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荒野を走ってジープもパンク?

ビーチサイドで声をかけてきたエージェンシーのオバちゃんは、
ジャマイカンだった。

アクセントがレイの親に似ていたのだが、
英語が聞き取りにくい。

そして、ヒアリングに弱い私の勘違い。

「キャンペーン中だからカップルで38ドルで行けるわよ。」
なんて言ってた、デ・パーム島ツアー。

まずは、彼女が働いているホテルのデスクへ行って、
そこで100ドルのディスカウントチケットを受け取るって話。

他のホテルから客を盗むやり方だったのだ。

レイも一緒にオバちゃんに約束の時間に会う。
ツアーのバスが来るのかと思ってたら、タクシー?

「タクシーでとりあえず、ツアーデスクのあるホテルまで
行くの。あと、クレジットカードとIDは用意しているかしら?」
とオバちゃん。

「キャッシュで払うつもりだったから。ちょっと待ってて」
と、
レイがカードを部屋へ取りに行ってる間、よくよく話を聞けば。

「今からツアーするのは、街の中なの」

「え?島へ行くのでは」

「90分ほど街の中を走るの」

「え?島へ行くのでは?」

「それは、そのツアーが終わってからなの。
そのツアーが終われば、島へ行くツアーを予約できるわ。
その際に100ドルディスカウントするの」

レイが戻ってきて、結局
レイが渋い顔をしてキャンセル。

次の日にあるシュノーケリング・ツアーを
ホテルにデスクがあるエージェンシーに頼んだ。

そして何もすることがないので、
島を車で回った。

砂漠のような場所にサボテンの森。
サボテン

「素晴らしい」と、私が言えば、
レイが「イェ~ッ」と低い声。

「ナチュラルブリッジへ行こうよ!もう、二度とここへは
来ないかもしれないでしょ」と私。

「OK」

橋へ行けば、

「こんなのそこいらで見れるだろ」とレイ。

たしかに日本海とかに行ったら、たくさんありそうな
橋のようになった岩。
橋

たいして美しい光景でもない。

「いや、そんなことはないと思うよ」と私。

岩よりも、何よりも
まだまだ開発されていないサボテンの荒野が美しかった。

橋を見に行くまでも、石がゴロゴロしている土地を
走っていく。

ジープのタイヤさえパンクしていた。

通りで、車をレンタルする際に、係りの姉さんが
「スペアタイヤと交換するための道具は一式
ここに入っています」と確認したのである。

もっともっと
観光地化されて舗装される前に
是非訪れてほしい場所である。
荒野

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