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観光客たちよニューヨーカーの土着意識を知ってくれ!

ロックフェラーセンターそばのオフィスに通う毎日は、クリスマスシーズンでうんざり。

アカウンティングのアメリカ人ワーカーも、「もうグランドセントラル駅から、いつものストリートは歩けないの。
ロックフェラー観にくる観光客がいっぱいで、歩けないでしょ。どこも人、人、人よ。だから私は45STを歩くの」と、
いつもは穏やかな彼女が、ちょっとキレ気味。

たしかにロックフェラーのツリー点灯式が終わった日からの混雑といったらハンパない。

人の間をかき分けて、駅に進む感じなのだ。

足の悪い人が杖をついて歩いていても、「速度がおそいよね」と、後ろにいる男が言っている。
そんなことわざわざ言わなくてもいいのに。。。今まで聞いたことのない言葉を聞いてショックだった。

おそらくそういうことを言うのは観光客なのだ。

ニューヨーカーには、そういう嫌味を言う人がいない。平素から目の見えない人も、
白いつえをついて、一人でも普通に歩いているからだ。

その証拠に私が通う早朝でも、金融業界で働くビジネスマンらに交じって
普通に白い杖をついてオフィスへむかう目の見えない人をよく見かける。
彼らもおそらく金融業界に勤めているのだろう。歩く速度もほぼ変わらない。

もちろんそんな彼らの背後から歩いている人は、誰も何も言わない。

昼間にも、
ホームレスやドラッグやりすぎの人が、のらりくらりと歩いてることもある。

彼らの背後から歩いている人は、誰も何も言わない。
黙ったまま、さっさと追い越す。

それは、いろいろな人がいることに慣れているからだ。

これまで観光客と接することがなかったけど、ロックフェラーという土地にオフィスがきてからは、
観光客の多いところで食事をすることが増えた。

だからかアメリカの地方から来ている観光客は、人慣れしてないせいで、
人に対して、時折、失礼な態度をとることに気づいた。

つい先日も、ロックフェラービルの地下で、「この席とってる?」とパブリックスペースでアメリカの地方から来ているような
老夫婦に聞いてみたら、彼らはしばらく無視。

老人だから聞こえていなかったわけではなくて、アジア人だから、わざと無視していたようだった。
夫婦は普通に会話していたので、耳が聞こえないわけではないのだ。

だから、何度も「この席とってる?」と返事があるまで聞き返した。
すると、不愛想に「とってるよ」と一言。

やっぱり聞こえていたのだ。

その瞬間、てめぇ~らのいるエリアは、アジア人のレベルが下かもしれんけど、ここはニューヨークだからね!って、
思った。

自分のエリアの思想を押し付けるような観光客はすかん。
ニューヨークに来るな!

そういう気持ちが沸々とわいた。

前に日本の地方のブログで、都会から地方に移住して、地方の拒絶にあったって知人の話を
聞いたばかり。だからこそ、日本の地方の人が拒絶するのも、アメリカの都会に住む私たちが拒絶するのも、
土着意識は変わらないのだって気づいた。

つまりニューヨークなんていう国際社会の大都会に住んでいても、
人間の土着意識は、田舎に住んでいる人となんら変わりないのだ。

どこに住んでいても、人間はその土地の価値観やパワーに準じて生きていくべきなのである。

だからこそ地方の人が、「都会から来たもんは出ていけ!」って言ってる意味がわかる気がした。
それは、よそから来た人たちが、よその土地の倫理に基づいて、
そこの土地の倫理に反することをやるからなのだ。

ニューヨークにもニューヨークならではの土地の倫理がある。

人種偏見や性別の偏見、そしてディスアビリティーに対しての偏見はNG。これが基本である。
(って、それでもたまに偏見ある人がいるから、がっかりすることあるけどねぇ~)

私は言いたい。
「ニューヨークの倫理に反する観光客は来なくていい!ニューヨーカーにだって、来る人を
選ぶ権利はあるのだ!」

NY1PAGEの最新記事より
初心者にやさしいアメリカの保険について 第一回
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