、こんな感じでアバウトに
とまるから、アメリカの電車っていつも遅れたりするのだなぁ~と痛感。
これが大雨や雪の日だともっと最悪なのである。
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デニスはベイビーのころから言うことを聞かないときがあった。
普段は穏やかなのだけど、自分を抑えてるところがあるのだろう。
時折、爆発する。
今日は、エリカに絡んでいたとき、エリカの足が顔にあたった。
「やめなさい。エリカ」と私と母が言ってはいたものの、
エリカの足が再びデニスの顔にあたってしまった。
デニスは憤って、こぶしをマットに振り下ろそうとした。その瞬間、偶然なのだけど
私の指先にあたった。
私は、「男の子が暴力をふるうことは絶対にダメだ言ってるよね」と叱った。
「どうして僕ばかりが怒られてエリカはやさしくしかられるだけなの?」と、デニスが
泣きながら、大声をあげた。
その態度は、ブッチャーが怒りをあらわにして
イスを振り回し、リングや客席にでも構わず飛び込むような状態だった。
出来ることならば、ここにジャイアント馬場か猪木がいてほしいって思ったほど。
しかし猪木どころが、レイも出張中。
エリカによると、最近のデニスは、学校で男の子たちと
汚い言葉を使ったり、友達同士でかなり激しく争ったりしていることがあるという。
仕方ないので、レイに電話で話をしてもらうことにした。
何を話したのかわからないが、少しだけ落ち着いたようだった。
こうして男の子のデニスが父親と話をした後に落ち着くのをみると、
きっと小さいながらも、男には男にしかわからない世界があるのだなぁ~と、いつも思う。
私はキャラ的には、かなりオヤジが入ってるけど、やはり母親。
親子とはいえ、性の違いだけは超えることができないのである。
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普段は穏やかなのだけど、自分を抑えてるところがあるのだろう。
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今日は、エリカに絡んでいたとき、エリカの足が顔にあたった。
「やめなさい。エリカ」と私と母が言ってはいたものの、
エリカの足が再びデニスの顔にあたってしまった。
デニスは憤って、こぶしをマットに振り下ろそうとした。その瞬間、偶然なのだけど
私の指先にあたった。
私は、「男の子が暴力をふるうことは絶対にダメだ言ってるよね」と叱った。
「どうして僕ばかりが怒られてエリカはやさしくしかられるだけなの?」と、デニスが
泣きながら、大声をあげた。
その態度は、ブッチャーが怒りをあらわにして
イスを振り回し、リングや客席にでも構わず飛び込むような状態だった。
出来ることならば、ここにジャイアント馬場か猪木がいてほしいって思ったほど。
しかし猪木どころが、レイも出張中。
エリカによると、最近のデニスは、学校で男の子たちと
汚い言葉を使ったり、友達同士でかなり激しく争ったりしていることがあるという。
仕方ないので、レイに電話で話をしてもらうことにした。
何を話したのかわからないが、少しだけ落ち着いたようだった。
こうして男の子のデニスが父親と話をした後に落ち着くのをみると、
きっと小さいながらも、男には男にしかわからない世界があるのだなぁ~と、いつも思う。
私はキャラ的には、かなりオヤジが入ってるけど、やはり母親。
親子とはいえ、性の違いだけは超えることができないのである。
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子供たちにゲームを平日にやらせてないのだが、「なぜ家ばかりが平日にやれないのだ」と
デニスがクレーム。
しかし平日はやらせたくない。ゲームをやるやらないで喧嘩になるし、
やらないならやらないでスッパリやらせなければ、親にとっては楽。
2時間なんて決めても、残念ながら子供たちは守れないのである。
だったら平日にやらない代わりに、週末は自由にやってよいということを試してみた。
きっと週末にたっぷり遊んでいるうち、飽きると思ったからだ。
しかし、やり始めると子供たちは永遠にやめない。
なぜゲームならば、バカみたいに永遠に続けられるのかが不思議。
ゲームや酒、ギャンブル、SNSは中毒になるっていうけど、
たいてい身体に悪いことばかり。なぜもっと身体にいいことが中毒にならないのだろう。
あ、そういえば身体にいいことのはずなのに、マラソンは中毒になるか。
ダイエットもやりすぎで中毒になる人は拒食症になるわけで。
何でも身体によいことだって、やりすぎはよくない。
