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西郷どんの味をニューヨークで

私は、子供のころから父が鹿児島出身だったこともあって
べぶまき(あくまき。一部地域かもしれないが、べぶ(鹿児島弁で牛のこと)に包の竹の皮が似ていることから、こう称する)というものに親しんできた。

よく祖母が作ってくれたが、
祖母のいない今は、叔母が作って送ってくれている。

その、べぶまきが
NYへやってきたのは、この夏に母が来た時のこと。

あくの味が強くて、子供たちは嫌いだろうと思い、
母が持ってきた
5月の末から8月の今日まで冷蔵庫に放置されていたのだが。

今朝、固くなったその竹の皮をはがして驚き。

さすが西郷どんも西南戦争に持参したといわれる保存食。
カビも生えずに黒く光っていた。

レンジでチンして、やわらかさを復活。

って、昔の人は、どうやってやわらかくしてたんだろ?

多めの砂糖に醤油を少したらして、本来の食べ方で
子供たちに与える。

「美味しい~!」とデニス。
あやも美味しそうに口にした。

エリカだけは、一度口に入れて吐き出したが・・・。

デニスは、茶碗1杯くらいの量を完食したのだった。

鹿児島から時空を越えてニューヨークへ渡ってきた
べぶまき。

作ってくれた叔母には、もちろん感謝!
そして
西郷どんのパワーをなぜだか感じた。

鹿児島が誇る、オーガニックの保存食。

きっとデニスたちの世代で、べぶまきを食したアメリカ人は、
デニスとアヤとエリカだけかもしれない。

それだけで、べぶまきという食文化を保存している叔母や
それをわざわざ日本から運んできた母に脱帽している。

今度、レシピを聞いて作ってみたくなった。

食文化は、それを絶やさないためにも、
受け継がれていく必要があるのだ。

ジャマイカのラムケーキとかも保存すべき食文化だよね。
(こっちは甘くてわかりやすい味で、美味しいし
簡単に残りそうだけど)

べぶまきってば。

この、まさしくアクの強い味を一般のアメリカ人が理解できるかどうかは、わからない。
けど、
もしかしてニューヨークだったら、スローフードとかでブームになれたりしないかな???

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Comment
うちのばーちゃんは「あくまき」って言ってたね。
ちなみに、宮崎は都城の出身。
小さい頃に、ばーちゃんの実家に行くと、
いつも出されて、げんなりしてた覚えがあるよ。
だから、デニスがそんなに食いつくとは・・・かなりビックリ!
近い
>みこさん
父が鹿児島の末吉出身なので、めちゃ近いね。
父の実家に里帰りして
都城のスナックで飲んだことある。って、どこでも飲んでるワシ。
都城は賑やかで楽しかったっす。
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