ディープなNYジャクソンハイツの探検
友人、あきちゃんとは、いつでもDeepなニューヨークを探検している。
あきちゃんとは、昔、ハーレムに住んでた時代に、お年寄りの集うハーレムのバーへちょくちょく通っていた。
(とはいえ、あきちゃんはDEEPだけでなくヒップな場所も知っているので、いつも新鮮なところへ誘ってもらっている)
NYは開発のまだ進んでいないDeepな場所こそ面白い。
今回、探検に行ったのは、ジャクソンハイツ。
慣れてるって思ってたニューヨーク、いまだに地下鉄を間違うぜまったく。
ま、その話に入る前に。
地下鉄でのエピソードをもろもろ。
今日はブルックリンで取材があったのだけど、週末の地下鉄は7が走ってなかったりと厄介。
間違ってクィーンズへN,Rラインで行ったら、やっぱり7は動いてない。
「ここから乗り換えの駅へ行くのはバスしかないよ」
と、知らないオヤジに聞いたら教えてくれた。
バスの移動なんて無理。何時に来るのかわからないし。。。
仕方なく、いったんマンハッタンへ戻った。
そして59STから51STへタクシーで移動するはめに。
ブルックリンへ行こうと
タクシーを停めたら、ドライバーはお約束のようにインド人のオヤジ。
「ブルックリンに行きたいんだけど」
「どこ?」
「ここ」と住所を見せる。
「ブルックリンまで行けるけど、そこから先は教えてね」
「教えてね、っつったって、私もブルックリンわからないし。ナビゲーションはないの?」
「ない」
NYって最先端って思ってても、イエローキャブにナビゲーションすらついてないのだ。
これって、
東京のリストラオヤジが運転しているタクシーよりひどい。ブルックリンやクィーンズがこれほど
ベッドタウンとして栄えてるのに、まったくナビゲートできないのである。
しかも私の携帯も旧式なので、ナビできない。
仕方ないので、51STへ行ってもらって地下鉄に乗る。
そこからは、ブルックリンへ行く電車が動いているのだ。
電車を待っている黒人の姉さんにどの電車に乗るべきか聞いていたら、隣でその話を聞いていた
チャイニーズのシリアルバーを食べながらのオタクっぽい若者が教えてくれた。
「とにかく週末の電車は、思ったとおりに動かないから、普段は1時間で移動できるところを3時間は
みてないと無理」ってぼやく黒人の姉さん。
チャイニーズの若者は、
「Mトレインにまず乗って、Gに乗り換えなよ」
それで正しいのだけど、とにかくMトレインがこない。
するとEトレインがきて、Eトレインだから乗れないなって思ってると
「これに乗りなよ。これも乗り換えの駅に行くから」と、チャイニーズ若者。
そして満員電車で乗換駅へ。「ここで降りてGに乗り換えて」と、親切に教えてくれた。
親切な彼のおかげで
無事にブルックリンの目的地に着くことができた。
それにしても、なぜ最初はMしか行かないなんて言ってたの?
無事に取材を終え、
取材の後は、友人との待ち合わせはジャクソンハイツへ。
またしてもジャクソンハイツへの道のりが困難。
ってか、乗り換えてすぐに、ちゃんとその電車に乗ってたのに
質問した相手が悪かった。
東南アジア系の女性二人。
「これって、ジャクソンハイツにとまる?」
「とまるわよ。ジャクソンハイツは74st」
「74?」
「そう74」
しかし、
ほかの停車駅の名は、60番台ばかり。なぜに74?
すると、次の駅ROOSEVELT AVEがまさにジャクソンハイツだったらしい。
だったらそうだって言ってくれればいいのに。。。
何も教えてくれないまま、彼女らはROOSEVELT AVEで降りた。
混雑しているのでアナウンスもほとんど聞き取れない。
なぜに「降りろ」って言ってくれない?
私は知らず、次の駅へ。
車内が空いたので、地下鉄マップを見てみると、行き過ぎているじゃないか。
そのROOSEVELT AVEがジャクソンハイツだったのだ。
いまだに地下鉄マップ持ってないと無理かもって、自分で歯ぎしりしながら
引き返す。
ようやくジャクソンハイツへ着いたのだった。
ジャクソンハイツ。
えっ、ここは本当にアメリカですか?
