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アメリカのドラッグストアへ東奔西走

今回は、アメリカのドラッグストアにしてやられた。

ある日、

糖尿病のカウンセラーがくれたサンプルのキットが使いやすかったので、
ドクターにプリスクリプションを書いてもらってドラッグストアへ。

その時に、髪の毛を茶色いブレードにした長い爪のブラック姉さんから、

「まだ前回買った時から1ヶ月たっていないから、保険はカバーしないわよ」
って言われた。

ので、100枚で100ドル以上もするストリップを保険なしで買うのはバカらしいから、
数週間待つことにした。

数週間待った後に、とうとう
アヤの血糖値を計るためのストリップがなくなった。

ドラッグストアへ行ったら、
アジア系の兄さんから、
「明日からだね、保険がカバーするのは」って言われた。

仕方がないので、CVSブランドの10枚ストリップがついている
安い検査のキットを買った。

家へ帰って開けてみると、すでに誰かが使った後。
ストリップも8枚しか残っていないじゃないか。

すぐさまドラッグストアへ戻り、
商品を取り替えてもらった。

そして次の日、

「じゃー、今日から保険がカバーするわよね」と、これまた最初にいた
ブラック姉さんにプリスクリプションを渡した。

「ちょっと待って、ドクターと話さないと保険が本当にカバーするのかわからないから。
ドクターの指示に従うから、こちらから電話するわね」

自宅で待機するが、次の日の午後になっても連絡がない。

「バカだなぁ~、なに信用してんだよ。
やつらが電話してくるわけないだろ!直接、行ってみなよ」とレイに叱られた。

あぁ~、まだ私は日本人の癖でついつい人を信じるって精神が。。。

とにかく行ってみたら、

「あぁ~あなたにちょうど電話しようと思ってたところなの」とブラック姉さん。

ウソつけ!

って思ったので、無言で睨み返した。

姉さんは、ちょっとだけ申し訳なさそうに、

「実はね、ドクターがこの1800(フリーコール)のナンバーに
電話して、メールオーダーにしてって言ってたのよ」

なにぃ~~~!これだけ何度も往復して、
結局は保険なしでしか買えないのかい?

「保険がカバーしないなんて、バカバカしいでしょ?
メールでオーダーすれば保険がカバーするんだっていうから、
そっちのほうがあなたにとってもいいわよ」と今までぶっきらぼうだった
姉さんが丁寧に言った。

はらわたが煮えくり返ってきて、モツ鍋状態になりそうだったが、
子供たちと一緒だったので、平静を保った。

「プリスクリプション持ってるでしょ。返して!」

姉さんは、

「ハイハイ、ちょっと待ってて」と慌てたように、いつもは客を待たせるくせに、
すさまじい勢いでコンピューターにインプット処理をして返してくれた。

そして静かに呼吸を整え、私は店を出た。

「レイ、やっぱり買えなかった」と私。

「じゃー、ウォルマートへ行けば20ドルで50枚ストリップが入ってるキットが
あるから、それを買えば?」

すぐさま行ってみるつもりが、やはり保険で安く買えることが気になる。

もう、ドクターが最初にくれた、前に使ったキットを使って、
同じストリップでいいやと決め、ブラック姉さんのいない
同じ系列の別のドラッグストアへ足を運んだ。

そこには待ってるうちにも、
「ちょっと待っててね」と声をかけ、客を待たせていることを気にかけてくれる
人たちだった。ほっと胸をなでおろす。

「このストリップがほしいのだけど」

「プリスクリプションはある?」

「前に買ったものと同じで、ドクターがリフィルできるように回数を書いてたはずなの」

データをチェックする姉さん。

「このストアにプリスクリプションをドロップしてないわね。コネチカットになってるわ」

「夫がコネチカットで購入したから」

「じゃーそちらで買ってください」

こらぁ~~~っ!って拳骨を入れたくなったが、この姉さんには
今までの苦労などまったく関係ない。

子供たち3人をつれて、
安いキットを買いにウォルマートへ。

本当に50枚で20ドル程度のキットが売っていた。

あり得ない。。。私の東奔西走の苦労はなんだったのか?

保険がきいても、私らが買おうとしているストリップは
100枚で70ドル近くするのだ。

検査のマシンがついていて50枚のストリップがついていて、
小さな弁当袋のような袋までついていて、
これで20ドル。。。

つまり20ドルで作れる製品なのだ。

いったい腹黒いメーカーは、どれだけ病気の貧乏人から金をむしり取ったら
気が済むのか?

バカらしいので、保険のことは忘れ、
ウォルマートでこれから先も購入することに決めた。

もう使えないドラッグストアの連中にプリスクリプションを渡すのはたくさんだよ。
時は金なりなんだから。

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Comment
あーーー。。。
なんか、CVSやらデュアンリードやらでいたーい思いをしたのを鮮明に思い出しました。

どうしてあんなに適当なのに職にありつけるんだ、とも思いました。帰国したときに、日本のサービスのきめ細かさに感動しましたが、逆を言えば日本ではそれぐらいのサービスをしても当然、もしくは自分が働く立場だったらきめ細かさを求められるわけで。。

適当でも怒らないアメリカ人、親切にしても感謝しない日本人、どっちがいいんでしょうね?
日本かな
>fukusukeさん
たしかに日本だとサービス行き届いてるよね。病院の受付もこちらでは日系でさえ無愛想だから、駐在の奥さんたちはちょっと面食らうみたい。

アメリカでは逆に、できないのが当たり前になっちゃってて、どれだけがんばっても感謝されそうにないから、やはり日本に軍配をあげます!
確かに。。。
セントラル AVE沿いの某日系病院の受付の日本人のおばちゃんはかなり無愛想だった。。。。

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