ゲームをやめない子供たちに、やはり中毒になってはいかんと思い
週末にも時間の規則をつくることにした。
「時間を決める」と言っただけで、デニスは泣き出した。
「こんなにお勉強だってがんばっているのに、なぜ僕は自由にゲームをする時間も与えて
もらえないのだ」と訴える。
それほどまでに中毒になっているのだろう。
結局、デニスと週末には「2~3時間」、って決めた。
とりあえず今日は、3時間じっくりゲームを楽しんだようだ。
しかし週末にディナーへグランマの家へ行くのだけど、
そこで遊ぶゲームの時間は加算されない。
いとこ同士のコミュニケーションは、もはやゲームだけだからだ。
寂しいけど、それが現実。
今の時代、子供たちはゲーム越しにコミュニケーションをとりあう。
ゲームをやってないディナーの時間も、話題はゲームのこと。
ゲームやSNSばっかりやってる子供たちがつくる次世代って
どんな世界になるのだろう。
ゲームさえやっていれば、彼らは食事にも興味をもたない。
ピザやバーガー、チキンナゲットにサンドイッチ。
和食ならば、インスタントラーメンに即席の丼もの。寿司も巻物。
もちろんその全てが手作りではなく、レトルト。
箸やフォークも使わず
手で食べられるフィンガーフードが主流になってくる。
家の子たちは既に、促さなければ、サラダでさえ手で食べる。
こうして食文化もゲームカルチャーの侵食により、そのうち退化していくのだろうか。
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やらないならやらないでスッパリやらせなければ、親にとっては楽。
2時間なんて決めても、残念ながら子供たちは守れないのである。
だったら平日にやらない代わりに、週末は自由にやってよいということを試してみた。
きっと週末にたっぷり遊んでいるうち、飽きると思ったからだ。
しかし、やり始めると子供たちは永遠にやめない。
なぜゲームならば、バカみたいに永遠に続けられるのかが不思議。
ゲームや酒、ギャンブル、SNSは中毒になるっていうけど、
たいてい身体に悪いことばかり。なぜもっと身体にいいことが中毒にならないのだろう。
あ、そういえば身体にいいことのはずなのに、マラソンは中毒になるか。
ダイエットもやりすぎで中毒になる人は拒食症になるわけで。
何でも身体によいことだって、やりすぎはよくない。
ゲームをやめない子供たちに、やはり中毒になってはいかんと思い
週末にも時間の規則をつくることにした。
「時間を決める」と言っただけで、デニスは泣き出した。
「こんなにお勉強だってがんばっているのに、なぜ僕は自由にゲームをする時間も与えて
もらえないのだ」と訴える。
それほどまでに中毒になっているのだろう。
結局、デニスと週末には「2~3時間」、って決めた。
とりあえず今日は、3時間じっくりゲームを楽しんだようだ。
しかし週末にディナーへグランマの家へ行くのだけど、
そこで遊ぶゲームの時間は加算されない。
いとこ同士のコミュニケーションは、もはやゲームだけだからだ。
寂しいけど、それが現実。
今の時代、子供たちはゲーム越しにコミュニケーションをとりあう。
ゲームをやってないディナーの時間も、話題はゲームのこと。
ゲームやSNSばっかりやってる子供たちがつくる次世代って
どんな世界になるのだろう。
ゲームさえやっていれば、彼らは食事にも興味をもたない。
ピザやバーガー、チキンナゲットにサンドイッチ。
和食ならば、インスタントラーメンに即席の丼もの。寿司も巻物。
もちろんその全てが手作りではなく、レトルト。
箸やフォークも使わず
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家の子たちは既に、促さなければ、サラダでさえ手で食べる。
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子供たちをつれて牛ちゃんの作品を観に行った。
牛ちゃんの作品はもちろん興味あったけど、主に展示されている侍の甲冑や刀が見たかったのだ。
http://www.katonahmuseum.org/
子供たちも牛ちゃんのボクシングアートのビデオをじっくり見ていた。
そして足の裏を最後にスタンプ代わりにおすところがユニークだと笑っていた。
アメリカ人らも、とても興味深そうに牛ちゃんのボクシング姿を眺めていた。
アートって、岡本太郎が言ったように「なんだこれは!」ってものを作品としてやってのけるから、
それがアートなのだなぁ~。
一つ間違えると、こんなことして、ただの頭のおかしい人になるわけなのだけど。
こうしてアートとして、みんなから関心が集めれば、アートとなる。
