男社会で弱腰な息子をどうすべき?
デニスの学校のお友達デービッド君から、ギリギリにバースデーパーティーのお誘いがきた。
大人も子供もわんさかいて、50人以上は客がいた。外でバーベキューをやっていたので、エアーホッケーをやってる女の子数人以外は、庭にいた。庭には、15メートル四方のプールとバレーボールコートが芝生の上にあった。男の子たちはそこでバレーボールをしていた。小さな子は一人プールにプカプカ浮かんで泳いでいて、大人たちはプールサイドでバーベキューを食べながら会話をしていた。
1日前くらいからポストに入ってたんだろうけど。いつもポストのメールを放置しているので、パーティーの2日前にレイが気づいた。
近所のお友達も行くらしいということで、パーティー前日にデービッド君宅へ電話。
次の日の朝、パーティー当日にデービッド君のママから電話があった。「ぜひ来てください」そして3時からパーティー会場であるデービッド君のお宅へ。おそらくデービッド君とデニスが通う学校は、小学校から中学校へエスカレーター式の私立なので、途中で引っ越しても学校を変わらなかったのだろう。毎朝5時起きで通ってるらしく、橋を渡って向こう側の田舎に住んでいて、思いのほか遠い。
橋の向こうは、NY州だけどなぜだか不動産が安い。マンハッタンまで出るのにも電車だけでは無理っぽいからなぁ~。大きなお家がずらずら並んでる中にデービッド君のお家もあった。ドアを開けると、すでに子供たちがわんさか来ていた。男の子も女の子もそこいらじゅうにわさわさ、部屋の中にあるエアーホッケーで遊んでいる。
橋の向こうは、NY州だけどなぜだか不動産が安い。マンハッタンまで出るのにも電車だけでは無理っぽいからなぁ~。大きなお家がずらずら並んでる中にデービッド君のお家もあった。ドアを開けると、すでに子供たちがわんさか来ていた。男の子も女の子もそこいらじゅうにわさわさ、部屋の中にあるエアーホッケーで遊んでいる。
エアーホッケーが家に置けるなんて、やっぱり橋の向こうは敷地が広くていいなぁ。
橋の向こうで距離はあるけど、待ってるわけにもいかないので、デニスだけ置いて、私はいったん自宅へもどることにした。「何時ごろに迎えに来ればいいかしら?」とデービッド君のママに聞くと、「9時とかそのくらいになると思うけど」え?子供のパーティーで9時って思ったけど。デニスにはパーティーが終わるころ電話するようにと言って、自宅へ向かった。
レイは、「そんな遠くのパーティーへ行っていいって僕は決めてないし」と、送迎をまったくやろうとしない。お迎えも私が行かねばならず、週末だというのにドライヴしなくちゃならないから、またワインが飲めない。イライラしながらデニスの電話を待っていると、7時半ごろに電話がなった。
「お母さん9時に終わるから」
「お母さん9時に終わるから」
ワインを飲みたい気分もおさえることができず、まー9時って言っても8時ごろから帰る人はでてくるのだろうと思いながら、車を走らせた。8時に着いたら、デービッド君ママが「まだケーキを切ってないのよ」ケーキを切ってないってことは、ここで退散できないじゃないか。。。
「ベイリーさんも家へ入りませんか?」と誘ってくれた。娘らもつれて来ていることを話すと、「娘さんもご一緒にどうぞ」結局、パーティー終了間際に参加みたいな形となった。
「ベイリーさんも家へ入りませんか?」と誘ってくれた。娘らもつれて来ていることを話すと、「娘さんもご一緒にどうぞ」結局、パーティー終了間際に参加みたいな形となった。
大人も子供もわんさかいて、50人以上は客がいた。外でバーベキューをやっていたので、エアーホッケーをやってる女の子数人以外は、庭にいた。庭には、15メートル四方のプールとバレーボールコートが芝生の上にあった。男の子たちはそこでバレーボールをしていた。小さな子は一人プールにプカプカ浮かんで泳いでいて、大人たちはプールサイドでバーベキューを食べながら会話をしていた。
ラテン系のお宅なので、スペイン語で話してる人もいて。私は知らない人ばかりの中、浮いてしまった。一人だけクラスのママもいたけど、めったに話すことがないので、仲良しママ同士で話をしていた。デニスが「なんでこんなに早く来たの?9時って言ったのに」
「9時って言っても、9時にパーティーが終わるのなら、もっと早くに出る人もいるって思ったから。まさかケーキも切ってないなんて思ってもみなかったし」と、ワインが飲みたくて急いで出てきたことは言わなかった。
「9時って言っても、9時にパーティーが終わるのなら、もっと早くに出る人もいるって思ったから。まさかケーキも切ってないなんて思ってもみなかったし」と、ワインが飲みたくて急いで出てきたことは言わなかった。
バースデーソングを歌い、ケーキを切ったのが8時半ごろ。デニスはそれからお友達とCall of Dutyのゲームをやるという。「ゲームなんていつも家でやってるし、家に帰ればできるじゃない。帰ろうよ」私は退屈なのでちょっとイライラ気味、「お友達とはいつもやれないから」とデニス。
