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ジムでマドンナの行く末みたいな女性に出会った

ジムの自転車のクラスにて、ギョッとした。

なんとギンギラギンのサバの腹あたりの色みたいなレギンスをはいた女性がいたからだ。
目をこらすと、まさしくウロコみたいな模様がそのギンギラについているじゃないか。

どんな人がこのまぶしいくらいのウェアを着てジムに来るのだろう?と、じわじわと下から
なめるように見ると、黒いTシャツにグレイヘアのウェーブ、あれ?婆さん。

そして口紅は鮮やかな赤。
メークもばっちりなのだ。しかし、深く刻まれたしわまでは、ファンデを厚くぬってても隠せていない。
胸はかなりでかいけど、ちょっとだけ位置が下がっている。胸以外は、とてもスリム。

「よう、久しぶりだね」などと、ごっつい黒人オヤジのインストラクターが声をかけている。

クラスがはじまると、サバ婆さんも自転車に乗った。

準備運動の際には、インストラクターが
「は~い右手で左手のひじをおさえてストレッチ~」って、言ってるのに、サバ婆さんは自分だけ、
上半身だけユラユラと動かす不思議な動き。

やっぱりサバの化身だったか?

「こいで、こいで~もっと、こいで~~~。スピードをあげていくよぉ~」って、黒人オヤジが声をはりあげる。が、
婆さんは、ジュディーオングの魅せられてみたいな角度で両手をジワジワとあげたりしながら、
音楽にあわせて独自のダンスを披露中。

たしかに黒人オヤジの速度にあわせてたら、サバ婆さんのヒザははずれ、転がり落ちてしまいそうだし。

たまに立こぎなんぞはあわせてやっているが、
速度はカタツムリレベル。

まーそれでいい!サバ婆さんはそこにいるだけでいいのだ。婆さんになっても華やかで
プラスのオーラをふりまいてくれる。

おそらく彼女は若いころマドンナみたいなシンガーだったかもしれないし、ラジオシティーで踊っていた
ショーダンサーとかだったのかもしれない。

私は昨年クリスマスの時期、金色のラメが入ったシャツやレギンスをはくとき、
「いくらなんでも、ちょっと派手すぎるかなー」などと躊躇した。

だがサバ婆さんのおかげで、人間いくつになっても派手な服を身に着けてよいのだと
勇気がわいた。

サバ婆さんの自由さもさることながら、インストラクターや自転車をこいでるメンバーたちも
サバ婆さんを誰もとがめることなく、快く受け入れている。

アメリカにいてよかったと、心より思った日だった。

サバ婆さんの次回の衣装が見たいので、もしかしたらこのクラスに続けて出るかもしれぬ。

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