Archive | 2015年06月
ひさびさに家族で楽しめる番組を見つけた。
アメリカン忍者ウォーリアーズ
いやはやバランスの悪い踏み台を渡ったり、回転する大木にくっついて自分も回ったり、
ぶら下がっているタイヤの輪っかをいくつかわたっていったり、とにかく脚力と腕力が勝負の
障害物レース。
なぜにテーマが忍者なのか?よくわからんけど。
障害物の下に水がはってるところとかもあるし、高い壁みたいなところを駆け上がったりと
忍者みたいにどんなところでも移動できなくてはならないからか。
選手を応援する人が監督のように、下から見上げているのも見どころ。
それが親だったり、ガールフレンドだったり、兄弟だったり、友達だったりと様々。
競技を始める前には、その選手がどれほど体力あるのか、日ごろのトレーニング風景も見せてくれる。
そのトレーニング風景が、ふつうにジムでやってる人もいれば、オフィスで仕事の合間に
階段のレールを使って腕立てをしていたり。
どこでも鍛える気があればできるのだということを、まざまざと見せつけてくれる。
子供たちと、どの選手にも「あぁ~、もうちょっとだ、がんばれ~」と、応援。
いつの間にか自分の手にも力が入っている。
レイは、「あそこはもっと早く行かなくちゃー」などと偉そうなコメント。
デニスと私は、「だったらお父さんがやってみれば?できないくせに」と、
偉そうなコメントに反論。
「テレビだし誰も聞いてないんだから、コメントくらいさせろよ」と、レイ。
「そんな風に子供たちの前で言っちゃうと、子供たちがネガティヴなコメントしか
しなくなるから、やめてよね」と私。
応援する以外は黙っててもらうことにした。
今日のトップは、黒人の若いお兄ちゃんだった。
いやはや体力のある人って、どこの国の人でも、とにかくスゴイなぁ~。
NY1PAGEの最新記事より「前田 晴翔決勝進出!アポロシアター アマチュアナイトをレポート」
アメリカン忍者ウォーリアーズ
いやはやバランスの悪い踏み台を渡ったり、回転する大木にくっついて自分も回ったり、
ぶら下がっているタイヤの輪っかをいくつかわたっていったり、とにかく脚力と腕力が勝負の
障害物レース。
なぜにテーマが忍者なのか?よくわからんけど。
障害物の下に水がはってるところとかもあるし、高い壁みたいなところを駆け上がったりと
忍者みたいにどんなところでも移動できなくてはならないからか。
選手を応援する人が監督のように、下から見上げているのも見どころ。
それが親だったり、ガールフレンドだったり、兄弟だったり、友達だったりと様々。
競技を始める前には、その選手がどれほど体力あるのか、日ごろのトレーニング風景も見せてくれる。
そのトレーニング風景が、ふつうにジムでやってる人もいれば、オフィスで仕事の合間に
階段のレールを使って腕立てをしていたり。
どこでも鍛える気があればできるのだということを、まざまざと見せつけてくれる。
子供たちと、どの選手にも「あぁ~、もうちょっとだ、がんばれ~」と、応援。
いつの間にか自分の手にも力が入っている。
レイは、「あそこはもっと早く行かなくちゃー」などと偉そうなコメント。
デニスと私は、「だったらお父さんがやってみれば?できないくせに」と、
偉そうなコメントに反論。
「テレビだし誰も聞いてないんだから、コメントくらいさせろよ」と、レイ。
「そんな風に子供たちの前で言っちゃうと、子供たちがネガティヴなコメントしか
しなくなるから、やめてよね」と私。
応援する以外は黙っててもらうことにした。
今日のトップは、黒人の若いお兄ちゃんだった。
いやはや体力のある人って、どこの国の人でも、とにかくスゴイなぁ~。
NY1PAGEの最新記事より「前田 晴翔決勝進出!アポロシアター アマチュアナイトをレポート」
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これほど人種がミックスしているNYでも、まだまだ人種の壁は厚い。
マンハッタンで、
アジア系女性から相手にされないからと、黒人男性がいきなりアジア系女性の顔を白い袋に入った
硬いもので殴るという通り魔事件が起きている。
そのせいでアジア系の女性は、通りを歩くのにも、かなりビクビクだ。
