子供たちの卒業式にエールをおくる親たち
あやとえりかの卒業式。うちのエリアはラテン系やブラックの家族が多いので、
卒業式に風船とか持ち込みの人たちがいる。おそらくお祝いには風船ってのが
ラテンのカルチャーなのだろう。誕生日にもたくさんの風船が飾られている。
会場のあちこちにプヨプヨと浮いている
この風船、写真やビデオ撮影の妨げになるけどね。
マイノリティーな親たちは若い人ばかりなので、式に参列しているほうも学生ノリだ。
なんせ27歳の母親もいるってんだから。お姉さんかと思っていたら、母親だったから驚き。
ついでに紫色ヘアーのパンクスタイルの母親とかまでいる。
そんな若い親が多いからか、
自分らの子が卒業証書をもらう時には、ヒューヒューと口笛を吹いたり、
「いぇ~~~い、デレック~~~」などと、日本でアイドルを応援する兄さんたちみたいなノリで
「いぇ~~~い、デレック~~~」などと、日本でアイドルを応援する兄さんたちみたいなノリで
参列している家族らが声をあげる。
会場はこんなにノリノリなので、子供の成長をみて卒業式で泣けてくるなんて心境になれない。
だが私ら夫婦は、こういう公式の場でまで声援を送って子供を応援する親には、
どうしてもなれない。やはり「欲しがりません勝つまでは」を掲げていた、
昭和初期に生まれた親に育てられてたせいか?
昭和初期に生まれた親に育てられてたせいか?
私たち夫婦には、学校を卒業するなんてことは当たり前のことなのに、
なぜ応援する必要があるのか?という
気持ちが奥底にあるからかもしれない。
卒業式以外でも、
学校で特別な賞をデニスがとったとき、デニスがこう言った。
「僕らは人よりがんばってたから表彰されたのに、なぜ家ではお祝いに何ももらえないの?
ほかの子は、僕よりテストの点数が低くても、ちょっと点数が上がったからって
いろいろなものを買ってもらってるんだ。僕にも何かちょうだいよ」
「そもそも、学生なんだから勉強をがんばるなんて、自然なことであって。
特別なことじゃないよ。
私も小学生のころは、いろいろな賞をもらってたけど、
だからって、婆ちゃん(親)から何一つプレゼントをもらったことなんて
ないし。
成績もクラスでよかったけど、成績いいからって学校からの
特別なことじゃないよ。
私も小学生のころは、いろいろな賞をもらってたけど、
だからって、婆ちゃん(親)から何一つプレゼントをもらったことなんて
ないし。
成績もクラスでよかったけど、成績いいからって学校からの
表彰なんて、私たちの学校にはなかったもん。表彰してもらえるだけ
ありがたいじゃない」と私。
「お母さんたちの時代と、今は時代が違うから」
「だからって、お父さんとお母さんは、今の時代のやり方にあわせるつもりはないよ。
なのでプレゼントは買いません」
「わかったプレゼントはいらない。その代わり、せめてゲームの時間を増やしてちょうだい」
「OK。じゃーゲーム2日間やりたい放題がプレゼントってことで」
ゲームの時間も私たち親からの大事なプレゼント。時は金なりですわぁ~。
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