アメリカ人の一人一人が食べものを大事にするべき
アメリカ人は、大量の料理をおもてなしし、残すのが当たり前の社会だ。もてなされたほうは残さなければ、デブになるか健康をそこなう。だからこそ、子供のころから「食べきれないものは、残して捨てなさい」と教えなければならない。こんな理不尽なことがあるのだろうかっていつも思うけど。食べきれないものを当たり前のようにレストランやデリが盛ってきて、少ないと消費者が不満に思う社会にいると仕方ない。
レストランに行っても、たいてい山盛りのフレンチフライとかがやってきて、「これって牛のエサですか?」的なノリである。ステーキももちろん「これって牛一頭分ですか?」的なノリで巨人が食べるレベルでサイズがでかい。むろん巨人みたいなアメリカ人でも食べきれないことが多い。デザートなんてアイスクリームの盛りも、日本で売ってる家族用サイズレベルのアイスが標準だ。日本でデザートにでるアイスのサイズがアメリカで出たら、これはキッズサイズですか?なんていわない、キッズサイズで十二分に日本の大人サイズのものだから。なので、きっとペット(猫)のケイティーちゃん用ですか?って勘違いされてしまうにちがいない。
アメリカではレストランで残りものをタッパーに入れてもらって持ち帰る人もいるけど、たいていが食べきれないものはそのままレストランの廃棄物になる。そんな風にアメリカでは、とても無駄に食べ物が捨てられている。
アメリカではレストランで残りものをタッパーに入れてもらって持ち帰る人もいるけど、たいていが食べきれないものはそのままレストランの廃棄物になる。そんな風にアメリカでは、とても無駄に食べ物が捨てられている。
食べ残しといえば、あまり栄養価は高くないが。。。わが家では最近、250ml程度のボトルの炭酸水を買い置きしているのだけど、これをだまっていると子供たちが勝手に飲んでしまう。しかも、半分飲んでふたをゆるくしてその辺に置いてるから、炭酸がぬけてしまい飲めず、捨てなければならない状態。
そのうえほんの1口だけ飲んでるボトルが放置されていたため、今回はさすがにキレてしまった。「誰がこんな無駄な飲み方してるの?」と私。「デニスだけど」とデニスが正直に名のりでた。
「ちゃんとキャップをして冷蔵庫に入れてれば、最後まで飲めたよね。自分がもし1ドルちょっと払って買ってたら、こんな無駄な飲み方をしないよね?」しばらくは、憤りに火がついて大声でどなっていた。「お父さんが、子供から金をとるのはおかしいって言うから、お金はとってなかったけど。これから炭酸水についてはお金をいただきます」と私。
炭酸水なんて水のように必須条件で飲むべき飲料とはちがって、嗜好品。飲料水とはいえ、本来は飲む必要のないものだ。しかしどんなものでも無駄にするのが平気という感性は間違っている。
怒りがおさまらず「なんでもかんでも無駄にするんじゃない」と怒りとばしていた。アメリカ人は、いつも無駄が多すぎるのだ。なんでもかんでも平気で捨てる。もらったばかりのオモチャも、自分の好みにあわないからと平気で捨てる。洋服も捨てる。レイと知り合ったころに、買ったばかりのアイスティーのボトルの内容物を確認して「これには添加物がたくさん入りすぎている」といって、レジに返せばいいものを、ごみ箱に捨てたことは今も鮮明に記憶している。
とにかくアメリカは捨てる社会なのだ。ただし食品にこれを持っていかれては困る。それは食うに困ってる国の人たちがいるからだ。
余談だが仕事でも、無駄な紙をどんどん使って、どんどん捨てる。日本も無駄な資料が多いけど、とりあえず捨てるとはわかっていても数年間はとっておく。アメリカでは、こんな風にレポートするためのテンプレートつくりましたよってことまでプリントして置いてくれる。テンプレートは報告書を書くときに決められた定形フォームみたいなものであって、まったくプリントする必要のないものだ。無駄な資料をつくったはなから、シュレッダーするごみだめへと廃棄されるのだ。だったら最初からプリントしなければよいではないかって思う。
これからの時代、本気で資源や食料の無駄づかいをなくすことを考えていくべきだ。それは子供たちに無駄をなくすということを教えることから始まるのだと思う。
とにかくアメリカは捨てる社会なのだ。ただし食品にこれを持っていかれては困る。それは食うに困ってる国の人たちがいるからだ。