インド街には、インドのスーパーマーケットがあり、見たことないカレーのレトルトやスナックそして
スパイスが売っている。そのあたりはインド人ばかり。
そして反対側は、見たことのないマッサージの店やら殿方専用の店。
ここは歌舞伎町ですか?っていう街並みなのだ。
山本晋也監督がいたら、まさに水を得た魚になりそうなところ。
カレーは本格派インドカレーを堪能し、スパニッシュしかしゃべれない姉ちゃんがウエイトレスの
メキシカンダイナーでメキシカンなビールで二次会。
歩いていても、ラテン系ばかりのバーやクラブがわんさか。
しかもレスリングもあるらしい。そのバーは、かなり興味をそそった。
いやはや異国にいるようで、めちゃくちゃ楽しんだ。
まだまだDEEPだクィーンズ。
昨今は、マンハッタンって、メジャー企業に牛耳られ、
どこもかしこも似通った街並みで面白みに欠ける。
こういう近代化されていないニューヨークこそが一番楽しい。
インド系スーパーマーケットで発見したカップスープ。パッケージに濃い顔の男女がスゴイ。

子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
読めるようになるかな。
トップ10入り、ご協力宜しくお願いします。ポチするだけです。
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弘恵ベイリーTwitter

NYジャピオン「35歳だった」を執筆中
NYで活躍する日本人エンターテイナーを応援するサイトNY1PAGEもよろしく!
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あきちゃんとは、昔、ハーレムに住んでた時代に、お年寄りの集うハーレムのバーへちょくちょく通っていた。
(とはいえ、あきちゃんはDEEPだけでなくヒップな場所も知っているので、いつも新鮮なところへ誘ってもらっている)
NYは開発のまだ進んでいないDeepな場所こそ面白い。
今回、探検に行ったのは、ジャクソンハイツ。
慣れてるって思ってたニューヨーク、いまだに地下鉄を間違うぜまったく。
ま、その話に入る前に。
地下鉄でのエピソードをもろもろ。
今日はブルックリンで取材があったのだけど、週末の地下鉄は7が走ってなかったりと厄介。
間違ってクィーンズへN,Rラインで行ったら、やっぱり7は動いてない。
「ここから乗り換えの駅へ行くのはバスしかないよ」
と、知らないオヤジに聞いたら教えてくれた。
バスの移動なんて無理。何時に来るのかわからないし。。。
仕方なく、いったんマンハッタンへ戻った。
そして59STから51STへタクシーで移動するはめに。
ブルックリンへ行こうと
タクシーを停めたら、ドライバーはお約束のようにインド人のオヤジ。
「ブルックリンに行きたいんだけど」
「どこ?」
「ここ」と住所を見せる。
「ブルックリンまで行けるけど、そこから先は教えてね」
「教えてね、っつったって、私もブルックリンわからないし。ナビゲーションはないの?」
「ない」
NYって最先端って思ってても、イエローキャブにナビゲーションすらついてないのだ。
これって、
東京のリストラオヤジが運転しているタクシーよりひどい。ブルックリンやクィーンズがこれほど
ベッドタウンとして栄えてるのに、まったくナビゲートできないのである。
しかも私の携帯も旧式なので、ナビできない。
仕方ないので、51STへ行ってもらって地下鉄に乗る。
そこからは、ブルックリンへ行く電車が動いているのだ。
電車を待っている黒人の姉さんにどの電車に乗るべきか聞いていたら、隣でその話を聞いていた
チャイニーズのシリアルバーを食べながらのオタクっぽい若者が教えてくれた。
「とにかく週末の電車は、思ったとおりに動かないから、普段は1時間で移動できるところを3時間は
みてないと無理」ってぼやく黒人の姉さん。
チャイニーズの若者は、
「Mトレインにまず乗って、Gに乗り換えなよ」
それで正しいのだけど、とにかくMトレインがこない。
するとEトレインがきて、Eトレインだから乗れないなって思ってると
「これに乗りなよ。これも乗り換えの駅に行くから」と、チャイニーズ若者。
そして満員電車で乗換駅へ。「ここで降りてGに乗り換えて」と、親切に教えてくれた。
親切な彼のおかげで
無事にブルックリンの目的地に着くことができた。
それにしても、なぜ最初はMしか行かないなんて言ってたの?
無事に取材を終え、
取材の後は、友人との待ち合わせはジャクソンハイツへ。
またしてもジャクソンハイツへの道のりが困難。
ってか、乗り換えてすぐに、ちゃんとその電車に乗ってたのに
質問した相手が悪かった。
東南アジア系の女性二人。
「これって、ジャクソンハイツにとまる?」
「とまるわよ。ジャクソンハイツは74st」
「74?」
「そう74」
しかし、
ほかの停車駅の名は、60番台ばかり。なぜに74?