墨汁のようなもので、パンチして描かれたシンプルな作品だが
ちゃんと計算されているのか、とても完成されているものだった。黒いペイントが流れ落ちてる部分も
なんだかいい感じ。日本のわびさびのようなものさえ感じる。
書道でも作品となると、字が読めないことも多いけど、作者のパッションみたいなものが
伝わってくるわけで。
牛ちゃんのパンチアートも
作者のパッションが詰まっているから、作品が成り立つのだろう。
このなんだこれはってアートとは対照的に、
緻密に設計されている甲冑や刀も、とても美しかった。
これを着て、この美しい刀を手にして戦国時代の人たちが闘っていたのかと思うと
感慨深い。そんな日本の歴史を作ってきた大事な骨董品が海をわたって大切に保管されているのも
ありがたい。
甲冑が展示されている反対側には、鶴や亀の刺繍がほどこされた着物も展示してあった。
日本の色使いって、どれほどたくさんの色をつかって描かれていても、
いやらしさがなくて落ち着いてる上品な作品だなぁ~と関心させられる。
逆に、単色でも、彩豊かであって美しい。
自分が日本人だからなのか、なぜか落ち着く色彩だ。
ローカルにある、せまい美術館なので、
少ない展示物だったけど、これくらいがちょうどよいかもって思った。
あまり展示数が沢山ありすぎると、安売りみたいな感じがして、作品の価値が下がる気がする。
日本の作品が見れることは本当にありがたい。
子供たちもとてもいい作品を見れたと感動していたようだ。
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子供たちも牛ちゃんのボクシングアートのビデオをじっくり見ていた。
そして足の裏を最後にスタンプ代わりにおすところがユニークだと笑っていた。
アメリカ人らも、とても興味深そうに牛ちゃんのボクシング姿を眺めていた。
アートって、岡本太郎が言ったように「なんだこれは!」ってものを作品としてやってのけるから、
それがアートなのだなぁ~。
一つ間違えると、こんなことして、ただの頭のおかしい人になるわけなのだけど。
こうしてアートとして、みんなから関心が集めれば、アートとなる。
墨汁のようなもので、パンチして描かれたシンプルな作品だが
ちゃんと計算されているのか、とても完成されているものだった。黒いペイントが流れ落ちてる部分も
なんだかいい感じ。日本のわびさびのようなものさえ感じる。
書道でも作品となると、字が読めないことも多いけど、作者のパッションみたいなものが
伝わってくるわけで。
牛ちゃんのパンチアートも
作者のパッションが詰まっているから、作品が成り立つのだろう。
このなんだこれはってアートとは対照的に、
緻密に設計されている甲冑や刀も、とても美しかった。
これを着て、この美しい刀を手にして戦国時代の人たちが闘っていたのかと思うと
感慨深い。そんな日本の歴史を作ってきた大事な骨董品が海をわたって大切に保管されているのも
ありがたい。
甲冑が展示されている反対側には、鶴や亀の刺繍がほどこされた着物も展示してあった。
日本の色使いって、どれほどたくさんの色をつかって描かれていても、
いやらしさがなくて落ち着いてる上品な作品だなぁ~と関心させられる。
逆に、単色でも、彩豊かであって美しい。
自分が日本人だからなのか、なぜか落ち着く色彩だ。
ローカルにある、せまい美術館なので、
少ない展示物だったけど、これくらいがちょうどよいかもって思った。
あまり展示数が沢山ありすぎると、安売りみたいな感じがして、作品の価値が下がる気がする。
日本の作品が見れることは本当にありがたい。
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オフィスのアメリカ人ワーカーらと飲み会することになった。
場所は居酒屋。
私らと同じくコンサルの日系のIT会社に勤めるアメリカ人が選んだ場所。
最近NYでも居酒屋がブームらしいけど、この居酒屋はかなりコテコテの日本の居酒屋だ。
流行ってる居酒屋っていうのは、居酒屋の雰囲気は採り入れてるけど、もっとフュージョンなお料理が
出てくる感じ。
ブルックリンにあるZENKICHIなんて、超オシャレだわ。
しかし私らが行くのは、コテコテの居酒屋。
ネットワークコンサルの
ジャマイカンの男性とかもいるのだけど、どういう反応なのか楽しみだ。
ラテン系のコーワーカーも、日本食なんて食べに行ったことないだろうから、
まずは居酒屋初心者のため、竜田揚げとか、サイコロステーキとかオーダーして。
さらにハードルをあげるため
イカの丸焼きとか、納豆巻きとか、漬物セットとか、
かなり食べるのにハードルの高いやつもオーダーしようっと。
今からとても楽しみだ。
