ロボットの弟子になる時代がやってくる
私がアメリカに渡ったころ、
アメリカのATMは、封筒にお金を入れてお預入れしていた。
(もちろん日本では、現金でATMで預金するなんて私が子供のころから当たり前な世界だった。)
ので、
レイから「裏で現金を数え間違えたり、いろいろあるから、テイラーに確実に渡したほうが
いいよ」と言われていた。
15年近くそれから時が過ぎた。
私はレイの言いつけを守り、いまだにチェックもキャッシュもDipositのスリップに
アカウント#を書き入れ、テイラーに手渡ししていた。
それとは別の話だが、ある時
レイが「弘恵は、支払とか小切手をオンラインで送れるって知ってる?」と言われた。
「え?それって何?」
銀行の自分のオンラインアカウントに入り、小切手をここに送ってほしいと、住所や名前を入れさえすれば
送ってくれるのだ。
私の知らないところで、小切手が発行されるわけである。
「知らなかったの?あり得ないよ。そんなサービスは昔からあるよ」レイに半ば
呆れられた。私ってお金の進化についていけてないのだ。ってか、日本では現金預金なんて
私が子供のころから当たり前ったのだから、はっきりいってアメリカのおくれが私を混乱させたのだ。
この週末、レイの実家でいつものように家族が集まりいろいろな話をしているうち、
クレジットカード支払い大国アメリカに住んでいながら、
クレジットカードを使ったことがないというレイのマムの話になった。
そんな中「弘恵は、つい最近オンラインで小切手を送れるって知ったんだぜ」と、
レイが家族の前で大笑いした。
「銀行でもチェックをそのまま入れたら、ちゃんとATMがチェックの金額を読んでくれるって
最近知ったんだよね。つい最近まで、スリップ書いてテイラーに渡してたんだから」と、自虐ネタで大笑いしていた。
「まさか現金も金額を読んでくれるの?」ついでに言ってみた。
「当たり前じゃん」と、家族が口をそろえて言った。
ようやく日本のATMに追いついてきたかと思ったけど、さすがにアメリカにもこのATMは2010年ごろから
導入されていたらしい。
そんなに前から封筒がなくなっていたのに、私は気づいてなかったっていうのが、ヤバすぎる。
ってか、スマホとか写真で写した小切手を振込できるというのは、CMでやってるから知ってたけどさ。
これがあれば、もはや銀行に行かなくても小切手を振り込める。
「でも、私が旧式でやってるのはテイラーの仕事を奪いたくないからよ。そうよねマム」とマムに
同意を求める。
「そうよ。なんでもかんでも自動化されちゃったら、テイラーが人間がいらなくなるでしょ」
「でもテイラーより、機械のほうが信用できたりするんだよな。ダメなお札ははじいて戻ってくるし。
数え間違えることもない。自分がすぐに金額を確認できるのもいい」とダッド。
銀行業務も人間対機械の勝負になってきたのだなぁ~。
そんなに機械がなんでもやってくれるようになれば、本当に人間は何をやって
お金を稼げばよいのだろう?
つい最近のSF映画で見たけど、使用後の人型ロボットを壊す仕事とか、
逆にロボットがやり残した仕事をする、人間はロボットの下働きになっていくのだろうか。
って、すでに私はiRobotが掃除できない部屋の角にある鋭角な部分とかに掃除機をかけている。
掃除機の弟子みたいな気分だ。奴に働けって言ってるつもりだったけど、実は師匠のおこぼれを頂戴して
掃除機をかけてるのかもしれん。
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
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弘恵ベイリーTwitter

NYジャピオン「35歳だった」を執筆中
NYで活躍する日本人エンターテイナーを応援するサイトNY1PAGEもよろしく!
http://ny1page.com
アメリカのATMは、封筒にお金を入れてお預入れしていた。
(もちろん日本では、現金でATMで預金するなんて私が子供のころから当たり前な世界だった。)
ので、
レイから「裏で現金を数え間違えたり、いろいろあるから、テイラーに確実に渡したほうが
いいよ」と言われていた。
15年近くそれから時が過ぎた。
私はレイの言いつけを守り、いまだにチェックもキャッシュもDipositのスリップに
アカウント#を書き入れ、テイラーに手渡ししていた。
それとは別の話だが、ある時
レイが「弘恵は、支払とか小切手をオンラインで送れるって知ってる?」と言われた。
「え?それって何?」
銀行の自分のオンラインアカウントに入り、小切手をここに送ってほしいと、住所や名前を入れさえすれば
送ってくれるのだ。
私の知らないところで、小切手が発行されるわけである。
「知らなかったの?あり得ないよ。そんなサービスは昔からあるよ」レイに半ば
呆れられた。私ってお金の進化についていけてないのだ。ってか、日本では現金預金なんて
私が子供のころから当たり前ったのだから、はっきりいってアメリカのおくれが私を混乱させたのだ。
この週末、レイの実家でいつものように家族が集まりいろいろな話をしているうち、
クレジットカード支払い大国アメリカに住んでいながら、
クレジットカードを使ったことがないというレイのマムの話になった。
そんな中「弘恵は、つい最近オンラインで小切手を送れるって知ったんだぜ」と、
レイが家族の前で大笑いした。
「銀行でもチェックをそのまま入れたら、ちゃんとATMがチェックの金額を読んでくれるって
最近知ったんだよね。つい最近まで、スリップ書いてテイラーに渡してたんだから」と、自虐ネタで大笑いしていた。
「まさか現金も金額を読んでくれるの?」ついでに言ってみた。
「当たり前じゃん」と、家族が口をそろえて言った。
ようやく日本のATMに追いついてきたかと思ったけど、さすがにアメリカにもこのATMは2010年ごろから
導入されていたらしい。
そんなに前から封筒がなくなっていたのに、私は気づいてなかったっていうのが、ヤバすぎる。
ってか、スマホとか写真で写した小切手を振込できるというのは、CMでやってるから知ってたけどさ。
これがあれば、もはや銀行に行かなくても小切手を振り込める。
「でも、私が旧式でやってるのはテイラーの仕事を奪いたくないからよ。そうよねマム」とマムに
同意を求める。
「そうよ。なんでもかんでも自動化されちゃったら、テイラーが人間がいらなくなるでしょ」
「でもテイラーより、機械のほうが信用できたりするんだよな。ダメなお札ははじいて戻ってくるし。
数え間違えることもない。自分がすぐに金額を確認できるのもいい」とダッド。
銀行業務も人間対機械の勝負になってきたのだなぁ~。
そんなに機械がなんでもやってくれるようになれば、本当に人間は何をやって
お金を稼げばよいのだろう?
つい最近のSF映画で見たけど、使用後の人型ロボットを壊す仕事とか、
逆にロボットがやり残した仕事をする、人間はロボットの下働きになっていくのだろうか。
って、すでに私はiRobotが掃除できない部屋の角にある鋭角な部分とかに掃除機をかけている。
掃除機の弟子みたいな気分だ。奴に働けって言ってるつもりだったけど、実は師匠のおこぼれを頂戴して
掃除機をかけてるのかもしれん。
子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
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NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
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