クーポンを使って支払うお年寄りにも親切なアメリカ人
大型店舗ターゲットでブランケットを1つだけ買うために並んでいた。
年明け初の週末だからか、かなり混んでいた。
10品まではこちらという、早いはずのレジに並んでいたのだけど、
私の前に4つくらい商品を抱えたラテン系の女性、その前に、黒人のおばあちゃんと
白人のおじいちゃんのカップルがいた。
そのカップル、どう見ても10品目以上の買い物をしていた。
しかも、おじいちゃんとおばあちゃんが一緒に来ているのに、それぞれを別々に支払って
いる。どの商品にもクーポンを使い、生活保護者に支給されるカードで支払っているようだった。
黒人の若いレジのお姉さんは、笑顔で一つずつクーポンの15桁ほどある番号を手入力している。
雑誌の切り抜きとかならば、たいていバーコードがついててスキャンするだけなのだけど、
彼らが持ってるクーポンにはついていなかった。
私の前に並んでるラテン系の女性は、まったく何も言わず表情もまったく変えない。まー一人で
いるんだから文句言うのもおかしいけど。怒ってる表情ではなかった。
私はちょっとだけイライラして、子供たちに「せっかくこっちが早い列だって思って並んだのに。。。」と
日本語でちょっとだけグチグチ言っていた。
後ろに並んでいる白人女性も枕を二つほどカートに入れて、じーっと黙って待っている。
誰も、何も言わない。
もしかしてイライラしている私だけがおかしいのでは?って、ちょっと反省した。
お年寄りのカップルは、かなり長い時間を費やして、たまに商品をうまく受け取れず
床へ落としたりしている。
それでもレジのお姉さんは、「大丈夫よ。私がとってあげるから」と落としたシリアルの箱を
袋に再び入れてあげていた。
レジのお姉さんは、最後まで笑顔で彼らに対応していた。「ありがとう」とおばあさんがいうと、
「ノープロブレム」と答えていた。
お姉さん、レジを打つのはおそいけど、面倒なことも面倒くさそうな顔をせずに
笑顔で対応できる。
こういう人じゃないとアメリカのレジでは働けないなって、つくづく思った。
お年寄りが去った後は、何事もなかったように次の人がレジを打ってもらった。
私のも一品なのだから、あっという間だった。
これほど長い間アメリカにいても、まだこのアメリカ人の待つことに対する忍耐の強さに
追いつくことができない。お年寄りをあたたかく見守ることのできる広い心をもとうと思いながらも、
なかなかアジャストできない自分がいる。
客の速度のおそさは仕方ないにしろ、
きっと日本から観光でNYに来たりしたら、アメリカのレジのおそさに驚くことこの上ない。
最近はそれでもマネージメントががんばっているからか、ちょっとだけ高級なホールフーズなどの
スーパーのレジが早くなってきている。きっと日本のレジの10分の1倍速くらいだけどね。。。
CPUの速度でいえば、
Core i7、Core i5あたりの現代のCPUのスピードが日本のレジだとすれば、
Core Soloがアメリカのレジ。
しかし客の速度も同じレベルなので、アメリカはそれでよいのだ。
日本だったらおそらくレジで釣りのいらないようにきっちり勘定して、現金をもって待ってる人さえいるだろうが、
アメリカでは、お財布をバッグから出して待ってる人さえ少ないのだから。
弘恵ベイリーTwitter

NYジャピオン「35歳だった」を執筆中
NYで活躍する日本人エンターテイナーを応援するサイトNY1PAGEもよろしく!
http://ny1page.com
年明け初の週末だからか、かなり混んでいた。
10品まではこちらという、早いはずのレジに並んでいたのだけど、
私の前に4つくらい商品を抱えたラテン系の女性、その前に、黒人のおばあちゃんと
白人のおじいちゃんのカップルがいた。
そのカップル、どう見ても10品目以上の買い物をしていた。
しかも、おじいちゃんとおばあちゃんが一緒に来ているのに、それぞれを別々に支払って
いる。どの商品にもクーポンを使い、生活保護者に支給されるカードで支払っているようだった。
黒人の若いレジのお姉さんは、笑顔で一つずつクーポンの15桁ほどある番号を手入力している。
雑誌の切り抜きとかならば、たいていバーコードがついててスキャンするだけなのだけど、
彼らが持ってるクーポンにはついていなかった。
私の前に並んでるラテン系の女性は、まったく何も言わず表情もまったく変えない。まー一人で
いるんだから文句言うのもおかしいけど。怒ってる表情ではなかった。
私はちょっとだけイライラして、子供たちに「せっかくこっちが早い列だって思って並んだのに。。。」と
日本語でちょっとだけグチグチ言っていた。
後ろに並んでいる白人女性も枕を二つほどカートに入れて、じーっと黙って待っている。
誰も、何も言わない。
もしかしてイライラしている私だけがおかしいのでは?って、ちょっと反省した。
お年寄りのカップルは、かなり長い時間を費やして、たまに商品をうまく受け取れず
床へ落としたりしている。
それでもレジのお姉さんは、「大丈夫よ。私がとってあげるから」と落としたシリアルの箱を
袋に再び入れてあげていた。
レジのお姉さんは、最後まで笑顔で彼らに対応していた。「ありがとう」とおばあさんがいうと、
「ノープロブレム」と答えていた。
お姉さん、レジを打つのはおそいけど、面倒なことも面倒くさそうな顔をせずに
笑顔で対応できる。
こういう人じゃないとアメリカのレジでは働けないなって、つくづく思った。
お年寄りが去った後は、何事もなかったように次の人がレジを打ってもらった。
私のも一品なのだから、あっという間だった。
これほど長い間アメリカにいても、まだこのアメリカ人の待つことに対する忍耐の強さに
追いつくことができない。お年寄りをあたたかく見守ることのできる広い心をもとうと思いながらも、
なかなかアジャストできない自分がいる。
客の速度のおそさは仕方ないにしろ、
きっと日本から観光でNYに来たりしたら、アメリカのレジのおそさに驚くことこの上ない。
最近はそれでもマネージメントががんばっているからか、ちょっとだけ高級なホールフーズなどの
スーパーのレジが早くなってきている。きっと日本のレジの10分の1倍速くらいだけどね。。。
CPUの速度でいえば、
Core i7、Core i5あたりの現代のCPUのスピードが日本のレジだとすれば、
Core Soloがアメリカのレジ。
しかし客の速度も同じレベルなので、アメリカはそれでよいのだ。
日本だったらおそらくレジで釣りのいらないようにきっちり勘定して、現金をもって待ってる人さえいるだろうが、
アメリカでは、お財布をバッグから出して待ってる人さえ少ないのだから。
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NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
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