仕方なく一度だけゲームをやらせて戻ることにした。しかし、デニスは弱腰なのでほかの子たちがゲーム機を奪い合いやってる中で、「僕が先」の一言が言えないらしく、ずーっと自分の番がくるのを待っている。私は横から「帰らなくちゃーならないから、先にやらせてってどうして言えないの!」と目くばせ。それでも黙って待っている。仕方なので、デニスを手招きし、いったん球技のコーチのようにデニスを場外へだし、「お母さんが待ってるからって言って、先にやらせてもらいなさい」と、耳元で言った。
コートへ戻ると、デニスの番がようやく回ってきてゲーム機を手にしてたのに、ほかの子がまたそのゲーム機をとろうとした。私は思わずそこまで行って、ゲーム機を取り返しそうになった。自分ののどから手が出てきて、ほかの子からゲーム機を奪い取るんじゃないかってマジで思ったほどだ。すると仲良しのジェームズが「デニスの番だよ」と言ってくれてるのが聞こえた。ジェームズって本当にいい子だなぁ~。
仕方なく一度だけゲームをやらせて戻ることにした。しかし、デニスは弱腰なのでほかの子たちがゲーム機を奪い合いやってる中で、「僕が先」の一言が言えないらしく、ずーっと自分の番がくるのを待っている。私は横から「帰らなくちゃーならないから、先にやらせてってどうして言えないの!」と目くばせ。それでも黙って待っている。仕方なので、デニスを手招きし、いったん球技のコーチのようにデニスを場外へだし、「お母さんが待ってるからって言って、先にやらせてもらいなさい」と、耳元で言った。
コートへ戻ると、デニスの番がようやく回ってきてゲーム機を手にしてたのに、ほかの子がまたそのゲーム機をとろうとした。私は思わずそこまで行って、ゲーム機を取り返しそうになった。自分ののどから手が出てきて、ほかの子からゲーム機を奪い取るんじゃないかってマジで思ったほどだ。すると仲良しのジェームズが「デニスの番だよ」と言ってくれてるのが聞こえた。ジェームズって本当にいい子だなぁ~。
デニスはいつも使ってるPCではなくX-BOXなので、うまく要領をつかめなかったようだが、それでもほかの子よりポイントを稼いだらしい。ようやく満足したらしく、「帰ろう」と私の方へやってきた。デービッドのご両親やデービッドにさよならを告げ、家路へ。ワインワインと心の中でつぶやきながら、ビュンビュン車をとばした。
こういう男の子ばかりのシチュエーションにデニスがいるのを見たのは初めてなので、デニスが弱腰なことがよーくわかった。ほかの男の子の言いなりになってカバンをとってあげてることもあったりして。「同じところに立ってたのに、なんでほかの子のバッグをわざわざデニスが戻ってとってあげてるわけ?あの子はあんたのボスじゃないでしょ」と私。「そんなの僕はやってあげてかまわないって思ってるから」「思ってるからって、友達だからってそこまでやるのは変だってば」
やはりデニスを男社会に一人で投じることも必要なのかもなーと痛感。娘たちと3人でいると、自己主張がはげしくて喧嘩ばかりなのに、男の子たちの中では尻尾を丸めているなんて、とほほ。。。なのだ。
このデニスの話をオフィスにてアメリカ人ママに話していたら、彼女の息子たちもそれぞれ性格がちがうらしく。気の強い子もいれば、やはり人のいいなりになる気の弱い子もいたりして。「その子それぞれの性格だから、仕方ないのよ。やさしい子はあまり出しゃばらないからね。まーそれがその子のよさでもあるから」と言っていた。アメリカ人ってほとんどの子たちが、自己主張が強くて、我先ってタイプなのかと思ってたけど。たしかに、いろいろな人がいて当たり前だよね。
こういう男の子ばかりのシチュエーションにデニスがいるのを見たのは初めてなので、デニスが弱腰なことがよーくわかった。ほかの男の子の言いなりになってカバンをとってあげてることもあったりして。「同じところに立ってたのに、なんでほかの子のバッグをわざわざデニスが戻ってとってあげてるわけ?あの子はあんたのボスじゃないでしょ」と私。「そんなの僕はやってあげてかまわないって思ってるから」「思ってるからって、友達だからってそこまでやるのは変だってば」
やはりデニスを男社会に一人で投じることも必要なのかもなーと痛感。娘たちと3人でいると、自己主張がはげしくて喧嘩ばかりなのに、男の子たちの中では尻尾を丸めているなんて、とほほ。。。なのだ。
このデニスの話をオフィスにてアメリカ人ママに話していたら、彼女の息子たちもそれぞれ性格がちがうらしく。気の強い子もいれば、やはり人のいいなりになる気の弱い子もいたりして。「その子それぞれの性格だから、仕方ないのよ。やさしい子はあまり出しゃばらないからね。まーそれがその子のよさでもあるから」と言っていた。アメリカ人ってほとんどの子たちが、自己主張が強くて、我先ってタイプなのかと思ってたけど。たしかに、いろいろな人がいて当たり前だよね。
それにしても私もレイも負けん気が強いのに、いったいデニスは誰に似たのだろうか???
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NYでフリーランスのライターを続けながら、NYで活躍するアーティストを応援するNY1page.comを運営。弘恵ベイリーのプロフィール執筆依頼aluchu@aol.comへ
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