親が学校行事への積極的参加が必要
ちょっとしたもめごとにデニスが巻き込まれて、デニスのせいじゃないのに
転入2か月目の女の子タイ―シャ(仮名)からの告げ口により、校長に呼び出された。
タイ―シャは、バスの中でも他の男の子同士でデニスは話しているというのに、彼女にデニスが
何かを言ったといつも怒りだすのだとか。
アヤにも、たまにブランコをゆずれと強引にとったり、ここから先に来るなとラインを引いたりなど
タイ―シャがストレスを与えてくるらしい。
この日は、ランチの時
デニスが食べ終えたサンドイッチの入っていたアルミニウムをボール状に丸めたところ
男の子がそれをとって投げた。それがほかの男の子の顔にあたり、
男の子同士が喧嘩になったらしい。
それを2テーブル離れたところでタイ―シャが見ていた。何が起こってるのか見えるはずがない場所。
それなのにタイ―シャは
「デニスのせいだ」と言いだしたという。デニスはアルミニウムのボールを捨てようとしていた
だけなのにだ。
しかもデニスはカース(汚い言葉でののしること)していないのに、カースしたと言い張ったらしい。
レイが出張中なのでレイのマムと一緒に学校へ。
校長は、校長に対するデニスの態度がとても悪いのだと訴えた。
しかも何が起こったのかを話さないのだとか。
デニスによると、話そうとしたら、校長が聞く耳を持たなかったというのが事実らしいのだけど。
私は親の欲目ではないけど、デニスのほうが本当のことを言ってるのだと
この校長に会って納得した。
校長は、かなり王様的なキャラ。
服従しない生徒はすべて悪なのだ。
だからデニスは罪を認めないので、悪なのである。
ってか、やってない罪を認める必要はないのだから、私はデニスのほうがまともだと思う。
私はまず前日、子供たちに書かせた事実を記録した紙を校長に渡した。
デニスを同席させ、持ってきた事実の記録に
目を通すこともなく、校長は話しをはじめた。
そこからしてかなりキツイって思った。
子供が書いたものであり、
たいした文章の長さじゃないのだから、ざっと目を通すくらいのことはするよね普通。
校長にとって事実はどうでもよいのだ。
ただデニスの校長に対する態度が気に食わないらしい。
校長も忙しいだろうから、さっさと私たちは私たちの言い分を話した。
タイ―シャは、デニスがやっていないことをやっていたようにいつも校長やほかの先生に
言いつけるということ。
妹のアヤもたまに彼女からストレスを与えられているということ。
校長は、デニスに「なぜデニスは私の前で話してくれなかったの。しかも私に向かっての
態度だってとてもまともとは思えなかったわ」と言った。
校長の前では言わなかったが、デニスによると
「タイ―シャがよいことをした」と、偶然、歯医者へ連れて行くピックアップで
来ていたタイ―シャのお父さんにまでこのトラブルを話し、キャラキャラと笑ったのだという。
そんな屈辱的な場面で、子供が事実を話すことができるはずない。
「それはデニスがやっていないことを、タイ―シャによってデニスのせいにされたことで
怒っていたからだと思います。
デニスは体格がよいので、しっかりしているように見えますが、
まだ年齢は11歳という子供ですし、怒りがおさまらないうちに冷静に話をできるような
感情のコントロールはできないと思います。
そもそもデニスは、カースしたりする子ではありません。」と私は冷静に話した。
校長は、その後も
「デニスがきちんと話してくれなかったから」と繰り返した。
「そのことよりもなによりも、デニスやアヤにストレスを与えてくるタイ―シャへの対応を宜しくお願いします。
特にアヤは糖尿病もあるので、ストレスを与えられることはとても病気に悪いのです。」とマムが
話を続けた。
校長は、「わかりました。タイ―シャの行動はこちらのほうで監督いたします。
デニス、何かあったらきちんと誰かに話をするんですよ。自分でストレスをためこむことは
最悪なのですから」
「ってか、デニスがちゃんと私たちに話をしているから、ここに来ているんですけど」と
言いたいところを私はぐっとこらえた。
この王様校長にここで歯向かえば、ますます状況が悪化するばかりだ。
ともかく、話し合いはここで終わった。
正直、私たちは納得のいかないままだったが、校長に「時間をつくってくれてありがとうございました。
こうしてもめ事にキチンと対処しようとしている姿勢が素晴らしい」と称えた。
それはレイのマムから、「ゲットーなエリアだと、先生たちはこんな小さなもめ事など
見て見ぬふりをするのだ」という話を聞いていたからだ。
「仕事が忙しいのはわかるけど、学校行事にかかわるのは、今の時代
当たり前なのよ。私たちの時代は、たくさんの親たちが働いていたので、学校行事にかかわることなんて
できる人たちが少なかったし、そんなの関係なかったけど。
今の先生たちは、親との関わりがない子供よりも、関わってくる親の子に対しては
キチンと対応するのよ。
だから今後は、なるべく学校行事にかかわったほうがいいわ。
もし行けないのなら、私が行ってあげることもできるから」と車で家へもどる際にマムが
助言してくれた。
しかし、これまで何度か、インターナショナルデーなどのイベントでは、
ちらし寿司を作ったりして、行事に参加してるんだけどなぁ~・・・。
去年は、デニスが6年生を送る会の係りもやって、
私が送り迎えをしたり。
子供たちの表彰式には、ほとんど参加しているし。
音楽会にも必ず顔をだす。
そういえば、この校長になった2年前から、
子供同士の喧嘩が増えた気がする。
もしかしたら王様校長が学校の雰囲気を悪くしているのかもしれん。
デニスも来年は中学校へあがる。
あと少しの辛抱だな。
弘恵ベイリーTwitter

NYジャピオン「35歳だった」を執筆中
NYで活躍する日本人エンターテイナーを応援するサイトNY1PAGEもよろしく!
