動物園のゴリラと家のリスと人類
ブロンクスズーにて、言語学の美恵子教授の娘マリちゃんとプレイデート。
子供たちとゴリラの森へ。
ゴリラが透明の壁の向こうから人間をにらんだ。
プリンプリン物語にでてきた
ルチ将軍みたいに知能指数1300はありそうな頭の大きなやつだった。
美恵子教授が、
「ゴリラが人間の言葉を理解できるのかを研究している人がいて、
ゴリラも人間と同じように言葉を理解することができるらしい。
舌が太いから、人間のような発声はできないらしいけど」と言った。
ただし、食べたいとか疲れたとか、本能に関することしか
反応しないらしい。まだまだ未知なのだなぁ~。
もしかしたら、ゴリラにだって「こいつ笑える」とか、「悔しい」とか、
「好みのタイプだ」といった感情もあるわけだろうから。
そんなことを考えながら、ゴリラを見ていると、
ゴリラが、みんなに向かって立ち上がり、こぶしの両手で胸をたたいた。
あのキングコングが強さを見せつけた脅威のポーズ。
ゴリラって実際にコレやるんだぁ~と関心した。
カップルでいたゴリラは突然に立ち上がって、二足歩行した。
美恵子教授も「ゴリラも二足歩行するんだ」とマジマジ観察。
脳がほぼ人間と同じゴリラなのに、進化した側の人間は、
ゴリラをこんな狭いところに閉じ込めて観察する立場にいる。
きっとこのゴリラの仲間が進化して、いまやロケットを打ち上げたり、
コンピューターやiphoneを開発したり、さまざまな病気を外科手術で治したりできる人間になってきているわけで。人類ってやっぱり不思議。
進化論が宗教によって阻まれていなければ、もっと人類の研究も進んでいるのかもしれないが、人間の尊厳を守る宗教がなければ、もっと人類は破滅への道へ進むのかもしれないし。。。
誰かのブログから抜粋された2007年の新聞記事によると、人類の進化って、はかり知れないくらい長い歴史を経ているのだ。
2種類の人類祖先が同時期に存在か ケニア北部で定説覆す化石発見
ケニア北部で、いずれも約百五十万年前のものとみられる二種類の人類祖先の化石を発見したと、英米などの国際チームが九日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
二種類のうち一方は猿人と原人の特徴を併せ持つホモハビリス、もう一方は原人ホモエレクトスとみられる。現在、人類はこの二百万年の間に、ホモハビリスからホモエレクトスに進化、さらに現代人のホモサピエンスになったと考えられている。今回の発見で、ホモハビリスとホモエレクトスは同時期にほぼ同じ地域で暮らしていたことになり、定説の見直しが迫られるという。
チームは二〇〇〇年、トゥルカナ湖東岸で上あごと頭骨の化石を発掘。上あごには六本の歯があり、犬歯や臼歯の形状からホモハビリスと判断した。地層の火山灰から百四十四万年前のものとされ、これまで百六十五万年前までとされていたホモハビリスの存在時期を二十万年以上更新した。
頭骨は頭頂部やあごとの結合部の形状などから百五十五万年前のホモエレクトスと判断された。
この結果、ホモハビリスとホモエレクトスは五十万年間、ほぼ同じ地域で生きていたことになり、チームは「ホモエレクトスはホモハビリスから進化したのではなく、共通の祖先から分かれたのだろう」としている。(2007年8月9日 中日朝刊)
こうして動物園で、多くの人間から眺められている動物たちを見ながら、
同じ動物でありながら、ほかの動物を捕食以外の目的で利用するなんて、なんと人間というものは傲慢な生き物なのだろうと思った。
そして家に帰ると、レイが家の天井に賃貸料も払わずに住みついているリスの駆除に奔走していた。
ドンドンと天井をたたき、リスを追い出してから、隙間をふさごうという作戦。
私は、リスが入ってこなければいいわけだから、その作戦が一番だと思っていた。
しかし、リスは思うように出てこない。
「こうなったら、隙間をふさいで、死ぬのを待つしかないな」などと、レイが残酷なことを言い出した。
「でも、ご遺体はどうするの?」
「それは、臭いがするところの壁に穴をあけて取り出すしかないよ」
「そんな強引な」
「ダッドはそうやって、いつもネズミの死骸を取り出しているよ」
「そうなんだ」
アルミの格子のようなものをで隙間をふさいだ後、そこから
リスが出ようとしているのをレイが見た。
「やっぱ、リスは捕獲したほうがいいから、エクスターミネーターに連絡しよう」
結局、リスを駆除するプロに頼むことにした。
リス駆除プロのビジネスカードには、リスが引越し荷物なのか、
棒の先に風呂敷袋を巻きつけたものを抱え、背を丸めている絵がついている。
「リスに、荷物をまとめて出て行けってことね」と、レイと後から笑った。
天井と屋根の隙間の出口に、すぐさま大きめのネズミとりみたいなカゴを取り付けた。
エクスターミネーターが帰った2時間後には、リスがかかっていた。
カゴの中から出られず、バタバタしている。
毎日、家の中と、外をウロウロして食べ物を見つけたり、遊んだりして、
せっせと暮らしていたのだろうに、
こいつは、明日、プロの殺し屋にやられる運命なのか?