すると、次の駅ROOSEVELT AVEがまさにジャクソンハイツだったらしい。
だったらそうだって言ってくれればいいのに。。。
何も教えてくれないまま、彼女らはROOSEVELT AVEで降りた。
混雑しているのでアナウンスもほとんど聞き取れない。
なぜに「降りろ」って言ってくれない?
私は知らず、次の駅へ。
車内が空いたので、地下鉄マップを見てみると、行き過ぎているじゃないか。
そのROOSEVELT AVEがジャクソンハイツだったのだ。
いまだに地下鉄マップ持ってないと無理かもって、自分で歯ぎしりしながら
引き返す。
ようやくジャクソンハイツへ着いたのだった。
ジャクソンハイツ。
えっ、ここは本当にアメリカですか?
インド街には、インドのスーパーマーケットがあり、見たことないカレーのレトルトやスナックそして
スパイスが売っている。そのあたりはインド人ばかり。
そして反対側は、見たことのないマッサージの店やら殿方専用の店。
ここは歌舞伎町ですか?っていう街並みなのだ。
山本晋也監督がいたら、まさに水を得た魚になりそうなところ。
カレーは本格派インドカレーを堪能し、スパニッシュしかしゃべれない姉ちゃんがウエイトレスの
メキシカンダイナーでメキシカンなビールで二次会。
歩いていても、ラテン系ばかりのバーやクラブがわんさか。
しかもレスリングもあるらしい。そのバーは、かなり興味をそそった。
いやはや異国にいるようで、めちゃくちゃ楽しんだ。
まだまだDEEPだクィーンズ。
昨今は、マンハッタンって、メジャー企業に牛耳られ、
どこもかしこも似通った街並みで面白みに欠ける。
こういう近代化されていないニューヨークこそが一番楽しい。
インド系スーパーマーケットで発見したカップスープ。パッケージに濃い顔の男女がスゴイ。

子供たちのために書いた小説ガザミとカイ。早く日本語の本も
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Comment
週末の地下鉄ってやつは
MTAの不親切ぶりというか、カオスはすごいよね。
私も夫とつい先週、駅で地下鉄を20分くらい待った後に、週末のスケジュール変更で走ってないっていう貼り紙を発見した(びっくりー!)
プラットホームにはうじゃうじゃに人が居て、みんなイライラしながら来ない電車を待ち続けてたよw 放送のひとつがあってもいいよね。っていうか、こういうことがありうるのは知ってるのに、懲りない自分達もバカなんだけどー。。。┐(´∀`)┌
私も夫とつい先週、駅で地下鉄を20分くらい待った後に、週末のスケジュール変更で走ってないっていう貼り紙を発見した(びっくりー!)
プラットホームにはうじゃうじゃに人が居て、みんなイライラしながら来ない電車を待ち続けてたよw 放送のひとつがあってもいいよね。っていうか、こういうことがありうるのは知ってるのに、懲りない自分達もバカなんだけどー。。。┐(´∀`)┌
Re: 週末の地下鉄ってやつは
よっちゃん
20分待って気づくというところもスゴイ!でもお知らせの紙も、なんだかテロテロした普通の紙だから
わかりにくいよね。
ヒロエ
> MTAの不親切ぶりというか、カオスはすごいよね。
>
> 私も夫とつい先週、駅で地下鉄を20分くらい待った後に、週末のスケジュール変更で走ってないっていう貼り紙を発見した(びっくりー!)
>
> プラットホームにはうじゃうじゃに人が居て、みんなイライラしながら来ない電車を待ち続けてたよw 放送のひとつがあってもいいよね。っていうか、こういうことがありうるのは知ってるのに、懲りない自分達もバカなんだけどー。。。┐(´∀`)┌
20分待って気づくというところもスゴイ!でもお知らせの紙も、なんだかテロテロした普通の紙だから
わかりにくいよね。
ヒロエ
> MTAの不親切ぶりというか、カオスはすごいよね。
>
> 私も夫とつい先週、駅で地下鉄を20分くらい待った後に、週末のスケジュール変更で走ってないっていう貼り紙を発見した(びっくりー!)
>
> プラットホームにはうじゃうじゃに人が居て、みんなイライラしながら来ない電車を待ち続けてたよw 放送のひとつがあってもいいよね。っていうか、こういうことがありうるのは知ってるのに、懲りない自分達もバカなんだけどー。。。┐(´∀`)┌
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