よその庭には子供だって勝手に足を踏み入れられない
バックヤードで子供たちがフットボールをして遊んでいたのだが、
エリカがわざとフットボールを垣根の向こうの家へ投げ入れたらしい。
バックヤードの向こうには二軒ある。一軒は、子供がいるから、
知ってるものの、エリカが投げ込んだほうの家の人とはまったく面識がない。
「まったくぅ~、どうするのよエリカ。自分たちで向こう側のお家の人に声をかけて
取ってきなさいよ」と、とっさに言った。
しかし、子供たちだけでは行かせることができないので、
一緒についていくつもりだった。
夕食を作って最中だったので家にもどっていると、
一瞬、子供たちの気配がなくなった。
「もしや。。。」と、思いバックヤードへ出るが、子供たちはいない。
しかもバックヤードの向こうの家にも気配がない。
向こう側の家へ行ったのだろうとは思っていたけど、
一瞬不安になった。
家の近所は、不法滞在の人たちがタコ部屋みたいにして住んでいる家が
あったりして、かなり環境のよいところではない。
高架下の向こうの公園の前からは、連れ去られた女性がレイプなんて事件も
夏になると発生するのだ。
ま、そこまではさすがに行かないだろうけど。。。
猛ダッシュで車を出していた。
すると坂の下のほうに子供たちが見えた。
「こらぁ~~~っ!勝手に行っちゃーだめでしょ」と、子供たちを怒鳴る。
「だってお母さんが、行ってきなさいって」
デニスがしかめっ面で答える。
「行ってきなさいって言ったとしても、行くなら行くでちゃんと声をかけて
行かないとダメだよ。子供たちだけで勝手に外へ出してたら、お母さんが警察につかまっちゃうよ」
「ごめんなさい」
「で、向こう側のお家の人には声をかけたの?」
「いなかったから、勝手に入っちゃった」
「だめだよ、それは不法侵入で警察につかまることだってあるんだよ。お庭だって、よそのお家なのだから勝手に入ったらダメなの」
そう言いながら、自分の子供時代と今の子供たちの環境を頭の中で
比較していた。
私の子供の時代には、まず、よその家の庭を通って学校へ通う秘密の抜け道なんてのがあった。お向かいの家には、庭に勝手に入って犬をなでたり、えさをやったりしていたし、セミをとるために近所の庭に入るのなんて、当たり前の行為だった。
そう思うと、今、子供たちガ置かれてる環境って、管理が厳しくて、なんだか切ないな。
とはいえ逆に、よその子が勝手に入ってきたりしたら、かなり驚くだろうな。
家のフロントヤードは、まったく何も囲いがないので、勝手に人が入ってこれるのだけど。
一度なんて、ご近所の家の中で飼われているチワワが、たまたまフロントヤードに入ってきただけで、かなり驚いた。
こんな小さいチワワに驚くんだから、人間だったら、それこそ冷や汗ものかも。
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
ガザミとカイ
http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/637948
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エリカがわざとフットボールを垣根の向こうの家へ投げ入れたらしい。
バックヤードの向こうには二軒ある。一軒は、子供がいるから、
知ってるものの、エリカが投げ込んだほうの家の人とはまったく面識がない。
「まったくぅ~、どうするのよエリカ。自分たちで向こう側のお家の人に声をかけて
取ってきなさいよ」と、とっさに言った。
しかし、子供たちだけでは行かせることができないので、
一緒についていくつもりだった。
夕食を作って最中だったので家にもどっていると、
一瞬、子供たちの気配がなくなった。
「もしや。。。」と、思いバックヤードへ出るが、子供たちはいない。
しかもバックヤードの向こうの家にも気配がない。
向こう側の家へ行ったのだろうとは思っていたけど、
一瞬不安になった。
家の近所は、不法滞在の人たちがタコ部屋みたいにして住んでいる家が
あったりして、かなり環境のよいところではない。
高架下の向こうの公園の前からは、連れ去られた女性がレイプなんて事件も
夏になると発生するのだ。
ま、そこまではさすがに行かないだろうけど。。。
猛ダッシュで車を出していた。
すると坂の下のほうに子供たちが見えた。
「こらぁ~~~っ!勝手に行っちゃーだめでしょ」と、子供たちを怒鳴る。
「だってお母さんが、行ってきなさいって」
デニスがしかめっ面で答える。
「行ってきなさいって言ったとしても、行くなら行くでちゃんと声をかけて
行かないとダメだよ。子供たちだけで勝手に外へ出してたら、お母さんが警察につかまっちゃうよ」
「ごめんなさい」
「で、向こう側のお家の人には声をかけたの?」
「いなかったから、勝手に入っちゃった」
「だめだよ、それは不法侵入で警察につかまることだってあるんだよ。お庭だって、よそのお家なのだから勝手に入ったらダメなの」
そう言いながら、自分の子供時代と今の子供たちの環境を頭の中で
比較していた。
私の子供の時代には、まず、よその家の庭を通って学校へ通う秘密の抜け道なんてのがあった。お向かいの家には、庭に勝手に入って犬をなでたり、えさをやったりしていたし、セミをとるために近所の庭に入るのなんて、当たり前の行為だった。
そう思うと、今、子供たちガ置かれてる環境って、管理が厳しくて、なんだか切ないな。
とはいえ逆に、よその子が勝手に入ってきたりしたら、かなり驚くだろうな。
家のフロントヤードは、まったく何も囲いがないので、勝手に人が入ってこれるのだけど。
一度なんて、ご近所の家の中で飼われているチワワが、たまたまフロントヤードに入ってきただけで、かなり驚いた。
こんな小さいチワワに驚くんだから、人間だったら、それこそ冷や汗ものかも。
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
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