なんて人間って、傲慢なのだろうと、再び思う。
それでも、リスを開放して救ってあげようとまでは、思えない傲慢な人間の一人である私がいる。
人間の中にも、ベジタリアンとか、
ゴリラの森を救おうと立ち上がる人間がいることも知っている。
しかし、大多数の人間が、動物を支配下におくことで、生き抜いている。
この傲慢な人間という動物が、ほかの動物たちと、平和に共存することは、
永遠に不可能なのだ。
人類は滅びるという科学者の意見もあるらしけど、
これほど傲慢で頭のいい人間なのだから、生きるためには
抜け道を探りあてるはずだ。
と、思って、そういえば
砒素の中で生きていた生物をNASAが2010年に探り当てたなぁ~なんて思ってたら、
やっぱり、これって眉唾だったの?
砒素で生きる細菌に疑問の声
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
ガザミとカイ
http://no-ichigo.jp/read/book/book_id/637948
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子供たちとゴリラの森へ。
ゴリラが透明の壁の向こうから人間をにらんだ。
プリンプリン物語にでてきた
ルチ将軍みたいに知能指数1300はありそうな頭の大きなやつだった。
美恵子教授が、
「ゴリラが人間の言葉を理解できるのかを研究している人がいて、
ゴリラも人間と同じように言葉を理解することができるらしい。
舌が太いから、人間のような発声はできないらしいけど」と言った。
ただし、食べたいとか疲れたとか、本能に関することしか
反応しないらしい。まだまだ未知なのだなぁ~。
もしかしたら、ゴリラにだって「こいつ笑える」とか、「悔しい」とか、
「好みのタイプだ」といった感情もあるわけだろうから。
そんなことを考えながら、ゴリラを見ていると、
ゴリラが、みんなに向かって立ち上がり、こぶしの両手で胸をたたいた。
あのキングコングが強さを見せつけた脅威のポーズ。
ゴリラって実際にコレやるんだぁ~と関心した。
カップルでいたゴリラは突然に立ち上がって、二足歩行した。
美恵子教授も「ゴリラも二足歩行するんだ」とマジマジ観察。
脳がほぼ人間と同じゴリラなのに、進化した側の人間は、
ゴリラをこんな狭いところに閉じ込めて観察する立場にいる。
きっとこのゴリラの仲間が進化して、いまやロケットを打ち上げたり、
コンピューターやiphoneを開発したり、さまざまな病気を外科手術で治したりできる人間になってきているわけで。人類ってやっぱり不思議。
進化論が宗教によって阻まれていなければ、もっと人類の研究も進んでいるのかもしれないが、人間の尊厳を守る宗教がなければ、もっと人類は破滅への道へ進むのかもしれないし。。。
誰かのブログから抜粋された2007年の新聞記事によると、人類の進化って、はかり知れないくらい長い歴史を経ているのだ。
2種類の人類祖先が同時期に存在か ケニア北部で定説覆す化石発見
ケニア北部で、いずれも約百五十万年前のものとみられる二種類の人類祖先の化石を発見したと、英米などの国際チームが九日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
二種類のうち一方は猿人と原人の特徴を併せ持つホモハビリス、もう一方は原人ホモエレクトスとみられる。現在、人類はこの二百万年の間に、ホモハビリスからホモエレクトスに進化、さらに現代人のホモサピエンスになったと考えられている。今回の発見で、ホモハビリスとホモエレクトスは同時期にほぼ同じ地域で暮らしていたことになり、定説の見直しが迫られるという。