私も今日はランチに出ていても、黒人の男性がランチの白いバッグを持ってるだけで、
ジロジロ横目で見てしまった。お昼頃まで、まだ黒人男性の写真をニュースで見ていなかったので、
ついつい警戒してしまった。
ただ黒人男性がランチタイムに白いバッグを持ってるだけなのに、こんなにビビるとは。
まーそれより、アジア系女性といっても、この犯人の若いお兄ちゃんが関心をもつような女性は
若い子なわけだから、私がビクビクする必要はない。
それに私は黒人男性を無視するようなことはしない。
そもそも家族は黒人なわけだし。
たしかにアジア出身の女性たちは、黒人に接する機会がほぼ自国ではないから、
イメージだけでしか黒人のことがわからないのだと思う。
そのイメージというのも、メディアを通してしか伝わらないので、ニュースに出てくるようなドラッグに関する犯罪者や
ヒップホップ音楽でズボンをだらしなくはいてるのかぬいでるのかわからない、はじけた兄さんたち。
さらには、バスケットボールやフットボール、ボクシングではモハメドアリやマイクタイソン、
短距離走といった運動系のイメージしかないわけで。なんとなくインテリジェンスを感じさせないものばかり。
(もちろんインテリジェンスがないとスポーツはできないけど。。。)
ちなみにゴルフのタイガーウッズは黒人といっても、アジア系のミックスなので論外。
だからきっと、アジア系女性を殴っている犯人は、
アメリカ国内でインテリジェンスの最高として認められたオバマ大統領を
知らしめたいこともあって、
「今の大統領が誰だか知ってるか?」って聞きながら、
アジア系女性に近づいてきたのだと思う。
それで自分の価値まで上がるわけじゃないけど、黒人のイメージが少しでも上がれば
自分にふり向いてくれるアジア系女性もいると考えたのか?
どちらにしても、この男は、とってもアジア系女性が好きなのに
まったく相手にされないがため、腹いせにアジア系女性を殴ってまわってるわけだ。
だから、かわいいアジア系女性は特に気をつけないとヤバいよね。
早く犯人が捕まってほしい。
NY1PAGEの最新記事より「前田 晴翔決勝進出!アポロシアター アマチュアナイトをレポート」
マンハッタンで、
アジア系女性から相手にされないからと、黒人男性がいきなりアジア系女性の顔を白い袋に入った
硬いもので殴るという通り魔事件が起きている。
そのせいでアジア系の女性は、通りを歩くのにも、かなりビクビクだ。
私も今日はランチに出ていても、黒人の男性がランチの白いバッグを持ってるだけで、
ジロジロ横目で見てしまった。お昼頃まで、まだ黒人男性の写真をニュースで見ていなかったので、
ついつい警戒してしまった。
ただ黒人男性がランチタイムに白いバッグを持ってるだけなのに、こんなにビビるとは。
まーそれより、アジア系女性といっても、この犯人の若いお兄ちゃんが関心をもつような女性は
若い子なわけだから、私がビクビクする必要はない。
それに私は黒人男性を無視するようなことはしない。
そもそも家族は黒人なわけだし。
たしかにアジア出身の女性たちは、黒人に接する機会がほぼ自国ではないから、
イメージだけでしか黒人のことがわからないのだと思う。
そのイメージというのも、メディアを通してしか伝わらないので、ニュースに出てくるようなドラッグに関する犯罪者や
ヒップホップ音楽でズボンをだらしなくはいてるのかぬいでるのかわからない、はじけた兄さんたち。
さらには、バスケットボールやフットボール、ボクシングではモハメドアリやマイクタイソン、
短距離走といった運動系のイメージしかないわけで。なんとなくインテリジェンスを感じさせないものばかり。
(もちろんインテリジェンスがないとスポーツはできないけど。。。)
ちなみにゴルフのタイガーウッズは黒人といっても、アジア系のミックスなので論外。
だからきっと、アジア系女性を殴っている犯人は、
アメリカ国内でインテリジェンスの最高として認められたオバマ大統領を
知らしめたいこともあって、
「今の大統領が誰だか知ってるか?」って聞きながら、
アジア系女性に近づいてきたのだと思う。
それで自分の価値まで上がるわけじゃないけど、黒人のイメージが少しでも上がれば
自分にふり向いてくれるアジア系女性もいると考えたのか?