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場所は居酒屋。
私らと同じくコンサルの日系のIT会社に勤めるアメリカ人が選んだ場所。
最近NYでも居酒屋がブームらしいけど、この居酒屋はかなりコテコテの日本の居酒屋だ。
流行ってる居酒屋っていうのは、居酒屋の雰囲気は採り入れてるけど、もっとフュージョンなお料理が
出てくる感じ。
ブルックリンにあるZENKICHIなんて、超オシャレだわ。
しかし私らが行くのは、コテコテの居酒屋。
ネットワークコンサルの
ジャマイカンの男性とかもいるのだけど、どういう反応なのか楽しみだ。
ラテン系のコーワーカーも、日本食なんて食べに行ったことないだろうから、
まずは居酒屋初心者のため、竜田揚げとか、サイコロステーキとかオーダーして。
さらにハードルをあげるため
イカの丸焼きとか、納豆巻きとか、漬物セットとか、
かなり食べるのにハードルの高いやつもオーダーしようっと。
今からとても楽しみだ。
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NYジャピオン「35歳だった」を執筆中
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小雨が降っていたので、オフィスの近所のデリでランチした。
いつもは空いている場所なんだけど、今日は工事のオヤジたちで満員だった。
日本の大工さんとちがってニッカーボッカーとかをはいてない。
作業着ってのがないのだろうか。
ジーンズやぺインターパンツみたいなのに、
ヨレヨレのスウェットみたいなのを着ている人がほとんど。
ヘルメットも白に黄色いラインが入ってたりするだけでシンプル。
ただし靴はかなり分厚い。
登山シューズみたいなゴム底が厚くて、キツネ色のごっついのをはいてる人が多い。
http://www.constructiongear.com/mens-work-boots-safety.html
団体で大声で騒いだりするわけではなく、普通のビジネスマンのように、
ペアになってオヤジ同士で話をしながらランチしていた。
規制が厳しいのかワンカップを昼間から飲んでる人はさすがにいない。
ってか、今の時代は知らないけど、私の父の時代、父も大工だったのだけど、
日本の大工さんたちはよく酒を飲んでいた。建築現場の儀式。
日本ってその土地に建設をはじめる前に神主さんに来てもらって地鎮祭をやった後に飲み、
立柱式、棟上げで酒を飲む、定礎式やらなんやら、やたらと建設業者が酒を飲んでる機会が多い。
アメリカの大工さんたちも酒を飲んでいるのだろうか。
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いつもは空いている場所なんだけど、今日は工事のオヤジたちで満員だった。
日本の大工さんとちがってニッカーボッカーとかをはいてない。
作業着ってのがないのだろうか。
ジーンズやぺインターパンツみたいなのに、
ヨレヨレのスウェットみたいなのを着ている人がほとんど。
ヘルメットも白に黄色いラインが入ってたりするだけでシンプル。
ただし靴はかなり分厚い。
登山シューズみたいなゴム底が厚くて、キツネ色のごっついのをはいてる人が多い。
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団体で大声で騒いだりするわけではなく、普通のビジネスマンのように、
ペアになってオヤジ同士で話をしながらランチしていた。
規制が厳しいのかワンカップを昼間から飲んでる人はさすがにいない。
ってか、今の時代は知らないけど、私の父の時代、父も大工だったのだけど、
日本の大工さんたちはよく酒を飲んでいた。建築現場の儀式。
日本ってその土地に建設をはじめる前に神主さんに来てもらって地鎮祭をやった後に飲み、
立柱式、棟上げで酒を飲む、定礎式やらなんやら、やたらと建設業者が酒を飲んでる機会が多い。
アメリカの大工さんたちも酒を飲んでいるのだろうか。
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少し仕事がおそくなって、ダッシュで車から降りて玄関をあけた。
いつも子供たちは私が帰ってくると、バタバタと様子が変わっていた。
どうやらゲームしているのを隠していたようだ。
ところが今日は、
ブラインドが開いていて、デニスがゲームしている姿が見えた。
私が家に入ると、なにもなかったようにデニスはラップトップを閉じた。
「デニス、今、ゲームしてたでしょ。ブラインドあいてたから見えたよ。
ゲームは金曜日から週末だけだよね?