チームは二〇〇〇年、トゥルカナ湖東岸で上あごと頭骨の化石を発掘。上あごには六本の歯があり、犬歯や臼歯の形状からホモハビリスと判断した。地層の火山灰から百四十四万年前のものとされ、これまで百六十五万年前までとされていたホモハビリスの存在時期を二十万年以上更新した。
頭骨は頭頂部やあごとの結合部の形状などから百五十五万年前のホモエレクトスと判断された。
この結果、ホモハビリスとホモエレクトスは五十万年間、ほぼ同じ地域で生きていたことになり、チームは「ホモエレクトスはホモハビリスから進化したのではなく、共通の祖先から分かれたのだろう」としている。(2007年8月9日 中日朝刊)
こうして動物園で、多くの人間から眺められている動物たちを見ながら、
同じ動物でありながら、ほかの動物を捕食以外の目的で利用するなんて、なんと人間というものは傲慢な生き物なのだろうと思った。
そして家に帰ると、レイが家の天井に賃貸料も払わずに住みついているリスの駆除に奔走していた。
ドンドンと天井をたたき、リスを追い出してから、隙間をふさごうという作戦。
私は、リスが入ってこなければいいわけだから、その作戦が一番だと思っていた。
しかし、リスは思うように出てこない。
「こうなったら、隙間をふさいで、死ぬのを待つしかないな」などと、レイが残酷なことを言い出した。
「でも、ご遺体はどうするの?」
「それは、臭いがするところの壁に穴をあけて取り出すしかないよ」
「そんな強引な」
「ダッドはそうやって、いつもネズミの死骸を取り出しているよ」
「そうなんだ」
アルミの格子のようなものをで隙間をふさいだ後、そこから
リスが出ようとしているのをレイが見た。
「やっぱ、リスは捕獲したほうがいいから、エクスターミネーターに連絡しよう」
結局、リスを駆除するプロに頼むことにした。
リス駆除プロのビジネスカードには、リスが引越し荷物なのか、
棒の先に風呂敷袋を巻きつけたものを抱え、背を丸めている絵がついている。
「リスに、荷物をまとめて出て行けってことね」と、レイと後から笑った。
天井と屋根の隙間の出口に、すぐさま大きめのネズミとりみたいなカゴを取り付けた。
エクスターミネーターが帰った2時間後には、リスがかかっていた。
カゴの中から出られず、バタバタしている。
毎日、家の中と、外をウロウロして食べ物を見つけたり、遊んだりして、
せっせと暮らしていたのだろうに、
こいつは、明日、プロの殺し屋にやられる運命なのか?
なんて人間って、傲慢なのだろうと、再び思う。
それでも、リスを開放して救ってあげようとまでは、思えない傲慢な人間の一人である私がいる。
人間の中にも、ベジタリアンとか、
ゴリラの森を救おうと立ち上がる人間がいることも知っている。
しかし、大多数の人間が、動物を支配下におくことで、生き抜いている。
この傲慢な人間という動物が、ほかの動物たちと、平和に共存することは、
永遠に不可能なのだ。
人類は滅びるという科学者の意見もあるらしけど、
これほど傲慢で頭のいい人間なのだから、生きるためには
抜け道を探りあてるはずだ。
と、思って、そういえば
砒素の中で生きていた生物をNASAが2010年に探り当てたなぁ~なんて思ってたら、
やっぱり、これって眉唾だったの?
砒素で生きる細菌に疑問の声
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
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ガザミとカイ
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