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生ものを食べるために殺生をするのはNGのアメリカ

母と蟹を食べたいということで、コリアンのスーパーマーケットで生きた蟹を買った。
グッラグラにたぎっている湯に蟹を入れると、ピクピク動きながら命を落とした。

たしかに残酷といえば残酷。

蟹の生前から、あやは、生きている蟹を飼うつもりでいたようで、
楽しそうに白いプラスティックバッグに入った生きた蟹を手にしており。

「どのボウルに水を入れておいておけば、明日まで生きるかな?」なんて、
水を入れたボウルに蟹をつけていたので。。。とてもじゃないけど、蟹の死を見届けることは
不可能。

ペットとして飼おうとしていた蟹を食べることなど躊躇するのも当たりまえ。

エリカは、最初から、生きてる蟹なんぞを口にすることはアレルギーとかもいろいろとあるので、
まったく興味なかったし。

デニスは、「婆ちゃんと、お母さんがそんなに美味しそうに食べるのなら」と一口だけ
食べてみた。

そして、「やっぱり無理。さっきまで生きてたし」と、食べることをやめた。

「どうして?生きてるものは、いつも牛に豚にチキンは食べてるわけじゃない」と私。

「人間が食べるために育てられてる動物とは違うよ。蟹は自然の中で生きてて、まさか人間に食べられるって
思ってなかった」とデニスが反論。

「じゃー、人間が食べるために育ててる動物たちは、なんとも思ってないわけ?」って、言いいたくなったけど。
ここで息子をベジタリアンにするのもなーって思い。やめておいた。

アメリカに育てば、殺生はやはり禁じられてることってイメージが先行する。

だからといって
ベジタリアンだって、本当は何かを殺して生きているのだ。
植物だって、生きている。

きっと今は、植物の感情が出てきてないからわからないけど。
植物だって、生きている(あ、二回目?)

その証拠に、植物は育てられる人の感情やエネルギーによって育ち方が違うのだ。

同じ肥料や同じ状況で育てたとしても、きっと育てる人間のパワーによって
育ち方は変わってくると私は信じる。まー人間のだす微量なシグナルのせいだっていえば、
そうかもしれないけど。

きっと、植物のほうにも見えないけど感情があるのかもしれないって私は思っている。

話はちょっと変わるが、

最近、命綱なしで高いところに上って曲芸をする男たちっていうのがYoutubeで人気になっている。
まーよく考えれば、サーカスで綱渡りしたり(昔は命を落とすこともあった)するのと同じような行為。

彼らも素人でやってるつもりはなく、それなりに鍛えてるわけだし。

なぜ命がけのことをやる人間が、いつの時代にも人間にもてはやされるのか、疑問に感じている。

きっと豚が命がけで、何かをやってのけたとしても、ほかの豚から「よくやった」って思われる
ことはないと思う。(動物でも犬や猫は人間の感情に感化されているから例外)

「よくやった」って手をたたいて言ってる豚がいるならば、誰か教えてほしい。

人間って命がけっていうことが、なにかとてもスリリングで楽しくて美しくて、
やってるほうも見ているほうもやめられないのである。

こうして批判的なかんじで言ってる私も、ついついそのビデオを見てしまうのだ。

それでも、こんな命がけな状況を見ていると、いつも死について、人間の命の重さについて考えさせられる。

死ぬ当人のことではなく、周囲の人たちのことを。

愛する人を亡くすことへの絶望感ややるせない気持ちや、
その後の孤独感は、人間、周りの誰かが死ねば誰もが必ず経験することだ。

誰もが経験する一方で、誰もが経験したくないと思っている。

しかし私が周囲の誰かがやるにしても、
一番やるせない死にざまは、カルト宗教や団体のために自殺する人かもしれない。

自分で考えて死を選ぶ人のほうが、もっとましである。

とはいえ、命がけで自分がやりたいことっていうのは、人によってそれぞれ違うわけであるし、
命に対する価値について、何がベストというのはないのかもしれない。

NY1PAGEの最新記事より
初心者にやさしいアメリカの保険について 第一回
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