約束じゃなかったっけ」
私も腹が立って怒鳴ってしまったからか、
デニスは、「クラスの子たちから、ゲームを毎日やらせてもらえないなんて、
そんな自由のない家庭はめずらしいって言われた」と泣きながら言った。
「だからって、家はほかの家のルールに従うわけにはいかないから。ほかの人が
やってるからって何でも家が真似する必要はないでしょ」
「携帯を持ってないのもクラスで僕だけなんだよ」
「携帯を持ってる持たないは別の話でしょ。
なんだか最初のゲームをやるやらないの話からズレてるけど」
デニスはますます感情的になっているし、自分だけが他の子と
違う環境で育てられていることに腹を立てているようす。
私との約束を守らなかったことへの反省はまったくなさそうだ。
こんな時にギャーギャー私がわめいても、なにも入っていかなそうなので
もっと落ち着いたときに話をすることにした。
犬のオシッコのしつけは、その時にやらなければ意味がないって言うけど、
子供のしつけは、感情的になってる時だと反感をかうばかりで
まったく聞いてないことが多い。
それは、私も子供のころから、デニスのような性格だったので
よくわかる。
今、自分が考えていることが正義で、それ以外は聞き入れようとしない。
その自分の正義を通すために、あらゆる方向から理論だてていくのだ。
教師のような大人に叱られても、まったく身にならなかった。
いったん感情がやわらいでから、ちゃんと話をしてもらえると、なんとなく
教師も人間なんだなぁと落ち着いて話を聞くことができた。
もちろん絶対服従ではなく、教師にも譲歩してもらった部分がたくさんあっての話だが。
いろいろと討論した結果、
これまでのルールは変えないが、週末にはゲームやり放題というルールを子供たちは
勝ち取った。
もはやどれだけやめさせようとしても、すでに週末はゲーム漬けになっている。
大人はソーシャルネットワーク。
子供同士のコミュニケーションはゲームってのが今の時代なのだから仕方ないのか。
「お母さんは、ゲームを全面的に禁止って言ってるわけじゃなくて、
ルールを守らなかったことに対して怒ってるんだよ。ちゃんと約束は守ろうよ」と
デニスに諭した。
とはいえ大人がルールを決めても、子供はそれをやぶる。子供はそうやって成長していくのだ。
やぶれないような子供のほうが、実際はヤバいと思う。
しかしルールはルールなのだから、それを守ることを教えていく必要はある。
なぜなら
学校のルールも、会社のルールも、社会のルールも破る人たちがいるから
退学があり、解雇があり、刑務所へ行くというペナルティーが用意されているわけで。
話がルールからは少しズレるけど、
それぞれの社会的なルールに違反しなくても、目に見えないルールを常識とするならば、
人間は、その常識をくつがえして生きてる人のほうが多いと思う。
実は大人になっても鼻くそを食べている。とか、
夜中にマヨネーズをチューブから飲んでいる。とか、
隠れて酒を飲んでいる。とか、
こっそり女装している。
こっそり男装している。
こっそりコスプレしている。とか、
浮気している。とか
人の前では言えないような、ありとあらゆる秘密をもって生きている大人が大勢いるのだ。
ならば人間が生きていく上で、最低限守るべきルールって、なんだろう?