http://ny1page.com
転入2か月目の女の子タイ―シャ(仮名)からの告げ口により、校長に呼び出された。
タイ―シャは、バスの中でも他の男の子同士でデニスは話しているというのに、彼女にデニスが
何かを言ったといつも怒りだすのだとか。
アヤにも、たまにブランコをゆずれと強引にとったり、ここから先に来るなとラインを引いたりなど
タイ―シャがストレスを与えてくるらしい。
この日は、ランチの時
デニスが食べ終えたサンドイッチの入っていたアルミニウムをボール状に丸めたところ
男の子がそれをとって投げた。それがほかの男の子の顔にあたり、
男の子同士が喧嘩になったらしい。
それを2テーブル離れたところでタイ―シャが見ていた。何が起こってるのか見えるはずがない場所。
それなのにタイ―シャは
「デニスのせいだ」と言いだしたという。デニスはアルミニウムのボールを捨てようとしていた
だけなのにだ。
しかもデニスはカース(汚い言葉でののしること)していないのに、カースしたと言い張ったらしい。
レイが出張中なのでレイのマムと一緒に学校へ。
校長は、校長に対するデニスの態度がとても悪いのだと訴えた。
しかも何が起こったのかを話さないのだとか。
デニスによると、話そうとしたら、校長が聞く耳を持たなかったというのが事実らしいのだけど。
私は親の欲目ではないけど、デニスのほうが本当のことを言ってるのだと
この校長に会って納得した。
校長は、かなり王様的なキャラ。
服従しない生徒はすべて悪なのだ。
だからデニスは罪を認めないので、悪なのである。
ってか、やってない罪を認める必要はないのだから、私はデニスのほうがまともだと思う。
私はまず前日、子供たちに書かせた事実を記録した紙を校長に渡した。
デニスを同席させ、持ってきた事実の記録に
目を通すこともなく、校長は話しをはじめた。
そこからしてかなりキツイって思った。
子供が書いたものであり、
たいした文章の長さじゃないのだから、ざっと目を通すくらいのことはするよね普通。
校長にとって事実はどうでもよいのだ。
ただデニスの校長に対する態度が気に食わないらしい。
校長も忙しいだろうから、さっさと私たちは私たちの言い分を話した。
タイ―シャは、デニスがやっていないことをやっていたようにいつも校長やほかの先生に
言いつけるということ。
妹のアヤもたまに彼女からストレスを与えられているということ。
校長は、デニスに「なぜデニスは私の前で話してくれなかったの。しかも私に向かっての
態度だってとてもまともとは思えなかったわ」と言った。
校長の前では言わなかったが、デニスによると
「タイ―シャがよいことをした」と、偶然、歯医者へ連れて行くピックアップで
来ていたタイ―シャのお父さんにまでこのトラブルを話し、キャラキャラと笑ったのだという。
そんな屈辱的な場面で、子供が事実を話すことができるはずない。
「それはデニスがやっていないことを、タイ―シャによってデニスのせいにされたことで
怒っていたからだと思います。
デニスは体格がよいので、しっかりしているように見えますが、
まだ年齢は11歳という子供ですし、怒りがおさまらないうちに冷静に話をできるような
感情のコントロールはできないと思います。
そもそもデニスは、カースしたりする子ではありません。」と私は冷静に話した。
校長は、その後も
「デニスがきちんと話してくれなかったから」と繰り返した。
「そのことよりもなによりも、デニスやアヤにストレスを与えてくるタイ―シャへの対応を宜しくお願いします。
特にアヤは糖尿病もあるので、ストレスを与えられることはとても病気に悪いのです。」とマムが
話を続けた。
校長は、「わかりました。タイ―シャの行動はこちらのほうで監督いたします。
デニス、何かあったらきちんと誰かに話をするんですよ。自分でストレスをためこむことは
最悪なのですから」
「ってか、デニスがちゃんと私たちに話をしているから、ここに来ているんですけど」と
言いたいところを私はぐっとこらえた。
この王様校長にここで歯向かえば、ますます状況が悪化するばかりだ。
ともかく、話し合いはここで終わった。
正直、私たちは納得のいかないままだったが、校長に「時間をつくってくれてありがとうございました。
こうしてもめ事にキチンと対処しようとしている姿勢が素晴らしい」と称えた。
それはレイのマムから、「ゲットーなエリアだと、先生たちはこんな小さなもめ事など
見て見ぬふりをするのだ」という話を聞いていたからだ。
「仕事が忙しいのはわかるけど、学校行事にかかわるのは、今の時代
当たり前なのよ。私たちの時代は、たくさんの親たちが働いていたので、学校行事にかかわることなんて
できる人たちが少なかったし、そんなの関係なかったけど。
今の先生たちは、親との関わりがない子供よりも、関わってくる親の子に対しては
キチンと対応するのよ。
だから今後は、なるべく学校行事にかかわったほうがいいわ。
もし行けないのなら、私が行ってあげることもできるから」と車で家へもどる際にマムが
助言してくれた。
しかし、これまで何度か、インターナショナルデーなどのイベントでは、
ちらし寿司を作ったりして、行事に参加してるんだけどなぁ~・・・。
去年は、デニスが6年生を送る会の係りもやって、
私が送り迎えをしたり。
子供たちの表彰式には、ほとんど参加しているし。
音楽会にも必ず顔をだす。
そういえば、この校長になった2年前から、
子供同士の喧嘩が増えた気がする。
もしかしたら王様校長が学校の雰囲気を悪くしているのかもしれん。
デニスも来年は中学校へあがる。
あと少しの辛抱だな。
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