どちらにしても、この男は、とってもアジア系女性が好きなのに
まったく相手にされないがため、腹いせにアジア系女性を殴ってまわってるわけだ。
だから、かわいいアジア系女性は特に気をつけないとヤバいよね。
早く犯人が捕まってほしい。
NY1PAGEの最新記事より「前田 晴翔決勝進出!アポロシアター アマチュアナイトをレポート」
レッドアイ(目が充血)になって、眼科に行ってきた。
会社を休んでまで行ったのだが、
ネットで予約を入れておいたのに、予約が入ってなかった。
それでもOKというので、待っていたら。
待つこと1時間。。。
後から来る顔なじみのお年寄りが、どんどん診察室に入って行く中、
私は待ちぼうけ。手持ちの小説も読み終え。
いい加減イライラが頂点に達したためか、リアルに胸やけがして気分が悪くなってきた。
すでに2回ほど、「順番はまだか?」と聞いてたけど、
「次だからもう少し待っててください」と言われ、さらに30分が経過。
「もう1時間以上待ってるから、なんとかしてください」と受付にクレーム。
すぐさまマネージャーを呼んできて、奥へ通されたところが、
さらにそこは待合室。
「ここにたくさん待ってる人がいるけど、ほかのドクターを待ってるわけなので、
あなたの担当医は、もう次だからパニックにならないでね」と言われ、座って待つこと
15分。
ドクターが診察室から出てきたところ、ドクターが新しいカルテを手にした。
「それ私のカルテだから」と、誰それが呼ぶ前にドクターにとびついた私。
ようやく診察室の椅子に座り、やれやれと心をなだめていたところ。ドクターが一言、
「助手に、視力検査してもらいましたか?」
「やってないけど、そんなのは普段から眼鏡やさんでやってるし不要です」と、私。
「いえ、そんな訳には。。。」と、すぐさま助手がやってきて。
簡単な問診と、視力検査。
ここでまた10分ほど経過。その間、ドクターは次の患者のところへ。
助手が、「このあとドクターが診察するので、2、3分お待ちください」
「本当に2、3分なんだろうねぇ~!」と、極妻のように
すごい剣幕で着物のすそをまくりあげたいところを、ぐっと我慢。
椅子に座っておとなしくしていた。
が、そこからまた10分が経過。
お隣の診察室に入っているドクターの声が遠く聞こえてきて、時折
静かになるし。
スタッフも午後をすぎて昼休みなのか、移動していた。
「ちょっと、ドクターは私のこと忘れてないわよね」と、診察室を出て
昼休みに出かけようとしているスタッフの集団にたずねる。
「もちろん、ドクターはすぐに来ますよ」と、さっき問診してくれた助手。
さらに10分経過するころ、私は深呼吸をして自分をリラックス。
ここで帰ってしまえば、私の2時間が無駄になると言い聞かせ。
ドクターがやっとのことで診察室に入って来た。
ドクターの人のよさそうなキャラに、ガツンと文句を言うこともできず。
「ドライアイだと思うんだけど、どうでしょうか?」と聞いたところ、
「じゃードライアイのテストをしてみましょう」と、ドクターが電子体温計に紙が
ついたみたいなのを、目のふちに置いた。
さっと外へ出ていって、数値をチェックしている様子。またすぐに戻ってきた。
「ドライアイはそんなに進んでないみたいですが。目に違和感あれば、
目薬をさしてください。レッドアイは、毛細血管の破裂によるものです」
