マジックを使って口説いてる男がいた
オフィスの仲間たちをグランドセントラルのバーで待ってる間、知らないカップルの横に座った。
テーブルはくっついてたけど、高いテーブルでバーの椅子だし
空いてるんだからって思って、何も断らなかった。
女性のほうは、サングラスしてるけど、とても美人だってわかる白人女性。
カジュアルな服装で、メディア系の仕事をしているような雰囲気。
すると、
「ウェルカム、僕らの席へ」と、男のほうに言われた。
「あ、ごめんなさい。テーブルはくっついてるけど、空いてるから、
相席してるつもりじゃなかったんだけど。二人の邪魔したんだったら
悪かったわね」と私。
「いやいやウェルカムだよ」と男のほうが言うので、私も
いろいろと会話をするに至った。
彼が酒を取りに行ってる間、まずは彼女のほうからいろいろと話を聞き出した。
「あなたたちは、この辺で働いているの?このバーの常連なの?」
「タイムズスクエアのあたりで働いてるの。バーにはよく来るわよ」
男が戻ってきた。
「二人は付き合ってるの?」まー当然、若くてルックスのよいカップルがいれば、
誰もが付き合ってるって思うわけで。ストレートに聞いてみた。
「だったらいいんだけど、彼女には彼氏がいるんだよ」と男がうなだれた。
いろいろと、どんな酒を飲んでるとか、どこに住んでいたとか、他愛のないほかの話をした後、
彼が突然、トランプのカードを取り出した。
「今からマジックをやるから見てて」と、彼女と私にもカードを見せた。
彼女は私に、「彼はマジシャンなのよ」とスマイル。
「マジックをプロでやってるの?」そこんとこは、突っ込んでも何も出てこなかったんだけど。
彼が持つ4つのカードの順番は、
スペードのキング、クラブのクィーン、クラブのキング、スペードのクィーンって順番で黒ばかり。
スペードのキングはクラブのクィーン、クラブのキングはスペードのクィーンって感じで彼らは付き合ってたんだけど、
あるときキングは、別のクィーンと恋に落ちたんだ」みたいな話と同時に、再度カードをめくると、
さっきまでクラブのクィーンだったのが、ハートのクィーンになっていた。
目の前でカードをめくっているのに、まったくトリックが見えない。
「そしてもう一人のキングも、別のクィーンと恋に落ちた」と、スペードがダイヤのクィーンに代わっていた。
その後も、こんな感じで相手が代わっていき。
果てはゲイになったりした。
いやはやカードが次々と変わっていくことはもちろん、ストーリー展開がめちゃくちゃ面白かった。
きっと彼は、プロのマジシャンだったのかもしれない。
NYだったらあるかもなぁ~。。。
NY1PAGEの最新記事より
初心者にやさしいアメリカの保険について 第一回
テーブルはくっついてたけど、高いテーブルでバーの椅子だし
空いてるんだからって思って、何も断らなかった。
女性のほうは、サングラスしてるけど、とても美人だってわかる白人女性。
カジュアルな服装で、メディア系の仕事をしているような雰囲気。
すると、
「ウェルカム、僕らの席へ」と、男のほうに言われた。
「あ、ごめんなさい。テーブルはくっついてるけど、空いてるから、
相席してるつもりじゃなかったんだけど。二人の邪魔したんだったら
悪かったわね」と私。
「いやいやウェルカムだよ」と男のほうが言うので、私も
いろいろと会話をするに至った。
彼が酒を取りに行ってる間、まずは彼女のほうからいろいろと話を聞き出した。
「あなたたちは、この辺で働いているの?このバーの常連なの?」
「タイムズスクエアのあたりで働いてるの。バーにはよく来るわよ」
男が戻ってきた。
「二人は付き合ってるの?」まー当然、若くてルックスのよいカップルがいれば、
誰もが付き合ってるって思うわけで。ストレートに聞いてみた。
「だったらいいんだけど、彼女には彼氏がいるんだよ」と男がうなだれた。
いろいろと、どんな酒を飲んでるとか、どこに住んでいたとか、他愛のないほかの話をした後、
彼が突然、トランプのカードを取り出した。
「今からマジックをやるから見てて」と、彼女と私にもカードを見せた。
彼女は私に、「彼はマジシャンなのよ」とスマイル。
「マジックをプロでやってるの?」そこんとこは、突っ込んでも何も出てこなかったんだけど。
彼が持つ4つのカードの順番は、
スペードのキング、クラブのクィーン、クラブのキング、スペードのクィーンって順番で黒ばかり。
スペードのキングはクラブのクィーン、クラブのキングはスペードのクィーンって感じで彼らは付き合ってたんだけど、
あるときキングは、別のクィーンと恋に落ちたんだ」みたいな話と同時に、再度カードをめくると、
さっきまでクラブのクィーンだったのが、ハートのクィーンになっていた。
目の前でカードをめくっているのに、まったくトリックが見えない。
「そしてもう一人のキングも、別のクィーンと恋に落ちた」と、スペードがダイヤのクィーンに代わっていた。
その後も、こんな感じで相手が代わっていき。
果てはゲイになったりした。
いやはやカードが次々と変わっていくことはもちろん、ストーリー展開がめちゃくちゃ面白かった。
きっと彼は、プロのマジシャンだったのかもしれない。
NYだったらあるかもなぁ~。。。
NY1PAGEの最新記事より
初心者にやさしいアメリカの保険について 第一回
- 関連記事
スポンサーサイト
ブロマガ
ブログ内検索
プロフィール
Author:弘恵ベイリー
NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
Google AdSense1
カテゴリー+月別アーカイブ
カウンター
リンク
Google AdSense2
人気クエリー
Google AdSense3