私はキリスト教徒ではないけど、昨日見た映画UNCONDITIONALで考えさせられた。
この映画の中で、主役の黒人男性が、刑務所の中で彼を最初に助けてくれた白人の老人に、
後になって「この男(白人の老人)に唾を吐きかけろ」と他の黒人らから攻めよられるシーンがあった。
しかし彼は命がけでそれをやらなかった。
どんな状況においてでも、自分自身のもつ尊厳を守ることが大切なのだ。
子供たちが小さなルールは変えていってもいいけど、私の考える
人間としての尊厳だけは教えておきたいと思う。
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いつも子供たちは私が帰ってくると、バタバタと様子が変わっていた。
どうやらゲームしているのを隠していたようだ。
ところが今日は、
ブラインドが開いていて、デニスがゲームしている姿が見えた。
私が家に入ると、なにもなかったようにデニスはラップトップを閉じた。
「デニス、今、ゲームしてたでしょ。ブラインドあいてたから見えたよ。
ゲームは金曜日から週末だけだよね?
約束じゃなかったっけ」
私も腹が立って怒鳴ってしまったからか、
デニスは、「クラスの子たちから、ゲームを毎日やらせてもらえないなんて、
そんな自由のない家庭はめずらしいって言われた」と泣きながら言った。
「だからって、家はほかの家のルールに従うわけにはいかないから。ほかの人が
やってるからって何でも家が真似する必要はないでしょ」
「携帯を持ってないのもクラスで僕だけなんだよ」
「携帯を持ってる持たないは別の話でしょ。
なんだか最初のゲームをやるやらないの話からズレてるけど」
デニスはますます感情的になっているし、自分だけが他の子と
違う環境で育てられていることに腹を立てているようす。
私との約束を守らなかったことへの反省はまったくなさそうだ。
こんな時にギャーギャー私がわめいても、なにも入っていかなそうなので
もっと落ち着いたときに話をすることにした。
犬のオシッコのしつけは、その時にやらなければ意味がないって言うけど、
子供のしつけは、感情的になってる時だと反感をかうばかりで
まったく聞いてないことが多い。
それは、私も子供のころから、デニスのような性格だったので
よくわかる。
今、自分が考えていることが正義で、それ以外は聞き入れようとしない。
その自分の正義を通すために、あらゆる方向から理論だてていくのだ。
教師のような大人に叱られても、まったく身にならなかった。
いったん感情がやわらいでから、ちゃんと話をしてもらえると、なんとなく
教師も人間なんだなぁと落ち着いて話を聞くことができた。
もちろん絶対服従ではなく、教師にも譲歩してもらった部分がたくさんあっての話だが。
いろいろと討論した結果、
これまでのルールは変えないが、週末にはゲームやり放題というルールを子供たちは
勝ち取った。
もはやどれだけやめさせようとしても、すでに週末はゲーム漬けになっている。
大人はソーシャルネットワーク。
子供同士のコミュニケーションはゲームってのが今の時代なのだから仕方ないのか。
「お母さんは、ゲームを全面的に禁止って言ってるわけじゃなくて、
ルールを守らなかったことに対して怒ってるんだよ。ちゃんと約束は守ろうよ」と
デニスに諭した。
とはいえ大人がルールを決めても、子供はそれをやぶる。子供はそうやって成長していくのだ。
やぶれないような子供のほうが、実際はヤバいと思う。
しかしルールはルールなのだから、それを守ることを教えていく必要はある。
なぜなら
学校のルールも、会社のルールも、社会のルールも破る人たちがいるから
退学があり、解雇があり、刑務所へ行くというペナルティーが用意されているわけで。
話がルールからは少しズレるけど、
それぞれの社会的なルールに違反しなくても、目に見えないルールを常識とするならば、
人間は、その常識をくつがえして生きてる人のほうが多いと思う。
実は大人になっても鼻くそを食べている。とか、
夜中にマヨネーズをチューブから飲んでいる。とか、
隠れて酒を飲んでいる。とか、
こっそり女装している。
こっそり男装している。
こっそりコスプレしている。とか、
浮気している。とか
人の前では言えないような、ありとあらゆる秘密をもって生きている大人が大勢いるのだ。
ならば人間が生きていく上で、最低限守るべきルールって、なんだろう?