「なぜ破裂したのですか?」
「それは、目をこすったり、アスピリンとかを服用したりとかでも起こる
一般的な症状ですので、気にしないでください」
「なるほど。。。じゃー目薬は処方してもらえるんですか?」
「それは、一般の薬局で買えるもので大丈夫です。サンプルを渡しますね」
渡されたサンプルは、いつも薬局で買って使ってるドライアイ用の目薬だった。
こんなものをもらうためだけに、私は3時間もこの眼科にいたのかと思うと、
さらに怒りがさく裂したけど。。。
何もなかったという安心を買ったと思ってこらえた。
「次の予約は?」と聞かれ、
「自分のスケジュールを調べて電話します」と軽くお断り。
二度とこんな眼科に行くものかと心に誓ったのであった。
お休みをとっていたので、よかった。
これで会社に行く予定にしてたら、私はイライラで腸が煮えくり返って飛び出していたかもしれん。
NY1PAGEの最新記事より「前田 晴翔決勝進出!アポロシアター アマチュアナイトをレポート」
会社を休んでまで行ったのだが、
ネットで予約を入れておいたのに、予約が入ってなかった。
それでもOKというので、待っていたら。
待つこと1時間。。。
後から来る顔なじみのお年寄りが、どんどん診察室に入って行く中、
私は待ちぼうけ。手持ちの小説も読み終え。
いい加減イライラが頂点に達したためか、リアルに胸やけがして気分が悪くなってきた。
すでに2回ほど、「順番はまだか?」と聞いてたけど、
「次だからもう少し待っててください」と言われ、さらに30分が経過。
「もう1時間以上待ってるから、なんとかしてください」と受付にクレーム。
すぐさまマネージャーを呼んできて、奥へ通されたところが、
さらにそこは待合室。
「ここにたくさん待ってる人がいるけど、ほかのドクターを待ってるわけなので、
あなたの担当医は、もう次だからパニックにならないでね」と言われ、座って待つこと
15分。
ドクターが診察室から出てきたところ、ドクターが新しいカルテを手にした。
「それ私のカルテだから」と、誰それが呼ぶ前にドクターにとびついた私。
ようやく診察室の椅子に座り、やれやれと心をなだめていたところ。ドクターが一言、
「助手に、視力検査してもらいましたか?」
「やってないけど、そんなのは普段から眼鏡やさんでやってるし不要です」と、私。
「いえ、そんな訳には。。。」と、すぐさま助手がやってきて。
簡単な問診と、視力検査。
ここでまた10分ほど経過。その間、ドクターは次の患者のところへ。
助手が、「このあとドクターが診察するので、2、3分お待ちください」
「本当に2、3分なんだろうねぇ~!」と、極妻のように
すごい剣幕で着物のすそをまくりあげたいところを、ぐっと我慢。
椅子に座っておとなしくしていた。
が、そこからまた10分が経過。
お隣の診察室に入っているドクターの声が遠く聞こえてきて、時折
静かになるし。
スタッフも午後をすぎて昼休みなのか、移動していた。
「ちょっと、ドクターは私のこと忘れてないわよね」と、診察室を出て
昼休みに出かけようとしているスタッフの集団にたずねる。
「もちろん、ドクターはすぐに来ますよ」と、さっき問診してくれた助手。
さらに10分経過するころ、私は深呼吸をして自分をリラックス。
ここで帰ってしまえば、私の2時間が無駄になると言い聞かせ。
