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遊びに行けば長居させられるお隣さん

今日は、義理妹ジョアンの家に近い公園で子供たちを遊ばせたが、
デニスが小さな子供の遊具ばかりですぐに飽きた。

「こんな小さな滑り台なんて、もうやらないよ。頭がつかえてるもん」だって・・・。
デニスもお兄ちゃんになってきたのだなぁ~。

「じゃー仕方ないから、家の近所でタコでも飛ばそう」とハドソン川沿いの公園へ。

風がなくてタコは、飛ばなかった。

結局、家へ帰ったら、待ってましたとばかりにお隣のエリスがやって来た。

しばらく家の庭で遊んでいた。そして夕方になったので、エリスを送って
家へ行った。

ら、

エリスの父代わりのマルコが、
「ちょうどコーヒー入れたところなんだ。飲んでいきなよ」と言った。
ラテン系の人は、気軽にお隣さんと仲良くなれる。

これって私の母の世代は、日本でもそうだったんだけどな。
家には、仲良しの近所の人たちが遊びに来て、お茶してたりしたもの。

マルコは、自分が改装した部屋を得意気に見せてまわってくれた。

その間、エリス母のカティーは、コンピューターの修理をするため
ヘルプデスクに電話していた。

「モニターが2秒で切れるのよ、ヒロエ」電話をかけながらカティーが言った。
「それって、買い換えないと無理だよ」と私。

ヘルプデスクに「保障期間が過ぎているから、修理には50ドルかかる」などと
言われ。

で、それからさらに1時間ほどヘルプデスクと電話口で格闘した挙句、
結局「買い換えた方が安いみたい」と、カティーがぼやいた。

子供たちをつれて帰ろうとすると、
「今からせっかく、お絵かきしてるみたいだから、置いてっていいわよ」と言ってくれた。

ラッキー!と、レイも帰ってきているし、子供たちを置いてすぐさま自宅へ戻る。

それから40分ほどして、夜の8時半を回っていたので、お迎えに行った。

「ホットチョコレートを飲んでたところなの」とカティー。
デニス以外の子供たちは、それぞれにホットチョコを飲んでいる。

「ヒロエも飲んでみて!このホットチョコにモッツァレラチーズを入れると
美味しいのよ」と、カレーを食ったばかりの私に、高カロリーなものを与えてくれた。

「いや、晩御飯食べたばかりだから」と一度は断ったが、ラテン系はわりと強引。
カティーは言った端からモッツァレラチーズをカットして、ホットチョコレートにドボドボと
入れてくれてた。

「じゃーいただいていくわ」と、Noと言えない日本人な私。

それから結局、
カティーの日本人のお友達が、耳や鼻のレプリカを造る仕事についてる話やら、
マルコの家族は16人兄弟だとか、

いろいろな話を聞いた。

その日本人のお友達は、歯科技工士の勉強をしていた時に、
日本からお土産に100均とかで買える、お薬を小分けするケースを
買ってきてあげていた。さすが日本人!

なんとクラスのほとんどの人に買ってきてあげてたそうだ。

「これを早く使えるように、歯科技工士の仕事がしたいの」とカティー。

そんなこんなで話を聞いてる間に、9時近くになってきた。

「さすがにもう帰らなくちゃ」と言ってたら、
「子供たちがいて賑やかな声がするのが大好きなの」とカティーとマルコ。

「だったら、家の子をいつでも貸すから。見てて」と笑った。

ラテン系ってアットホームなのだ。

家へ帰ったら、
デニスが「マミー、まだディナー食べてないよ」の一言。

「マミーがディナーだから帰ろうって言ったら、一緒に帰ってこなかったでしょ」と叱る。

「ディナーも食べさせないで遊ばせてたのか?」とレイに叱られた。

子供を引きずってでも親の言うことを聞かせるって、とてもエネルギーがいることだ。

私は、それが苦手なのである。

それは私がずさんなのではなく、もしかしたら私もラテン系なのかもしれないと、ふと思った。

カティーの家でもわかるように、
ラテン系って、子供に好き勝手なことをさせてあげるのだ。

今日も、カティーは、娘のエリスを中心に、子供たちが勝手に
お掃除のスプレー剤を床にまいて、スポンジで拭いていたのだけど。
「危険なことさえやらなければ、構わないの」と笑っていた。

おおらかなのだ。

レイがコノ光景を見たら「こんな化学薬品を子供たちに触らせて!」って大目玉だよ。

レイの子育ては、自分の尺度だから。

私も、ラテン系な考えなのか、
このレイがいつでも「危険だからやめさせろ」って言ってることの
意味がわからない。

だから、強引に親の言うことを聞かせるっていう意味もよくわからないのかもしれない。

結局、レイと私の考えは平行線をたどってしまい、口論となった。

親はボスであって、言うことは聞かなければならないけど、
自立心も育ててあげなければならないと思う。

そのバランスは難しい。

自立できない子供たちというのは、きっと
親の言うことだけを聞いてきた子供だと思うのだ。

私の場合、母から自立心を尊重して育てられたがゆえに、個性がありすぎたのか、
かなり日本社会で苦労した。

それなのに、逆に自立心を育てる気のない男と一緒になるなんて不思議。

レイの方が頑固オヤジで、日本人っぽいのである。

目の前に、ちゃぶ台があったら、星一徹のようにひっくり返しそうだもん。

とはいえ、今の日本のパパたちは、子供に対して星一徹な態度なんて、
なさそう。

<NY1page.comより>

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