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母の威厳を保つためにも日本語教育

子供たちと日本語補修校の宿題。

「マミー、教えて」と、国語のワークブックを持ってデニスがせっついてくる。

「ある程度までは、自分でやりなさい」と言うのだけど、

「まったくわからない」と、最初から私を頼る。

そして教えてあげないと、

「もう、わからないからやりたくない」と言い出すのだ。

「だったら、日本語の学校へ行くのはこれまでにしよう」と、私。

日本にもめったに行けないのに、日本語を勉強する必要があるのか?って
私のほうが思うのだ。

今後の世界経済のことを考えても、明らかに日本語よりも
人口の比率から考えて、スペイン語や中国語ができるほうが、使える。

すると、デニスが
「やめない」と言う。

日本語の勉強を続けるという背景には、
きっと、日本語を教えてる間、私が子供たちの相手を
する必要があるので
親子のコミュニケーションも求めているのかもしれない。

「いっつも宿題やらなくちゃって言ったら、あんたたちは
嫌だ~って、暗い顔するし。そんなに嫌なことを無理にやらせることは
私にとってもストレスなのよ。だから、日本語の勉強をやめてしまえば

お互いハッピーじゃない?」と私。

「ちゃんと続けるよ」とデニスが再度いう。

「まだ学校の進学の手続きしてないのよね。迷ってるし。でも
デニスが行く気あるんだったら、続けて。お母さんも宿題を手伝うから」と私。

「マミーは、いつも、すぐに諦めるよね」

「たしかに、デニスのほうが根気あるかも。お父さんに似たのかな」

諦めないで目標に向かって進め!ということを子供に教えられてる私って、
ダメ母親かも。

とにかく、私は苦しくなると、何でも途中で挫折するタイプ。

私の人生で諦めなかったことは、
ニューヨークに住みたいという高校時代からの夢くらいか。

わざわざニューヨーク出身のアメリカ人と日本でお付き合いしてみたりして、
いろいろと回り道をしたこともあった。

だけど、思った以上に、ニューヨークに住むことだけは簡単だった。

ただし、家族と離れることだけは覚悟して来た。

それでも、今の時代
私は、家族と離れていても、今はスカイプで話したりして、
顔を見て話ができるからか、離れている気がしない。

近い将来には、いったん大気圏外に出てロケットみたいに飛行するとか、
もしくは、瞬間移動できるみたいな乗り物ができたりして、
もっと飛行時間が短くなって、世界の距離が縮まるのだろうな。

そうした時に、日本語ができると有効か?

いや、

これから、日本人の英語教育がもっと進めば、
コミュニケーションは英語でとれるようになるわけで。

そうなると、日本語を勉強させている意味ってなんなのか、
さらにわからなくなってくる。

つまりは、英語が満足にできない母親である私が
親としての威厳を保つためだけに日本語教育って
必要なのかもしれない。

あともう一つは、「自分が何者なのか?」という、
ミックスの子供のアイデンティティーのづくりのためだろう。

私が書いた児童小説。
子供たちのために書いたけど、
まだまだ日本語読めないみたいで残念。

亡くなった父親が子供のためにカニに姿を変えてもどってくる物語。
携帯小説サイトに書いているので、携帯でも読めます!

ガザミとカイ
http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/637948

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