ニューヨーク多民族社会は電車のモラルも複雑
日本のように時間通りにこないニューヨークの地下鉄。
それでも、駅によっては「あと3分で到着」みたいな電光表示が出るようになった。
新聞に「中国人乗客があるとき、家族が来るのをドアを押さえて待っていたりして、
そのせいで発車できないことが多い」みたいな記事があった。
中国って本土が広いからまだまだ電車も時間通りに来なさそうだし、その辺アバウトだろうから
文化的に仕方ないのかもなぁ~と思っていた。
私は、飛び乗りってめったにやらないけど、一度だけ
ドアにバッグがはさまって、周りにいた男性がドアを開けてくれたことがある。
つい先日、ヤンキースの帽子をかぶった男性が、グランドセントラル駅から
タイムズスクエアへ行くシャトルの地下鉄に朝から飛び乗ろうとして
右足の靴だけがドアにはさまっていた。身体はホームにある。
引っかかったまま発車するわけないと思ったけど、
誰も助けなかったので、私がそばにいたし、とりあえずドアを一緒に開けてあげた。
ドアが開いたのが一瞬だったため、彼は足を引っ込めて
ホームに残るのだろうと思っていた。
ところが、足を引っ込めるどころか、まったく足を引っ込めようとしない。
まるでドラマなどでヤクザな男が借金取りにやってきて、負債者がドアを開けた瞬間に靴をはさんで
閉まらないようにしているところ、一生懸命に負債者がドアを閉めようとするみたいなシーンと同じ。
私は、3回ほどドアがガタンガタンと開こうとしたところで、もう諦めて
その男性から離れた。
ほかの乗客もまったく助けようとしない。
当たり前のように、5回、6回とドアがガタン、ガタンと一瞬開く。
すでに満員電車をほぼ30秒近く発車させないで停めている。
それでも男性は、駅員のほうを睨みつけ、当たり前のように靴をはさんでいる。
10回ほどドアが開くのを繰り返した後、ようやく男性が乗車できるくらいの時間
ドアを開けた。
男は、ゆっくりと電車に乗り込み、ゆっくりと車両の真ん中あたりに座った。
そして何もなかったように携帯をいじっていた。
いやはや国が違うと、モラルが、まったく違うのだと改めて思った。
どこの国の出身だかわからないけど、電車を遅らせることに罪悪感をおぼえないようだ。
こんなに色々と違ったモラルを持つ人々の中にいると、何が正解なのかわからなくなることもある。
しかし、電車が正確な時間につかないことにより、経済効果が下がることは
なんとなくわかる気がする。
たとえば時間通りにこないピザ屋の宅配だと、オーダーする客も減るだろう。
最近はアメリカも移民を受け入れる枠が少なくなった。
おそらく、こうした小さなモラルの問題にも対処していかないと
経済効果が上がっていかないからなのだろうなぁ~。
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
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弘恵ベイリーTwitter

NYジャピオン「35歳だった」を執筆中
NYで活躍する日本人エンターテイナーを応援するサイトNY1PAGEもよろしく!
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それでも、駅によっては「あと3分で到着」みたいな電光表示が出るようになった。
新聞に「中国人乗客があるとき、家族が来るのをドアを押さえて待っていたりして、
そのせいで発車できないことが多い」みたいな記事があった。
中国って本土が広いからまだまだ電車も時間通りに来なさそうだし、その辺アバウトだろうから
文化的に仕方ないのかもなぁ~と思っていた。
私は、飛び乗りってめったにやらないけど、一度だけ
ドアにバッグがはさまって、周りにいた男性がドアを開けてくれたことがある。
つい先日、ヤンキースの帽子をかぶった男性が、グランドセントラル駅から
タイムズスクエアへ行くシャトルの地下鉄に朝から飛び乗ろうとして
右足の靴だけがドアにはさまっていた。身体はホームにある。
引っかかったまま発車するわけないと思ったけど、
誰も助けなかったので、私がそばにいたし、とりあえずドアを一緒に開けてあげた。
ドアが開いたのが一瞬だったため、彼は足を引っ込めて
ホームに残るのだろうと思っていた。
ところが、足を引っ込めるどころか、まったく足を引っ込めようとしない。
まるでドラマなどでヤクザな男が借金取りにやってきて、負債者がドアを開けた瞬間に靴をはさんで
閉まらないようにしているところ、一生懸命に負債者がドアを閉めようとするみたいなシーンと同じ。
私は、3回ほどドアがガタンガタンと開こうとしたところで、もう諦めて
その男性から離れた。
ほかの乗客もまったく助けようとしない。
当たり前のように、5回、6回とドアがガタン、ガタンと一瞬開く。
すでに満員電車をほぼ30秒近く発車させないで停めている。
それでも男性は、駅員のほうを睨みつけ、当たり前のように靴をはさんでいる。
10回ほどドアが開くのを繰り返した後、ようやく男性が乗車できるくらいの時間
ドアを開けた。
男は、ゆっくりと電車に乗り込み、ゆっくりと車両の真ん中あたりに座った。
そして何もなかったように携帯をいじっていた。
いやはや国が違うと、モラルが、まったく違うのだと改めて思った。
どこの国の出身だかわからないけど、電車を遅らせることに罪悪感をおぼえないようだ。
こんなに色々と違ったモラルを持つ人々の中にいると、何が正解なのかわからなくなることもある。
しかし、電車が正確な時間につかないことにより、経済効果が下がることは
なんとなくわかる気がする。
たとえば時間通りにこないピザ屋の宅配だと、オーダーする客も減るだろう。
最近はアメリカも移民を受け入れる枠が少なくなった。
おそらく、こうした小さなモラルの問題にも対処していかないと
経済効果が上がっていかないからなのだろうなぁ~。
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NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
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