余談だが仕事でも、無駄な紙をどんどん使って、どんどん捨てる。日本も無駄な資料が多いけど、とりあえず捨てるとはわかっていても数年間はとっておく。アメリカでは、こんな風にレポートするためのテンプレートつくりましたよってことまでプリントして置いてくれる。テンプレートは報告書を書くときに決められた定形フォームみたいなものであって、まったくプリントする必要のないものだ。無駄な資料をつくったはなから、シュレッダーするごみだめへと廃棄されるのだ。だったら最初からプリントしなければよいではないかって思う。
これからの時代、本気で資源や食料の無駄づかいをなくすことを考えていくべきだ。それは子供たちに無駄をなくすということを教えることから始まるのだと思う。
こんな風に思いながら怒りをデニスにぶつけてしまった。すると「わかったよ炭酸水の料金を1ドル払うから、そんなに怒鳴らないで」と1ドル渡された。おそらくここで私がしつこく言っても、聞き入れてもらえないと思ったので、それ以上デニスにうったえ続けることはやめた。だが私が伝えたかったことは、そういうことじゃなかった。。。だからここに記しておこう。
私の昭和初期生まれの母は、いつも食べ残しをいやがる。私も去年までは「アメリカにいてまで食べ残しを食べているから、かえって食べることに充足感を得られなくて太るんじゃない?」って言ってたけど、無駄に食べ物をすてている国の人たちが、食べ残しをなくしてそれを食べていれば、食べれない国の人たちに何かの形で還元できないのかと考えるようになった。たとえばアメリカ人の一人一人が食べ残さなければ、こんなに無駄な動物や穀物の消費は減るわけである。
資本主義社会の巨大企業とかの策略がからんでるだろうから、そうそう単純な計算ではいかないと思うけど。こうしたことをまったく教育されないまま食べ残しをしていく人を増やすよりも、ちゃんと子供のころから食べ残しがなぜ悪いのかということを知り、食べ残しをすること、しないことが世界規模でなんらかの影響となることを知るべきで。それが結果的に、残った食べ物を少しでも食べれない国に還元する方向へと転換していくのではって思うのだ。
先進国の人たちの間では少子化が進み、貧しい国の人たちは子供が増え続けている。子供を食わせることもできないのに、後先考えずに子供をつくってしまうのが悪いんだと、貧しい国の人たちを批判する先進国の人もいるが。自分が食べることや、自分の子供を食べさせるためとかなんとか考えるのではなく、もっとグローバルに世界規模で子供を食べさせていくことを考えるべきなのではないだろうかって思う。そのための簡単な方法として、自分たちが食べ物の無駄をなくすことから始めなければならない。
私の昭和初期生まれの母は、いつも食べ残しをいやがる。私も去年までは「アメリカにいてまで食べ残しを食べているから、かえって食べることに充足感を得られなくて太るんじゃない?」って言ってたけど、無駄に食べ物をすてている国の人たちが、食べ残しをなくしてそれを食べていれば、食べれない国の人たちに何かの形で還元できないのかと考えるようになった。たとえばアメリカ人の一人一人が食べ残さなければ、こんなに無駄な動物や穀物の消費は減るわけである。
資本主義社会の巨大企業とかの策略がからんでるだろうから、そうそう単純な計算ではいかないと思うけど。こうしたことをまったく教育されないまま食べ残しをしていく人を増やすよりも、ちゃんと子供のころから食べ残しがなぜ悪いのかということを知り、食べ残しをすること、しないことが世界規模でなんらかの影響となることを知るべきで。それが結果的に、残った食べ物を少しでも食べれない国に還元する方向へと転換していくのではって思うのだ。
先進国の人たちの間では少子化が進み、貧しい国の人たちは子供が増え続けている。子供を食わせることもできないのに、後先考えずに子供をつくってしまうのが悪いんだと、貧しい国の人たちを批判する先進国の人もいるが。自分が食べることや、自分の子供を食べさせるためとかなんとか考えるのではなく、もっとグローバルに世界規模で子供を食べさせていくことを考えるべきなのではないだろうかって思う。そのための簡単な方法として、自分たちが食べ物の無駄をなくすことから始めなければならない。
2013年の日本、農林水産省が出している統計
世界には70億人程の人がいて、毎年増え続けています。そのうち8億4千万人以上の人が満足な食事ができずに困っていることを知っていますか?
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/learn/global2.html- 関連記事
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