アルーバのシュノーケリングツアーで魚屋さん?
友人ヤスコさまにお勧めいただいたのに、デ・パーム島ツアーの予約が取れなかった。
デ・パームでシュノーケリングすれば、魚が浅瀬にいても、すぐそこへ寄ってくるって話だったのに。
私たちのツアーは、ペリカンツアーのシュノーケリングツアー。マイケル富岡くりそつの兄さんが
舵を取り、船長はジェイミー・フォックスをちょっとお年寄りにした感じのオヤジ。さすが海の男、
オヤジになっても贅肉がまったくなく、筋肉質な肉体。
シャンペンやカクテルは飲み放題で、スナックとランチつき。
オヤジが作ったというポテトサラダは、船の上にて青い空に青い海と青い空気に
囲まれていたからかもしれないが、かなりうまかった。
「パエリアには、シーフードがたくさん入っていてナチュラルバイアグラだよ」とオヤジ。
パエリアの味も悪くない。
デザートには、パパイアやスイカにパイナップル。これも船の上で食べるとうまい。
島の歴史について冗談まじりにガイドしてくれる。

最初のスポットはアラシという場所の浅瀬。
レイにも強引にやらせたのだが、いきなりシュノーケルに水が入ってきたらしく、
「溺れるのが怖いから」と、すぐに船に戻った。
それにしても美しい、ものすごい数の黄色い魚たちがうごめいているのだ。
コネチカットの水族館には数匹しかいないトロピカルな魚たち。
場所を移動していくうち、縞々の黄色い魚に囲まれた。鮮明な青いやつもいる。
岩陰には真っ黒なとげをもつウニ。
きっとこいつを割って食べたらうまいだろうなって思っていた。
しばらく泳いだ後に、場所を移動。
移動中に「サメは、ほとんどお休みしているんだけど、水曜日だけしか出てこないから」と、
ガイドが冗談を言う。今日はまさしく水曜日。
55フィートと、かなり深いところへ行った。海も水色でなく、青が濃くなった。
第二次世界大戦中に沈められたドイツ船Antillaの上。
ボロボロになって沈んでいる船体は、すでに海の生物たちによって
覆われているんだけど、不気味。足が届きそうで、恐ろしい。
タイタニック号は、映画監督がものすごい金をかけて小さな自動で動くカメラをもぐりこませ
たりして船の中をフィルムに収めているらしいけど、
Antillaは、シュノーケリングやダイビングのスポット。ダイビングだと、この船の中を通ったり
するという。
波も荒くて、レイと一緒でなかった私は、一人で泳いでいたのだけど、
一瞬ほかの人たちの姿が見えなくなって慌てた。
不気味な船体に今にも吸い込まれそうな気がして、全力で船に戻った。
魚を見て楽しんでるどころじゃなく、怖がりな私にとっては、
ホラー映画より怖かった。
浅瀬にはいなかった大きな魚、サンマみたいなヒョロ長い魚の大群もいて
これもまた焼いて食べたくなった。
船に待っていたレイとコネチカットから来てる中年の水色ビキニの女性と会話。
テニスプレーヤーのナブロチロワ似で肌の色も同じくらいに焼けている。
「どうだった?」
「焼いたら美味しそうな魚がいたわよ」と答えたら、ナブラチロワが笑っていた。
ナブラチロワは10日間ほど夫婦でバケーションで来ていて、ホテルにキッチンがあるので
簡単な朝食は作って食べているという。誰にでも声をかけていて気さくだし、
旅なれてる感じ。
「昨日はデ・パームツアーへ行ったのよ」とナブワチロワが言う。
「このツアーと比べてどうだった?」と聞けば、
「これより50倍は、デ・パームツアーがよかったわ。スヌーバといって
大きなヘルメットみたいなのをかぶって海の底を歩くツアーをしたのだけど、
レインボーカラーや黄色やブルーの大きな魚が、周りに寄ってくるのよ。」
「あぁ~残念。それって友人が勧めてくれたツアーだったのに」