ドクターがやっとのことで診察室に入って来た。
ドクターの人のよさそうなキャラに、ガツンと文句を言うこともできず。
「ドライアイだと思うんだけど、どうでしょうか?」と聞いたところ、
「じゃードライアイのテストをしてみましょう」と、ドクターが電子体温計に紙が
ついたみたいなのを、目のふちに置いた。
さっと外へ出ていって、数値をチェックしている様子。またすぐに戻ってきた。
「ドライアイはそんなに進んでないみたいですが。目に違和感あれば、
目薬をさしてください。レッドアイは、毛細血管の破裂によるものです」
「なぜ破裂したのですか?」
「それは、目をこすったり、アスピリンとかを服用したりとかでも起こる
一般的な症状ですので、気にしないでください」
「なるほど。。。じゃー目薬は処方してもらえるんですか?」
「それは、一般の薬局で買えるもので大丈夫です。サンプルを渡しますね」
渡されたサンプルは、いつも薬局で買って使ってるドライアイ用の目薬だった。
こんなものをもらうためだけに、私は3時間もこの眼科にいたのかと思うと、
さらに怒りがさく裂したけど。。。
何もなかったという安心を買ったと思ってこらえた。
「次の予約は?」と聞かれ、
「自分のスケジュールを調べて電話します」と軽くお断り。
二度とこんな眼科に行くものかと心に誓ったのであった。
お休みをとっていたので、よかった。
これで会社に行く予定にしてたら、私はイライラで腸が煮えくり返って飛び出していたかもしれん。
NY1PAGEの最新記事より「前田 晴翔決勝進出!アポロシアター アマチュアナイトをレポート」
NY1PAGにもアップしたけど、ここにも記事を張っておこう。。。
もうちょっとブログチックな内容です。
ニューヨーク・ジャパン・シネ・フェス トを観に行ってきた。
四本観たが、それぞれにメッセージがあって素晴らしかった。
平柳敦子監督「Oh Lucy」は、桃井かおりさん演じる、人生に絶望的な定年間近のOLである主人公が、
突然行くこととなった英会話クラスによって、生き方が少しだけ変わるというストーリー。
私の個人的な視点だが、桃井さんが主演だと、どうしても桃井さんの個性が強すぎて
彼女がゆるくてもそれはそれでOKみたいな、桃井ワールド的仕上がりになる。
しかし、この作品では桃井さんが、英会話の先生に影響されたりする立場に置かれいて、
これまでのイメージがくつがえされるものだった。
エマ・ライアン・ヤマザキ監督の「Monk by Blood」は、
米国に生まれ育った若者が家族が引き継いで来た京都で寺に僧侶として新しい人生を始めるドキュメンタ リー
なのだけど。今の日本の仏教伝承にも通じる話だなと思った。
きっと日本にいる僧侶たちの中にも、AKBにはまっているって人もいるわけで。
こうした血筋として僧侶を継承すべき立場に生まれた人にとっては、現代はもっと昔よりも音楽、芸能、ゲーム、
ITの世界と身近に楽しい誘惑も多い。
「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい」のよさこい節のように
女性関係について描かれていた民謡の時代に生きた僧侶よりも、手放しに楽しいことが多いから、さらに
僧侶としてだけの世界を生きるには過酷かもしれない。
映画に出てきたアメリカ育ちの僧侶は、