私はキリスト教徒ではないけど、昨日見た映画UNCONDITIONALで考えさせられた。
この映画の中で、主役の黒人男性が、刑務所の中で彼を最初に助けてくれた白人の老人に、
後になって「この男(白人の老人)に唾を吐きかけろ」と他の黒人らから攻めよられるシーンがあった。
しかし彼は命がけでそれをやらなかった。
どんな状況においてでも、自分自身のもつ尊厳を守ることが大切なのだ。
子供たちが小さなルールは変えていってもいいけど、私の考える
人間としての尊厳だけは教えておきたいと思う。
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子供たちとアイスクリームを食べた。
いつもはCarvelがご近所に
あるので、そこでソフトクリームを食べるのだけど、
今日は出先だったので、たまたま見つけたNathan’sで食べた。
エリカがソフトクリームを食べながら私の背後で一言、「Carvelのほうが美味しいね」と
お姉さんがレジ打ちしているところで言った。
小声だったから聞こえなかったとは思うけど、
「いくらなんでも店の中で、別の店のほうが美味しいなんて話をするもんじゃない」と、
エリカに外へ出てから諭した。
デニスも一緒に、「そうだよ。失礼だよねぇ~」と言った。
いつもそういう失言をするアヤまでもが、「ダメだよエリカ、店の悪口を言わなかったとしても、
別の店の話は」
エリカもちょっと反省したようだった。
自分が働いている店で、別の店のほうがいいって言われるのは、
もしパートだったとしても、気分がよくないと思う。
それは、どんな時でもタブーともいえる。
「xxxx先生のほうが勉強を教えるのがうまい」
「xxxxってバンドのほうが、演奏がうまい」
「xxxxさんのほうが、美人だった」
「xxxxさんのほうが、性格がいい」
なにかにつけて、別の人が起こした行動に対して
比較はタブーなのだ。
私は子供たちにも、決して「アヤのほうが、がんばって勉強している」とか、
「デニスが一番きれいに片づける」とか、
「エリカは一番ユーモア―のセンスがある」などと、比較はしない。
私も正直、
どんな時でもいくつになっても、人と比較されるのはごめんだ。
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いつもはCarvelがご近所に
あるので、そこでソフトクリームを食べるのだけど、
今日は出先だったので、たまたま見つけたNathan’sで食べた。
エリカがソフトクリームを食べながら私の背後で一言、「Carvelのほうが美味しいね」と
お姉さんがレジ打ちしているところで言った。
小声だったから聞こえなかったとは思うけど、
「いくらなんでも店の中で、別の店のほうが美味しいなんて話をするもんじゃない」と、
エリカに外へ出てから諭した。
デニスも一緒に、「そうだよ。失礼だよねぇ~」と言った。
いつもそういう失言をするアヤまでもが、「ダメだよエリカ、店の悪口を言わなかったとしても、
別の店の話は」
エリカもちょっと反省したようだった。
自分が働いている店で、別の店のほうがいいって言われるのは、
もしパートだったとしても、気分がよくないと思う。
それは、どんな時でもタブーともいえる。
「xxxx先生のほうが勉強を教えるのがうまい」
「xxxxってバンドのほうが、演奏がうまい」
「xxxxさんのほうが、美人だった」
「xxxxさんのほうが、性格がいい」
なにかにつけて、別の人が起こした行動に対して
比較はタブーなのだ。
私は子供たちにも、決して「アヤのほうが、がんばって勉強している」とか、
「デニスが一番きれいに片づける」とか、
「エリカは一番ユーモア―のセンスがある」などと、比較はしない。
私も正直、
どんな時でもいくつになっても、人と比較されるのはごめんだ。
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子供たちが学校のハロウィーンパーティーの時間をはっきり言わなかったので、
6時から始まるのだと思っていた。
で、残業になってしまい。5時にオフィスを出たところ、
6時にパーティーが終わるのだった。
着いた時には、DJが音楽でまだ盛り上げていたけど、
高校生が催すボウリングや輪投げみたいな小ゲームは、もう撤収されかけていた。
そのゲームをやった後にキャンディーをもらうというのがこのパーティー。
デニスはボウリングのゲームをやっていたけど、エリカとアヤは
もはや魔法で石に変えられた人間のように突っ立ったまま。渋い顔をしていた。
隣のイベントルームにはオレンジ色のクリームで彩られたカップケーキがおいてあった。
去年までは無料配布だったのに、今年は1個50セントと書かれている。
「食べる?買ってあげようか」と聞いたけど、
渋い顔をしたまま「いらない」と3人ともが答える。
