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ブラックバイオリンのコンサートは子供の教育にもよかった

ブラックバイオリン、デュオのバイオリニストのPurchase大学で行われたコンサートに子供たちを連れて行った。彼らの演奏をNYのどこかで見た気がしたから彼らの存在を知ったのだけど、ネット上だったのだったのだろうか???どちらにしても、私はかなり以前から気になっていたアーティストなのだ。

「お母さん、ぜったいエリカと婆ちゃんはコンサートの最中に寝るよ。ほらこの間、YOYO-MA(世界で有名なチェリスト)の時にも寝てたでしょ」二人のいないところで小声でささやくデニス。「たぶん今回は飽きないと思うんだよね、ヒップホップとかが中心で、完全なクラシックってわけでもないから」と私は反論。

会場に集まってる人たちは、若い学生みたいな子たちや小さな子供連れのカップル、お年寄り、そしてアジア系とラテン系の人は少なかったけど人種も様々だった。コンサートが始まると、ノリノリで両手をあげたりダンスをしたりする人たちに囲まれることとなった。

そんな中、うちの子たちだけが大人しくしている。学園ドラマだと、教室で横むきに座ってる冷めたヤンキーの兄ちゃんや姉ちゃん役の生徒みたいな感じ。私だけがノリノリなのも恥ずかしいくらいだ。。。こういうところって、いつも周りのノリについていかないレイのDNAが完璧なまでにクローンされてるのだろう。

最近のヒットチャートのコピーから、クラシックをアレンジしたものまで、見事な演奏。一人が持っているバイオリンは、木でつくられた胴体の部分がなく、弦とコンピューターにとりこむために音を拾うような部分がついたエレクトリックなバイオリン。ブラックの人たちってダンスもキレがいいけど、バイオリンの音のキレもやはり素晴らしい。早い音を奏でる時など、どんなに速くもてハンパなくクリアだ。

彼らはトークも上手で、バイオリンが僕の恋人のステファニーなんだと言ってみたりして会場の笑いをさそった。そして終盤には、「今日は、ご高齢の方から子供たち、さまざまな人種の人たちが集まってくれたことにも感謝します。子供たちは、親がバイオリンを習わせようって思ってて、つれてこられた子もいると思うんだけど。たしかにバイオリンをやっていると奨学金を受けるチャンスにも恵まれる。<中略>

君たちは大人になって、オフィスで働く人になる人もいれば、教師や弁護士や医師、フットボール選手になる人もいるかもしれない。そうなった時に、僕からただ一つ伝えておきたいことは、人と同じことをやるんじゃなくて、人と違ったことをやるべきってことなんだ。僕のこのバイオリンを見て、周りの人たちは「なんだそのバイオリン?」って笑ってたんだけど。僕はこの誰もまだ使ってないバイオリンを人前で演奏してきたからこそ、スペシャルになれたんだ。

(ちょっと記憶が定かではないのだけど、こんな風な話をしてくれた)

まさに、レイと私がいつも子供たちに言い聞かせてるドストライク。「大学へ行くにしろ、行かないにしろ、とにかく何か仕事や商売になるようなクリエイティブなことを今から始めるべきだ」と常に言っている。このバイオリニストの音楽には、ノリノリではなかったんだけど、感動はしてたし楽しんでたみたいだから、彼の言葉が子供たちの心にも響いてくれてたらいいなぁ~・・・。

親に言われても、あまり本気にしないけど、案外、ほかの人から言われると「そうだな~」って思えることもあるものだから。


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