俗世間にも属する自分と、僧侶である自分との共存をはかるため、寝る時間を惜しんでどちらも抜かりなく
活動している。
化粧をしてママのドレスを着て、女性の恰好をしたがる男の子を描いた相川はづき監督「Reflection」は、
NYのゲイやトランスジェンダーに対するママの苦悩や周囲の対応をリアルに描いた作品だ。
私がまず疑問だったのは、「なぜ日本人の監督ならば、キャストを日本人にしなかったのか?」と、いうところ。
会場での質疑応答で、アメリカ人からも同質問を受けていた。
相川監督は「日本の社会はまだまだアメリカより、トランスジェンダーやゲイに対して社会的な立場の
確立がおくれているから」といったことを説明していた。
(※以下ネタばれなので、映画を観たい方はご注意ください)
私がどうしても気になったのは、映画の中で「私の兄もゲイなのよ」って、女の子の恰好をしたがる男の子の母親に
ママ友が言った部分。直接、相川監督に聞いてみた。
というのも、実際、私もこれをNY郊外の地元の学校で経験したことがあるからだ。
私の双子の娘たちが男の子のスタイルにはまってた時期があって、夏休み後に髪をばっさり切って、
まるっきり男の子の恰好で学校へ行ったことがあった。
私もノリで、あやをアレックス、エリカをエリックと呼んでたほど。このノリから、私がトランスジェンダーに対して
そんなに苦悩していないことは読み取れると思う。
夏休みが終わり、すぐさま学校の心理カウンセラーに呼ばれて、カウンセリングへ行った。
カウンセラーは、「自分の兄もゲイなので、こうしたことに違和感をおぼえることはない。
しかし、周りの子供たちを動揺させるので、やはり学校側としては、やめてほしい」って、言った。
その言葉を聞いた時、私は彼女の言葉をこうした堅実な社会的立場にいる人でも、ゲイに対して
オープンなのだと好意的に受けとった。
うちの娘たちは、その時、流行っていたパツパツのお尻に食い込みそうなガーリーなパンツのスタイルが
苦手で、ダボダボの男の子のパンツをはいてただけなので。
「では、Tシャツを女の子っぽいものにして、パンツは男の子用のままでもいいですか?」ということで、決着が
ついた。
映画では、ママ友が好意的に「自分のブラザーもゲイなの」と言ってくれたシーンで、主人公のママが
「うちの子は、ゲイじゃないの」って、抑圧的に反論するところはちょっと行き過ぎかなと思ったのだ。
監督によると、トランスジェンダーとゲイの違いというか、そういうあいまいな境界を描きたかったということもあり、
作品の中で母親は、自分の息子はゲイとはまた違うといった部分を主張したかったからなのだとか。
映画の最後には、あるがままの息子を受け入れようとママが決めるところで終わる。
子供をどういう風に育てるべきなのかというのは、現代はいろいろと社会の寛容がある分、かえって
親としての選択が難しくなっていると思う。
たとえば性差にしても、男の子はショートヘアで、活発であるべき。女の子はロングヘアでスカートをはいて
おしとやか。っていう基本のようなノリが基本でなくなりつつある。
こんなにいい作品が世の中にはたくさんあるのに、インディペンドな映画って注目されていないのが
残念だって、いつもこの映画祭にて思い知らされる。
NY1PAGE ヨン様風な甘いマスクのギタリスト榎本大介の音楽は最高!
