嗅覚調査のマシンは犬の形にすべき
ニューヨークには、犬がたくさんいる。
飼われている犬はもちろん、警察犬とか警備犬とか。
この間、ヨーロッパへ旅立つときも、手荷物検査のところへ入る直前に
コツンとなにかがヒザにあたった。
えっ?って思って、下を見ると、黒いラブラドールレトリバー。
私のおろしたての黒いパンツに、鼻をあてるワンちゃん。
しかし、こうして誰をも検査しているせいか、すでに鼻先は乾燥。
ドライだから、鼻がパンツにあたっても、パンツには水分もまったくなし。
まだまだ人間の力では足りず、
犬にたよってるのだって思った瞬間だった。
人間の現在、利用している怪しいもの調査のマシン機能には
及ばないほどの、嗅覚機能を犬が持っているということ。
そうして、今週ランチのとき、友人とどこかへランチへ行こうと歩いていると、
私等の働いているロックフェラービルの1階にて、
飛行場で会ったワンちゃんのような黒いゴールデンレトリバーと目があった。
すぐさま、ワンちゃんは私に笑いかけるように目を輝かせ尻尾をふろうとした。
なんとなく「やばい」って思った私は、すぐさま目をそらしてそこからはなれた。
なぜ?って、よくわからないけど。動物に好意を持たれると、信頼関係を裏切る(ただ立ち去るだけだけど。。。)
ことに、タイミング的にとても戸惑いを感じるのだ。
うまくワンちゃんと目をあわさないまま、立ち去ることができた。
ら、裏へ回るとまた同じ黒いレトリバー。
しかし、こいつは警備の人たちの顔を見ていたので、私と友人に気づかなかった。
ほっとして、次のブロックへ歩いた。
すると、その裏のビルにも、また同じ黒いレトリバー。
「ええ?まさか、さっきの犬がここに」と友人に聞くと、
「この犬は、頭がいいから、警備の犬としてよく使われてるのよね」
「なるほど」
こいつは、ちょっと、いかつい顔をしていて、使えそうなノリだった。
「同じ種類の犬でも、役に立ちそうなやつとかそうじゃないタイプってのもいるもんだよねぇ~、
人間の目から見ててもわかるし」と、友人に話をしていた。
さらに次のストリートに行くと、またしても黒いレトリバー。
「えぇ~っ、これで4匹目だよ」と私。
「そうだね」と友人。
しかし、この最後のレトリバーは、びっくりするくらいバカ犬って顔をしていた。
同じようにビルを管理していても、「こいつは役に立たんだろう」って、誰もが納得する表情なのである。
壁際族のオヤジのように、退屈しのぎに鼻くそでもほじっていそうな
ノリの顔つきなのだ。
ワシのビルには、やっぱりワシの顔を見て尻尾をふる犬がいてくれてよかったと、
安心した。
この鼻くそ犬に番犬してもらっても、おそらく薬物や毒物、もしくは爆発物なんかを持ち込む者がいても、
ちょっとぼんやりしていたり、水を飲んでいたりしているうちに、犯人をとり逃す気がする。
しかし現代、これほど犬に人間の警備を手伝わせているのだから、感謝の意味でも
本当に犬の嗅覚レベルで調査できるマシンができた際には、マシンを犬の形にすべきである。
基本、嗅覚マシンは、現在のベルトコンベアーで流れていく中、
特殊な装置で中をのぞくような筒形のマシンではなく、
やっぱ黒いレトリバーの形のやつにしてほしいのだ。
そして歩いている人たちのパンツに、鼻をツンツンあててほしい。
きっと将来的にはそれが機械でも、犬の形であれば違和感ないだろうと思う。
NY1PAGEの最新記事より
初心者にやさしいアメリカの保険について 第一回
飼われている犬はもちろん、警察犬とか警備犬とか。
この間、ヨーロッパへ旅立つときも、手荷物検査のところへ入る直前に
コツンとなにかがヒザにあたった。
えっ?って思って、下を見ると、黒いラブラドールレトリバー。
私のおろしたての黒いパンツに、鼻をあてるワンちゃん。
しかし、こうして誰をも検査しているせいか、すでに鼻先は乾燥。
ドライだから、鼻がパンツにあたっても、パンツには水分もまったくなし。
まだまだ人間の力では足りず、
犬にたよってるのだって思った瞬間だった。
人間の現在、利用している怪しいもの調査のマシン機能には
及ばないほどの、嗅覚機能を犬が持っているということ。
そうして、今週ランチのとき、友人とどこかへランチへ行こうと歩いていると、
私等の働いているロックフェラービルの1階にて、
飛行場で会ったワンちゃんのような黒いゴールデンレトリバーと目があった。
すぐさま、ワンちゃんは私に笑いかけるように目を輝かせ尻尾をふろうとした。
なんとなく「やばい」って思った私は、すぐさま目をそらしてそこからはなれた。
なぜ?って、よくわからないけど。動物に好意を持たれると、信頼関係を裏切る(ただ立ち去るだけだけど。。。)
ことに、タイミング的にとても戸惑いを感じるのだ。
うまくワンちゃんと目をあわさないまま、立ち去ることができた。
ら、裏へ回るとまた同じ黒いレトリバー。
しかし、こいつは警備の人たちの顔を見ていたので、私と友人に気づかなかった。
ほっとして、次のブロックへ歩いた。
すると、その裏のビルにも、また同じ黒いレトリバー。
「ええ?まさか、さっきの犬がここに」と友人に聞くと、
「この犬は、頭がいいから、警備の犬としてよく使われてるのよね」
「なるほど」
こいつは、ちょっと、いかつい顔をしていて、使えそうなノリだった。
「同じ種類の犬でも、役に立ちそうなやつとかそうじゃないタイプってのもいるもんだよねぇ~、
人間の目から見ててもわかるし」と、友人に話をしていた。
さらに次のストリートに行くと、またしても黒いレトリバー。
「えぇ~っ、これで4匹目だよ」と私。
「そうだね」と友人。
しかし、この最後のレトリバーは、びっくりするくらいバカ犬って顔をしていた。
同じようにビルを管理していても、「こいつは役に立たんだろう」って、誰もが納得する表情なのである。
壁際族のオヤジのように、退屈しのぎに鼻くそでもほじっていそうな
ノリの顔つきなのだ。
ワシのビルには、やっぱりワシの顔を見て尻尾をふる犬がいてくれてよかったと、
安心した。
この鼻くそ犬に番犬してもらっても、おそらく薬物や毒物、もしくは爆発物なんかを持ち込む者がいても、
ちょっとぼんやりしていたり、水を飲んでいたりしているうちに、犯人をとり逃す気がする。
しかし現代、これほど犬に人間の警備を手伝わせているのだから、感謝の意味でも
本当に犬の嗅覚レベルで調査できるマシンができた際には、マシンを犬の形にすべきである。
基本、嗅覚マシンは、現在のベルトコンベアーで流れていく中、
特殊な装置で中をのぞくような筒形のマシンではなく、
やっぱ黒いレトリバーの形のやつにしてほしいのだ。
そして歩いている人たちのパンツに、鼻をツンツンあててほしい。
きっと将来的にはそれが機械でも、犬の形であれば違和感ないだろうと思う。
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NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
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