再び移動して、最後に浅瀬へ戻った。シュノーケリングももちろんのこと、
お酒もラストスパート、船の中で私はラム&コークやらシャンペンを飲みまくる。
料理も酒も、オヤジのジョークもいけていたのでヨシとしよう。と思っていたところで
浅瀬にてイカの大群に出会った。
40匹ものイカが、身体をヒラヒラとさせながら泳いでいる。
上から見ると、ボラみたいにも見える。
これをスライスして揚げたてトマトソースにディップして
食べたいなぁ~。などと、またしてもリアルにカラマリを想像していた私。
一匹ぐらい捕まえて、持って帰りたい!って思った。
ライフジャケットをつけているし、潜って捕まえることなんてできないし、
シュノーケリングのルールとして生態をこわしてはならないし、怪我をするので
岩や魚には触れないようにしてくれと注意されていた。
魚を見ていても食材にしか見えない私もどうかと思うけど、
レイはもっとひどかった。「こんなのタダの魚だよ。魚屋へ行けば
いつでも見れるし」と一言。
「美しいとか、感動はあんたにはないの?」と、私は、あんぐりと口を開けたのだった。
アルーバ、ステキな島だけど、これが最初で最後の旅となりそうだ。
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デ・パームでシュノーケリングすれば、魚が浅瀬にいても、すぐそこへ寄ってくるって話だったのに。
私たちのツアーは、ペリカンツアーのシュノーケリングツアー。マイケル富岡くりそつの兄さんが
舵を取り、船長はジェイミー・フォックスをちょっとお年寄りにした感じのオヤジ。さすが海の男、
オヤジになっても贅肉がまったくなく、筋肉質な肉体。
シャンペンやカクテルは飲み放題で、スナックとランチつき。
オヤジが作ったというポテトサラダは、船の上にて青い空に青い海と青い空気に
囲まれていたからかもしれないが、かなりうまかった。
「パエリアには、シーフードがたくさん入っていてナチュラルバイアグラだよ」とオヤジ。
パエリアの味も悪くない。
デザートには、パパイアやスイカにパイナップル。これも船の上で食べるとうまい。
島の歴史について冗談まじりにガイドしてくれる。

最初のスポットはアラシという場所の浅瀬。
レイにも強引にやらせたのだが、いきなりシュノーケルに水が入ってきたらしく、
「溺れるのが怖いから」と、すぐに船に戻った。
それにしても美しい、ものすごい数の黄色い魚たちがうごめいているのだ。
コネチカットの水族館には数匹しかいないトロピカルな魚たち。
場所を移動していくうち、縞々の黄色い魚に囲まれた。鮮明な青いやつもいる。
岩陰には真っ黒なとげをもつウニ。
きっとこいつを割って食べたらうまいだろうなって思っていた。
しばらく泳いだ後に、場所を移動。
移動中に「サメは、ほとんどお休みしているんだけど、水曜日だけしか出てこないから」と、
ガイドが冗談を言う。今日はまさしく水曜日。
55フィートと、かなり深いところへ行った。海も水色でなく、青が濃くなった。
第二次世界大戦中に沈められたドイツ船Antillaの上。
ボロボロになって沈んでいる船体は、すでに海の生物たちによって
覆われているんだけど、不気味。足が届きそうで、恐ろしい。
タイタニック号は、映画監督がものすごい金をかけて小さな自動で動くカメラをもぐりこませ
たりして船の中をフィルムに収めているらしいけど、
Antillaは、シュノーケリングやダイビングのスポット。ダイビングだと、この船の中を通ったり
するという。
波も荒くて、レイと一緒でなかった私は、一人で泳いでいたのだけど、
一瞬ほかの人たちの姿が見えなくなって慌てた。
不気味な船体に今にも吸い込まれそうな気がして、全力で船に戻った。
魚を見て楽しんでるどころじゃなく、怖がりな私にとっては、
ホラー映画より怖かった。
浅瀬にはいなかった大きな魚、サンマみたいなヒョロ長い魚の大群もいて
これもまた焼いて食べたくなった。
船に待っていたレイとコネチカットから来てる中年の水色ビキニの女性と会話。
テニスプレーヤーのナブロチロワ似で肌の色も同じくらいに焼けている。
「どうだった?」
「焼いたら美味しそうな魚がいたわよ」と答えたら、ナブラチロワが笑っていた。
ナブラチロワは10日間ほど夫婦でバケーションで来ていて、ホテルにキッチンがあるので
簡単な朝食は作って食べているという。誰にでも声をかけていて気さくだし、
旅なれてる感じ。
「昨日はデ・パームツアーへ行ったのよ」とナブワチロワが言う。
「このツアーと比べてどうだった?」と聞けば、
「これより50倍は、デ・パームツアーがよかったわ。スヌーバといって
大きなヘルメットみたいなのをかぶって海の底を歩くツアーをしたのだけど、
レインボーカラーや黄色やブルーの大きな魚が、周りに寄ってくるのよ。」
「あぁ~残念。それって友人が勧めてくれたツアーだったのに」

再び移動して、最後に浅瀬へ戻った。シュノーケリングももちろんのこと、
お酒もラストスパート、船の中で私はラム&コークやらシャンペンを飲みまくる。
料理も酒も、オヤジのジョークもいけていたのでヨシとしよう。と思っていたところで
浅瀬にてイカの大群に出会った。
40匹ものイカが、身体をヒラヒラとさせながら泳いでいる。
上から見ると、ボラみたいにも見える。
これをスライスして揚げたてトマトソースにディップして
食べたいなぁ~。などと、またしてもリアルにカラマリを想像していた私。
一匹ぐらい捕まえて、持って帰りたい!って思った。
ライフジャケットをつけているし、潜って捕まえることなんてできないし、
シュノーケリングのルールとして生態をこわしてはならないし、怪我をするので
岩や魚には触れないようにしてくれと注意されていた。
魚を見ていても食材にしか見えない私もどうかと思うけど、
レイはもっとひどかった。「こんなのタダの魚だよ。魚屋へ行けば
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