もうちょっとブログチックな内容です。
ニューヨーク・ジャパン・シネ・フェス トを観に行ってきた。
四本観たが、それぞれにメッセージがあって素晴らしかった。
平柳敦子監督「Oh Lucy」は、桃井かおりさん演じる、人生に絶望的な定年間近のOLである主人公が、
突然行くこととなった英会話クラスによって、生き方が少しだけ変わるというストーリー。
私の個人的な視点だが、桃井さんが主演だと、どうしても桃井さんの個性が強すぎて
彼女がゆるくてもそれはそれでOKみたいな、桃井ワールド的仕上がりになる。
しかし、この作品では桃井さんが、英会話の先生に影響されたりする立場に置かれいて、
これまでのイメージがくつがえされるものだった。
エマ・ライアン・ヤマザキ監督の「Monk by Blood」は、
米国に生まれ育った若者が家族が引き継いで来た京都で寺に僧侶として新しい人生を始めるドキュメンタ リー
なのだけど。今の日本の仏教伝承にも通じる話だなと思った。
きっと日本にいる僧侶たちの中にも、AKBにはまっているって人もいるわけで。
こうした血筋として僧侶を継承すべき立場に生まれた人にとっては、現代はもっと昔よりも音楽、芸能、ゲーム、
ITの世界と身近に楽しい誘惑も多い。
「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい」のよさこい節のように
女性関係について描かれていた民謡の時代に生きた僧侶よりも、手放しに楽しいことが多いから、さらに
僧侶としてだけの世界を生きるには過酷かもしれない。
映画に出てきたアメリカ育ちの僧侶は、
俗世間にも属する自分と、僧侶である自分との共存をはかるため、寝る時間を惜しんでどちらも抜かりなく
活動している。
化粧をしてママのドレスを着て、女性の恰好をしたがる男の子を描いた相川はづき監督「Reflection」は、
NYのゲイやトランスジェンダーに対するママの苦悩や周囲の対応をリアルに描いた作品だ。
私がまず疑問だったのは、「なぜ日本人の監督ならば、キャストを日本人にしなかったのか?」と、いうところ。
会場での質疑応答で、アメリカ人からも同質問を受けていた。
相川監督は「日本の社会はまだまだアメリカより、トランスジェンダーやゲイに対して社会的な立場の
確立がおくれているから」といったことを説明していた。
(※以下ネタばれなので、映画を観たい方はご注意ください)
私がどうしても気になったのは、映画の中で「私の兄もゲイなのよ」って、女の子の恰好をしたがる男の子の母親に
ママ友が言った部分。直接、相川監督に聞いてみた。
というのも、実際、私もこれをNY郊外の地元の学校で経験したことがあるからだ。
私の双子の娘たちが男の子のスタイルにはまってた時期があって、夏休み後に髪をばっさり切って、
まるっきり男の子の恰好で学校へ行ったことがあった。
私もノリで、あやをアレックス、エリカをエリックと呼んでたほど。このノリから、私がトランスジェンダーに対して
そんなに苦悩していないことは読み取れると思う。
夏休みが終わり、すぐさま学校の心理カウンセラーに呼ばれて、カウンセリングへ行った。
カウンセラーは、「自分の兄もゲイなので、こうしたことに違和感をおぼえることはない。
しかし、周りの子供たちを動揺させるので、やはり学校側としては、やめてほしい」って、言った。
その言葉を聞いた時、私は彼女の言葉をこうした堅実な社会的立場にいる人でも、ゲイに対して
オープンなのだと好意的に受けとった。
うちの娘たちは、その時、流行っていたパツパツのお尻に食い込みそうなガーリーなパンツのスタイルが
苦手で、ダボダボの男の子のパンツをはいてただけなので。
「では、Tシャツを女の子っぽいものにして、パンツは男の子用のままでもいいですか?」ということで、決着が
ついた。
映画では、ママ友が好意的に「自分のブラザーもゲイなの」と言ってくれたシーンで、主人公のママが
「うちの子は、ゲイじゃないの」って、抑圧的に反論するところはちょっと行き過ぎかなと思ったのだ。
監督によると、トランスジェンダーとゲイの違いというか、そういうあいまいな境界を描きたかったということもあり、
作品の中で母親は、自分の息子はゲイとはまた違うといった部分を主張したかったからなのだとか。
映画の最後には、あるがままの息子を受け入れようとママが決めるところで終わる。
子供をどういう風に育てるべきなのかというのは、現代はいろいろと社会の寛容がある分、かえって
親としての選択が難しくなっていると思う。
たとえば性差にしても、男の子はショートヘアで、活発であるべき。女の子はロングヘアでスカートをはいて
おしとやか。っていう基本のようなノリが基本でなくなりつつある。
こんなにいい作品が世の中にはたくさんあるのに、インディペンドな映画って注目されていないのが
残念だって、いつもこの映画祭にて思い知らされる。
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プロフィール
Author:弘恵ベイリー
NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
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