駐車場まで歩く間「キャンディー一つももらえなかったよ」と誰からともなく言った。
「人生の中で最低なハロウィーンだった」とデニス。
「どうせ集めてきたキャンディーだって、いつもお父さんにケミカルすぎるからって捨てられるじゃない。
ホールフーズへ行ってキャンディーを買ってあげるから」と私。
「えぇ~ホールフーズ~~~。行かなくていいよ。ハロウィーンのときぐらい
色のついたキャンディーが食べたい。CVS(ドラッグストア)で買ってよ」と三人が声をそろえる。
「ハムスターのエサがないから、ペットショップに行って」アヤはなにかと
ペットショップに行きたがる。
ペットショップについたら、デニスがコスチュームを脱ごうとした。
「ペットショップでも、キャンディー配ってると思うけど」脱がないように促したが、
デニスはコスチュームを脱いだ。
ペットショップに入るなり、猫のメイクをした姉さん二人が、
「キャンディーいかが?」と言った。
「ほら、キャンディーもらえるでしょ」とデニスに言った。
アヤもコスチュームをすでに脱いでいたが、ちゃっかりキャンディーをもらっていた。
エリカはスパイのコスチュームだったので、見た目が普通すぎ。スパイミュージアムで買ってきた
スパイの帽子に黒いジャケット。
脱いでも脱がなくてもたいして変わりないのだった。
ハムスターのエサを買い、
お隣のCVSへ行くとそこにも「ご自由に1つだけお取りください」とキャンディーが
置いてあった。
子供たちはここでももちろんキャンディーを手にした。
お父さんが知ったら、悲鳴をあげそうな
カタツムリのようにロールされたガムをアヤとエリカは手にした。
デニスも、カラフルなキャンディーを手にして満足顔。
「ありがとうお母さん」と、ようやくハロウィーンの夜は終わったのであった。
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6時から始まるのだと思っていた。
で、残業になってしまい。5時にオフィスを出たところ、
6時にパーティーが終わるのだった。
着いた時には、DJが音楽でまだ盛り上げていたけど、
高校生が催すボウリングや輪投げみたいな小ゲームは、もう撤収されかけていた。
そのゲームをやった後にキャンディーをもらうというのがこのパーティー。
デニスはボウリングのゲームをやっていたけど、エリカとアヤは
もはや魔法で石に変えられた人間のように突っ立ったまま。渋い顔をしていた。
隣のイベントルームにはオレンジ色のクリームで彩られたカップケーキがおいてあった。
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「食べる?買ってあげようか」と聞いたけど、
渋い顔をしたまま「いらない」と3人ともが答える。
駐車場まで歩く間「キャンディー一つももらえなかったよ」と誰からともなく言った。
「人生の中で最低なハロウィーンだった」とデニス。
「どうせ集めてきたキャンディーだって、いつもお父さんにケミカルすぎるからって捨てられるじゃない。
ホールフーズへ行ってキャンディーを買ってあげるから」と私。
「えぇ~ホールフーズ~~~。行かなくていいよ。ハロウィーンのときぐらい
色のついたキャンディーが食べたい。CVS(ドラッグストア)で買ってよ」と三人が声をそろえる。
「ハムスターのエサがないから、ペットショップに行って」アヤはなにかと
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ペットショップについたら、デニスがコスチュームを脱ごうとした。
「ペットショップでも、キャンディー配ってると思うけど」脱がないように促したが、
デニスはコスチュームを脱いだ。
ペットショップに入るなり、猫のメイクをした姉さん二人が、
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「ほら、キャンディーもらえるでしょ」とデニスに言った。
アヤもコスチュームをすでに脱いでいたが、ちゃっかりキャンディーをもらっていた。
エリカはスパイのコスチュームだったので、見た目が普通すぎ。スパイミュージアムで買ってきた
スパイの帽子に黒いジャケット。
脱いでも脱がなくてもたいして変わりないのだった。
ハムスターのエサを買い、
お隣のCVSへ行くとそこにも「ご自由に1つだけお取りください」とキャンディーが
置いてあった。
子供たちはここでももちろんキャンディーを手にした。
お父さんが知ったら、悲鳴をあげそうな
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デニスも、カラフルなキャンディーを手にして満足顔。
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